タイヤの交換方法。パンク修理も基本は同じなので、覚えておくといい。
- 左右からタイヤを押さえてビードを落とす。パンクの場合はすでに落ちている事も多いが、念のために一周押さえておく。ビードを落とすのはビードを外しやすくするため。リムの中心部はビードがはまっている部分より半径が小さいので、外す側の反対側のビードがリムの中心付近にある方が力が少なくて済むからだ。というより、タイヤによってはしっかりビードを落としておかないと外せなくなる。
- レバーを突っ込んで、てこの原理でリムを超えるように持ち上げる。タイヤレバーをスポークに引っ掛けて固定する。使っているのはシュワルベのもの。このタイプは薄いのでビードとリムの隙間にこじ入れ易い。このレバーはまとめてもかさばらないのでサドルバッグの中に入れても邪魔になりにくい。
- 最初のとっかかりは、バルブを12時の位置に置いて3時か9時の位置がいいと思う。バルブの付近だとレバーを突っ込みにくい。6時方向だと、相対するビードがバルブのせいで落ち切らないので力がいるから。
- 一カ所が引っかかったら、10cmから15cmくらい離れた場所(ちょっと浮いているあたり)にレバーを突っ込み同じようにする。3カ所目も同じようにする頃には間のレバーは緩んで外れてしまうだろう。ここまでできたら取り外しは終わったようなもの。手で一方のビードをリムの外に出してしまう。
- チューブをとりはずす。バルブ部分は最後にし、バルブの根元に力がかからないように注意して外す。
- パンクによるチューブ交換の場合は、ここのステップで新しいチューブ(または修理後のチューブ)に換えてタイヤをはめる作業に入る。
- タイヤの片方のビードをはめる。ここでは、タイヤの回転方向に注意。この写真では逆向きなので、空気を入れてから気づいたので、最初からやり直しましたf^^;
- バルブをはめる。ここでもバルブに無理な力がかからないように注意。
- チューブをタイヤにそわせる。このとき、タイヤにそわせるだけでなく、リムにはめるようにしておくと後の作業が少し楽になるかもしれない。
- チューブがタイヤの中でよじれたり噛まないようにするためにポンプ一押しくらい空気を入れる。多すぎるとビードをはめられなくなるので気持ちだけで十分。ここで、チューブをリムにはめてしまう。
- 私の場合は、はめるときにはビード側から作業します。テンションがかかった状態でバルブ部をはめるのは難しいと思うから。そしてこのとき、バルブを外周方向に押さえておく。バルブの根元の厚い部分がビードに噛まないようにするため。
- このタイヤの場合は、残り30度くらいまで簡単に手ではめられた。
- 最後が一番難しく、危険なので注意。片手でタイヤを外側に押すようにしながら片手でビードを押し込むが、ロードのタイヤだとレバーを使わないと入らないことが大半。レバーを使う場合にはチューブを噛んでいないか十分に確認する事
- ビードがはまったら、ビードにチューブを噛み込んでいないか確認。問題がなければ空気を入れて完了。
- このようにバルブが斜めになったらやり直し。タイヤによっては、空気を抜いた状態でタイヤを回せば修正できるかもしれないが、ロードのタイヤではおそらく不可能。