発信者番号詐称の謎が解けた

 企業の防犯意識を高める勉強会で、警察の防犯対策の人がいろんな手口について注意を喚起していた。大半は既知の事柄だったが、二つ新しい情報があった。それが電話番号詐称。

 メールアドレスの詐称なんて日常茶飯事過ぎて気にもならないが、電話番号は無理だろうと思っていた。ところが、あったらしい。コールバックを使って外国経由でかけさせるという手口だ。コールバック自体が成りすまし電話みたいなものだから、指定の番号を表示させることは簡単だろう。正規の申込番号を表示させることすら既に成りすましともいえる。そのときに、別の番号を表示させるのは全く同じ技術でできる。

 国内の長距離電話の価格が大暴落してしまったので、最近はコールバックを聞くことは減ったが。こういう付加価値があれば話は別だ。悪いおじさんが利用しないはずがない。発信者番号すらあてにならない時代になった。

 もう一つが、国際ローミングを逆手に取った海外プリペイド携帯。そう、海外で日本の業者とローミング契約しているキャリアの出しているプリペイドを持ち込むという手。

 詐欺師は技術の動向にも敏感でなければならない。

#ところで、この会議で、警察関係者の並んでいる席には灰皿があって、みんなが何本も吸っていた。企業の出席者が誰も吸っていないのと対照的だった。

#ケータイの着信メロディが何回か鳴った。今時、会議の途中に着信音が鳴るなんて・・・

#ケーサツ関係者は経済一般より総会屋やヤクザのほうが馴染みがあるようだ。これは、前にも書いたことの追認。

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