SUUNTO TRAINING MANAGAER についてのまとめ。 basics †基本画面。左のペインは3つ、右のペインは二つに分割できる。 左上のユーザが第一階層になったアウトラインプロセッサ型階層表示の中にトレーニングメニューやトレーニング結果を保管する。フォルダはネストされ任意に追加できる。 ただ、おかしいのはユーザ名が第一階層となっていて複数の表示が可能な印象を与える表示になっていること。この表示だと、複数のユーザを追加することが可能な印象があるが、ユーザをこの階層に追加することはできない(切り替える場合はログアウトして別のユーザでログインする)。ログインした時点でユーザが選ばれているのだから、画面のどこかにユーザ名をスタティックで表示すれば階層を一つ減らせるし分かりやすい。 左のペインの中段にはT6を接続しているときにT6内に保管されているログが表示される。T6内のログのメンテナンスはここで行う。STMのフォルダにドラッグ&ドロップするとログがコピーされ分析が行われる。一つのログに対して数秒の作業だ(複数選択も可)。T6の「TIME/GENERAL・UNIT」内の設定は全てここから可能。 左ペイン下段はSunntoSports?.comに保存してあるログが見れるのかもしれないが、つながらない。アカウントを作ってブラウザからログインしてもログをアップロードすることはできていない。だからいつも折りたたんだ状態。 設定ダイヤログ †このダイヤログはユーザを右クリックしポップアップメニューから編集を選ぶと表示される。このインタフェースもおかしい。本来ならユーザ関係とアプリケーションの設定はツールメニューを作ってそこにまとめるべきだ(ユーザのログイン、ログアウトはファイルメニュー)。 設定タブ:STMとT6の基本設定画面 †右上の枠に覆われた単位の設定はT6でも行えるが、こちらでやったほうが楽。 言語を英語表記にするとメニューやメッセージが英語化されすっきりと見やすくなる。が、日本語で入力したコメントやアクティビティ名が文字化けしてしまう。 アクティビティは最初は何も入っていないので、追加ボタンを押して入力する必要がある。 個人情報タブ:ユーザの個人情報の設定画面 †左の枠の項目を入力し、下のボタンを押せば標準的な数字が設定される。体重が増減した場合には数値を変更し再計算を行うことで最適な目標値やEPOCレベルが再計算される。 なお、アクティビティレベルについては、数字を選んだときに下に表示される説明を見て選ぶ。T6を使ってトレーニングを続けるとトレーニング履歴から適当な数値になるので気楽に選んでも構わない。 中の枠の項目は測定値を持っている場合は任意の数字を入力する。この例では、安静時HRと最高HRは別に計測した数字を入力している。肺活量は知らないのでソフトが設定したものをそのまま使っている(ここに問題がありそうだが。これについては後で)。 右の枠のユーザーEPOCレベルは左の情報を元に設定される。ここで設定されるレベルが各人の運動能力に応じたトレーニング負荷の指標となる。 function †graph †複数ログ(トレーニング比較) †複数ログを選択して一枚のグラフに重ねられる。拡大表示 同じメニューのトレーニングをしたときに、その時々の状態を比較するのに便利だ。SUUNTO のサイトでは、定期的にサブマキシマルコントロールトレーニングというトレーニングを行うことを推奨している。条件をそろえると効果の把握が行いやすいからだ。ちなみに、このトレーニングは、マフェトン理論の説明で効果を測定するのに使われるMAFテスト同じだ。 このグラフは、2回の帰宅時のログを重ねたもの。上段は距離、下段は時間を横軸にしている。距離を軸にすると同じ場所での状態(速度、心拍等)が比較でき、時間を軸にするとタイム差が一目瞭然だ。 複数ログ(カレンダー) †カレンダー表示で日付をクリックすると同じ日に行ったトレーニングの内容が一枚のグラフに表示される。トレーニング時間や距離だとグラフが重なるが、横軸に日付を選ぶと右のようになる。この例は、先日自宅から服部緑地に行ったときのグラフ。山の上に住んでいることが一目瞭然(^^; 100%表示 ズーム †左上の+ーのボタンでグラフの表示倍率を変えられる。長時間・長距離のトレーニングをした際に一部の区間だけを見たいときに使える。100%表示 拡大したときの横スクロールは左上の矢印ボタンまたは右ボタンドラッグで行う。真ん中を押すと全区間表示にリセットされる。 写真は六甲山東コースの小笠峠から降りてきた道との交差点から一見茶屋までの上り。標高約400mからスタートして800mまで登っているのが分かる。したには、区間の身体情報が表示される。標高差450m距離5.03kmを平均時速8.8km/hで33分かけて登ったらしい(体感的には1時間くらい登った気がしたが)。心拍数が上限(155bpm)をほぼ全区間に渡って上回っていることから負荷の大きさが分かる。 詳細情報表示 †詳細1 †このタブを選ぶと、そのトレーニングの全体または選択した区間の結果が表示される。表示は上記ズームの説明のグラフの選択区間の内容。 詳細2 †上記と同じグラフの別の項目。 マーク †上記と同じログのスプリットデータ。トレーニング中にラップボタンを押すたびに区間データが作成される。 「注意」は任意入力項目。自転車などで距離を走ったときに区間の情報を入れておくと後で便利だ。ところで、この「注意」。英語版では「Notes」となっているので「注意」というより「メモ」とか「ノート」、「注記」、「備考」のほうがいい。 データ †上記と同じログの生データ。実際にT6に記録されるのはこの形らしい。詳細2よりもさらに詳しく10秒(設定により2秒)ごとの情報がリストされる。 青で反転している箇所がこの日の最低速度・最高心拍数の箇所。自分でも一番しんどかったと記憶している場所と一致しているから面白い。 report †六甲山東ルートのレポート:3ページ目に横軸を切り替えたグラフを追加してある。心理的には時間軸が近いし、実際の斜度は距離を軸にしたほうが近い(実際の斜度よりは低く表示される)。 ジョギングのルート:短時間のトレーニングでEPOCレベルが3に入る。途中で下がっているのは信号待ち。 activity level †このソフトというか、SUUNTOのトレーニングギア全てに共通する基本的な考え方は、最適な運動負荷をかけることが最大のトレーニング効果を産むというものだ。そして、最適な運動負荷というのは、ある一定の負荷を連続してかけ続けるのではなく、各レベルのトレーニングをいろんな時間で行うことで得られると考えている。そして、そのレベルは各人の運動能力から割り出したものから算出するということだ。 つまり、初心者にとってはEPOCが30でもレベル3に該当する負荷が体にかかる可能性がある。運動に慣れて心配能力や筋力が上がると同じ運動でも軽く感じるのと同じだ。その時にさらに能力を高めるためには運動の強度を上げるしかない。これは普通に人がスポーツに取り組むときに実感できることだ。これを、心拍計を使って精密にやろうということだ。 そして、運動をする目的にあわせて必要なEPOCレベルを設定すれば、オーバートレーニングによる故障や燃え尽き、負荷不足による無駄を防ぐことができる。 要望・バグレポート †要望 †
バグ †
写真1:最後に高度がゼロまで急下降している。 ところが、詳細2の最低高度は247mと表示されている。 このときのデータ。最下行の高度が「0」。上の詳細2の最低高度と矛盾している。 該当データを削除した後のグラフ。最適な目盛りが設定されているので、上下がはっきり分かる。この場合も詳細データの最低高度は247mと変わりない。 このバグについては、標高50m以下のところに住んでいる人なら気にならない(気づかない)かもしれない。しかし、標高260mに住んでいると高低差がほとんど読み取れないようなグラフばかりになってしまう。
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