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動機

 我が家の構成は、親1名子2名(高2、中1)だ。皆、時間が無いので、ゆっくり観たい番組はビデオを使うことが多い。また、親はそれにもまして、CMや「お決まり」の繰り返しが大嫌いなので、1時間番組をビデオで早送りしながら観る。

 しかし、家族で一台のビデオを使っていることで、様々な失敗を繰り返してきた。例を挙げるときりがないが、どこの家庭でも起こっていることは一通りやっている。例えば、

  • 保管していたテープに誤って上書き
  • 行方不明
  • テープ残量が不足

 同時に、VHSテープに対する不満も大きい。

  • 重ね録画を繰り返していると、録画品質が極端に下がる(テープ残量不足を防ぐために最初まで巻き戻して録画を繰り返すためテープの最初のほうだけがひどい状態になる)
  • テープの置き場所に困る

 今では、「重要なテープはデッキに入れっぱなしにしない。デッキに入っているテープは上書きされても文句は言わない」というルールを決めて運用しているが。「昨日の晩に入ってたテープは?」といった会話は後を絶たない。

 そこで、HDD+DVDレコーダーを購入した。ここでは、東芝のRD-X4を購入し使っていく上での感想やネットで集めたノウハウなどを溜めておく場所としたい。

前提

 家族構成は上記の通り。

 映像マニアでも音楽マニアでもない一般家庭のリビングで使うだけ。音質や画質がいいに越したことはないが、悪くても内容が分かればあまり気にしない。

 以前は、ビデオの出力をステレオのアンプにつないでいたりもしたが、ステレオの調子が悪くなってからはテレビ(ステレオ対応)につないでいるだけ。

 メインのソースはアナログ地上波UHF。後は時々のレンタルDVDといったところ。デジタルビデオで録った映像をiMacで編集したもののDVD化もできるものならしてみたい。

HDDのメリット・デメリット

 ここで、HDDレコーダーの期待する特徴と予想されるデメリットを整理したい。あくまでも、購入前の期待・予想を整理した。
メリット

録画可能時間が長い
この長さというのは、「十分に」という意味。週末までに保存しておきたい番組を保存するのに十分であればいい。しかし、「十分」が80Gなのか、250Gなのか、もっと大きい物なのかはまだ不明。
柔軟な操作
検索性:シーケンシャル記録方式で一本あたりの容量が小さいテープでは絶対に到達できない。
番組情報:タイトルや内容について文字情報も記憶できるので、タイトルの選択時に無駄がない。
削除:不要になったタイトルのみをランダムに削除し、再利用できるので、容量が無駄にならない。テープの場合は、残したいタイトルの間に不要なタイトルを録画してしまったら、再利用は困難。テープごとのこの無駄な空間はかなり大きい。
記録方法
上書きの心配なし。
番組単位の保護:ソフトウェア的にロックできるので、誤って消すことはない。

デメリット

ハードトラブル
テープなら一本分のタイトルが消えるだけだが、HDDの場合は100時間以上もの記録が消える。また、差し替えることのできないHDDなので、寿命が来たときの面倒さはテープさえ置いておけばデッキが壊れても記録は損なわれないテープに比べて記録の保存性は劣る。これをカバーするためにDVD記録があるが、ついついHDDに録り溜めてしまう。
価格が高い
一般家庭で使われるVHSレコーダーが2万円程度と考えると、まだまだ高い。それ自体にメディアの代金も含んでいると考えれば当然。また、市場が立ち上がってから間がないので、開発競争への投資も大きく価格が下がるには2〜3年くらいかかるだろう。
HDDの大容量化は間断なく続いているので、近いうちに差し替え用の小型ドライブを搭載する機種も出てくるかもしれない。

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Last-modified: 2006-08-19 (土) 10:56:15