はじめに
会社のグループウェア(?)がLotusNotes?からサイボウズ・ガルーンに換わった。コラボレーションのツールとして評判の高い同システムについて、実際に触るのは初めてなので簡単に感想をまとめてみたい。
グループウェアは一人で使っても意味が無いし、評価についても、見誤っている可能性が高い。そこで、まず、レビューの環境を整理する。その上で、このツールがグループウェアとして有効かどうか探ってみたい。あくまでも、この環境の中での判断なので、普遍性があるとは思わない。しかし、多くのユーザーがこのレベルで四苦八苦しているのではないだろうかと思っている。
環境
- 社員数300名弱。うち、PC利用者は150名前後(残りは工場現場勤務)
- 事業所は5箇所で、半数以上が一カ所の工場勤務。管理・営業・事務の中心は工場とは離れた東京・愛知・兵庫本社に分かれている。
- 事務・営業係社員には一台ずつPCがある。
- PCはインターネット接続が可能
ユーザー環境
- 「インターネット=IEブラウジング」であり、e-mailとメッセージの区別を付けられる人間はほとんどいない。
- この会社で使われる検索サイトの大半はYahoo!
- 出張の行き先を紙の地図で確認している。
- 電話の番号案内を未だに使っている。
- 数行しか記入していないWord文書を添付でばら撒く人間が情報グループにいる
- 一枚ものの文書をエクセルで作る人間が後を立たない
- IDとパスワードは社員コードのまま使っている人間が大半
- 汎用機で打ち出した月次資料を入力してエクセルで再集計することが仕事
- 事業所間でのファックスは専用機を使っている
旧システム
- LotusNotes? R5.08
- 社内・社外メール、掲示板(設定管理者のみメンテナンス可能)、共有ファイル管理
- NEC 予約&スケジューラー3.0
- 会議室予約、個人予約(個人と会議室の予約は連動)、参加者への告知メール
ワークフロー的な使い方はなし。
このユーザー環境と旧システムから分かるように、会社にはネットワーク・リテラシーと呼べるようなものは存在していない。
導入システム(ユーザーから見える部分のみ)
:コラボツール