FUJIは8速トリプル、GIANTは9速ダブルだ。貧脚用のギア比にしたいと思ったので、FUJIはスプロケットの交換、GIANTはチェーンリングの交換を行った。 なぜこんな中途半端な方法をとったかというと、安価に済ませたかったから。一番いいのは駆動系を一式同じグレードで狙っているギア比の組合せができるものにすることだ。これが一番簡単かつ効果的だ。しかし、SORAで3万、TIAGRAでは4万以上の出費が必要になる。パーツ自体が消耗しているようならこれでもいいが、レバーや変速機などは全然問題がないからもったいない。そこで、FUJIはスプロケットを12-24から13-26にし、GIANTはクランクをコンパクトにした。 Fuji †トップの12がなくなり、ローが26になっただけで既存の枚数のギアは順番が一つずれただけなので、普通に走っている分には差は感じない。変化を感じたのは、相当にきつい坂(斜度15%以上)で少し楽になったことくらいだ。後、良く使うギアで走っているときにチェーンがまっすぐに近くなったのでギア鳴りが減ったのは副次的な効果だ。ただし、これは自分が使っているギアが低いから感じられることであって、常用域が違う人なら違う感想になるだろう。 ・オリジナル(チェーンリング:52x42x30、スプロケット:12-24)
・SORA 13-26変更後(チェーンリング:52x42x30、スプロケット:13-25)
GIANT †こちらはフロントの交換なので、全体的に影響が大きかった。従来だとインナーメインで走るかアウターで行くか迷うことが多かったが、アウターメインで上りが続きそうなときにインナーに入れるという使い方になった。只、弱い上りが続くと、一つずつ落としていって気づいたらリアがローになっていて焦ることがある。また、アウターのローがかなり軽いので、インナーに落としたのと勘違いして、「インナーローでもきついよ。このさかこんなきつかったかなぁ」と必死で坂を登ってしまうこともあった。 インナーローのギア比が1.56から1.36になったので、急坂は楽になった。というか、シッティングで対処できる範囲が広がった。 ・オリジナル(チェーンリング:52x39、スプロケット:13-25)
・コンパクトクランク(チェーンリング:50x34、スプロケット:13-25)
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