油揚げ菓子がたまらなくおいしいのはこの快感のせいだったのか。そういえば、甘いものにも同じような反応があるという研究結果があった。
人類が今ほど食物に困らなくなってから(一部だが)、たった100年かそこらしか経っていない。生物としての人類はまだ、飢えの恐怖におびえる生物の本能を失っていないのだろう。甘いものや油物はそのまま高品質のエネルギー源だ。これを食べると快感が得られるのはエネルギー摂取への欲望を喚起するためだろう。
また、不規則な食事習慣をしていると、同じカロリーの食事を取っていても脂肪が残りやすいというのもこの本脳のせいだろう。「不規則な食生活=>いつ食べられなくなるか分からない=>飢えへの恐怖=>もしものための貯蔵=>脂肪として溜め込む」だから。