- マリー・アントワネット
- ギロチンのまえではじめて気高くなった
- ベアトリーチェ・チェンチ
- 父にはずかしめられた十四歳の少女は天使のように愛らしかった
- ジョルジュ・サンド
- 男性遍歴をしながら一度も満足しなかった
- アグリッピーナ
- 権力を争う母と子、ネロとその母
- ローラ・モンテス
- 現代ならばさしずめデヴィ夫人(?)
- 和泉式部
- 華やかな自由恋愛のチャンピオン
- サッフォー
- レスビアン詩人
- ジャンヌ・ダルク
- 魔女として、生きながら焼き殺された
- エリザベス女王
- 男たちに取り巻かれながら、実は処女だった
- シャルロット・コルデー
- 裁判をうけながら肖像画を描かせた、フランス革命の女闘士
- サロメ
- 冷感症の熱い女
- エロイーズ
- 二十年間、火のような恋文を書きつづけた
- 細川ガラシア夫人
- 女の主体性と自由を守りぬいた反体制のヒロイン
- ルネ・ペラジー
- 愛する夫の出獄の日、謎の離別をしたサド侯爵夫人
- ワンダ・リューメリン
- マゾヒズムの元祖マゾッホと奇妙な契約結婚をした
- 聖母マリア
- 畸形か、奇跡か? 処女懐胎した
- 金髪のイゾルデ
- 一日会わなければ病気になり、三日会わなければ死ぬという「愛の飲み物」を飲んだ
- マリリン・モンロー
- 私生児として生まれ、母親の発狂で孤児院に、十四歳で最初の結婚をした
- 建礼門院徳子
- そのとき二人の心をよぎったものは?かつての敵、後白河法皇を寂光院に迎えた
- ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
- 女と毒薬との関係の極致 みずからの快楽のために次々と殺人を重ねた
- ポンパドゥール夫人
- 二十年は処女、十五年は娼婦、七年は女衒だった女
- 王昭君
- 国際外交のかげに泣いた悲劇のヒロイン
- マグダラのマリア
- 謎深いドラマを秘めた女性
- ヴィーナス
- フリー・セックスの実践家のように奔放に恋をした女性実の理想像
- 初版あとがき
河出文庫版
ISBN4-309-40263-1
河出書房新社1990年1月25日初版発行
単行本:1992年5月桃源社
新装版:1989年2月大和書房
文庫版:1984年7月ダイワアート
:収録作品