2013年1QのPC国内出荷は4.6%減の412万台(IDC)

 2013年1月~3月のパソコン出荷台数が発表された。出荷なので、売上がどうなっているかは分からない。年末商戦でだぶついた在庫調整のために売上より出荷が少ない可能性もあるし、出荷された台数が売れずに在庫の山を築いている可能性もある。

 先日見た4月のパソコンの売上の対前年比減少も合わせてみると、個人市場の景況感やモバイルデバイスへのシフトの影響が大きく出たという可能性もある。また、家庭向けと企業向けとの割合によってメーカー毎に明暗が分かれたようだ。

2013/1~3 パソコン増減率
  家庭 ビジネス 合計
東芝 17.8%減 12.3%増 5.0%減
デル 16.9%減 17.1%増 10.7%増
富士通 33.4%減 23.0%増 0.9%増
HP 41.9%減 1.4%減 9.0%減
NEC レノボ 22.8%減 2.4%増 8.6%減
合計 20.0%減 9.0%増 4.6%減
パソコン売上台数単位:万台
  家庭 ビジネス 合計
2013/1~3 163 249 412
2012/1~3 203 228 431

2013年1QのPC国内出荷は4.6%減の412万台――IDC調べ – ITmedia エンタープライズ
 IDC Japanは5月27日、2013年第1四半期(1~3月)の国内クライアントPC出荷実績を発表した。出荷台数は前年同期比4.6%減の412万台となり、ビジネス市場では9.0%増の249万台だった一方、家庭市場は20.0%減の163万台だった。

 同社によると、家庭市場のPC出荷台数は非常に厳しい結果だった。多くのベンダーが2けたのマイナス成長となる中で、国内シェア6位のアップルがキャンペーンなどによって前年同期比27.3%増となった。ビジネス市場では円安によって企業の業績が回復基調への期待が高まったこと、2014年に4月にサポートが終了するWindows XPの買い換えを早める企業が増えたことが要因となり、プラス成長を維持した。

 ベンダーシェアではNEC レノボ グループが家庭市場で22.8%減、ビジネス市場では2.4%増となり、全体では8.6%減だった。富士通は、家庭市場で33.4%減、ビジネス市場で23.0%増、全体では0.9%増、東芝は家庭市場で17.8%減、ビジネス市場で12.3%増、全体で5.0%減、HPは家庭市場で41.9%減、ビジネス市場では1.4%減、全体で9.0%減、デルは家庭市場で16.9%減、ビジネス市場で17.1%増、全体で10.7%増となった。

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