DSソフトに関する感想

 まだ、多くのソフトを使ったことはないのですべてがそうなのかどうかは分からないが、DSのソフトを使っていて感じるのは、ファーストリリース故の大雑把なつくりが目に付く。こなれてないというか、かゆいところに手が届かないというか、「ここのところをこうしたほうが」と感じるところが多い。些細なところならいいが、けっこう根本的な使い勝手に関するユーザーインターフェースの部分なことが多い。

DS陰山メソッド 電脳反復 ます×ます百ます計算

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 DS Lite を買ったときに一緒に買ったソフト。適当なものが思いつかずに、近くにあったもので目に付いたものを選んでみたのだった。

 有名な百マス計算をデジタルで再現したものだ。タッチスクリーンを活かした手文字入力で手書きによる脳の活性化をも目指しているところがDSプラットフォームの強さだ。

 従来の教材だと、紙を用意したり(何回もやるために本をコピーしなければならなかった)、時間を計ってもらったりしなければならなかったが、DSなら紙はいらないし自動的に時間を計ってくれる。百マス計算だけでなく、練習問題として様々な四則計算問題も用意されていてメダルを集めることでモチベーションを保つよう工夫されている。

 ただ、いくつか問題点は有る。まず、2画面にこだわった設計のために、使いづらいシーンが多い。問題を常に表示しておかなければならないような種類の問題なら片側に問題、もう一方に入力というのは利にかなっているが、問題が表示され消えてから答えるときに問題と回答を別スクリーンにする必要はない。また、筆算をやるときに視線を移動させなければならないのは良くないと思う。実際に紙で筆算をするのと同じ刺激を目指すなら入力枠を問題と重ねて一つの画面にしたほうがいいはずだ。

 後、文字の認識ミス。字をきれいに書けばいいのだが、漢字の練習ソフトではないのだから、許容範囲を広めに設定すべきだろう。あるいは、個人の書き癖を学習するようなキャリブレーション設定ができればいいと思う。文字の認識を気にしてゆっくり書かなければならないのでは本末転倒だ。

 また、上の二つの問題が原因だが、百マス計算のときに問題に目をやって、フォーカスされている問題が何なのか認識して答えを出した後、右のエリアに目を移し、文字入力し、正しく認識されているかどうかを左スクリーンの上で確認しなければならない。失敗していたら右スクリーンの上部のボタンをタップして消して再度入力だ。視線移動の大半がダブルスクリーンのDS故に発生しているところが問題だ。百マス計算に集中できないのだ。認識ミスがあると数秒のタイムロスになる。秒単位で目標を設定しているのに、このタイムロスは大きすぎる。実際にやっているときにも、認識ミスが発生したらモチベーションを失って途中でやめてしまうことが多い。

 アイデアは面白いが細部の詰めが甘い。陰山先生は本当にDSを使って百マス計算をやったのかと問いたい。やったことがあるというなら、本当にこの仕様でいいと思っているのか問い詰めたい。
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追記

 しつこくやっていたら名人になった。足し算は早くなったが脳の働きが以前よりよくなった気はしないよ。

しゃべる!DSお料理ナビ

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 休日の夕食は何かを手作りしてやりたいと思うのだが、作れるメニューが少ない。子供に何が食べたいと聞いても、子供も俺が作れるわずかなメニューの中から選ぶのに苦労する。

 そこで、これがあれば、作り方だけではなくメニュー選択から使えるのではないかと思った。作る料理を決めた後で検索するのではなく、このソフトでメニューを見て料理を決定するのだ。そして、そのレシピに従って不足分を買いに行けば過不足なく買い物ができる。最終的にナビに従って作れば完璧だ。

 数回の使用なので細かいところはよく分からないが、気付いた範囲で感想を書き留めておく。

○良いところ

  • きれいな写真で料理の出来上がりイメージが得やすい。
  • 手で操作できないときに音声認識で操作できる。
  • 料理タイマー機能がある。
  • 作ったデータが保存される(いつ、何を作ったか)。
  • 量(X人分)を変えられるので、材料の量を計算しなくてもいい。

●イマイチなところ

  • 家庭でアレンジを加えていたりするメニューには適用できない。
  • 記録の修正・削除ができない
  • 一日に記録できるメニューがひとつだけ
  • 二つのメニューを平行して作りたいときには使えない。煮込んでいる時間とかにもう一方のメニューの下ごしらえをできないのは時間的に痛い。今開いているページをブックマークしておいたり、一時的に戻り先にできるといいかと思う。
  • チェックした任意のメニューを検索する方法がない。暇なときにブラウズして、作ってみたいメニューを複数ピックアップしておければ、いちいち探す必要がないのにと思う。
  • 200種類というと、自分が作れるメニューとは比べ物にならないくらい多いようだが、すでに知っているものや食材がきらいだったりするものを省くと、それほど多くない。

 後、レシピの宿命だが、レシピの指定するとおりに食材を集めるのが難しい。ピーマン1個とか言われてもバラで売ってなかったり割高だったりする。さらに、小さじいっぱいしか必要のない個性的なスパイスを遠慮なく使ってくれるが、そのメニューを作るときにしか出番がないようなもののために一ビン買わなければならない。結局、ほとんど使わないうちに賞味期限切れで廃棄することになる。

 そこで、サブ食材を応用した合わせサイドメニューの提案とかがあるといいと思う。また、こういうバラ野菜等を任意に組み合わせられるようなメニューがあればいいと思う。また、味付けにバラの調味料を使うだけでなく、市販のレトルト調味料(?)を組み合わせてもいいだろう(本来はこっちだけど、レトルトを使って手抜きもありですよというスタンスで)。

 後、オンラインでメニューをダウンロードできるメニューはあるがwifi接続はできない。どこかにあるという(2007年7月時点では稼動してないらしいが)サービス端末にDSとソフトを持っていってダウンロードするらしい。現在のレシピを充実する、紙媒体では絶対できない画期的方法なのに企画倒れか・・・

 データの扱いについては一考の余地が有る。とにかく、デジタルデータの柔軟性が全然活かせていない。
公式サイト
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がんばる私の家計ダイアリー

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 娘が小遣い帳代わりに買っていた。

 家計簿をノートPCにつけていたが、ちょっとした事件があり、つける気がしなくなっていたので借りて使おうかと思ったが、一人しか使えなかった。メモリカードのないカセットソフトは複数ユーザ登録できて当り前と思うが・・・

 だから、自分で使っていないのでレビューはできない。

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どうぶつの森

 DSのエンターテインメント系のキラーソフトだったソフト。兄が使わなくなっているものをくれたので使ってみた。

 ジャンルを何にすればいいのか良くわからないタイプのソフト。

東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング

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山川出版社監修 詳説世界史B 総合トレーニング

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 なつかしの山川出版の世界史(自分の頃はAとかBとかいう区別はなかったが)。

 面白い工夫がなされているならと思ったが、どこのレビューを見ても勉強ドリルみたいなものをそのまま載せたような感じらしいので思案中。

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クイズマジックアカデミーDS

http://wikiwiki.jp/qmads/

アーケードでも大人気(なのか?)のマジックアカデミーをDSで楽しめるソフト。なんと、5月に予約して9月13日(発売は12日だったが配送の都合か翌日配達だった)に入手。

無線LANを使って、ネット上の誰かさんとクイズ合戦を楽しめる。オフラインでも楽しめるモードやRPG的設定が用意されている。

  • モード
    • アカデミーモード
       このゲームのワールドを楽しめるモードともいえる。オフラインで遊ぶ場合はこちらがメインになるだろう。アーケード版にはない、「クエスト」というイベントがある。
    • クイックモード
       アーケード版と同じ要領でオンラインゲームをするのに最適なモード。余計なイベントをせずに純粋にクイズをしたいクイズ魔人向き。
  • プレイヤー
    アカデミー、クイックそれぞれ4つのデータを保存できるが、それぞれは独立していてアカデミーモードで鍛えたキャラでクイックモードをプレイすることはできないし、逆もできない。なので、ある程度時間をかけてレベルが上がったら別のモードをやる気はしなくなってくる。なぜこのような仕様にしたのか全く理解できない。
  • ゲームシステム
    • 授業:アカデミーモードと同じ流れで行うクイズ。スターティングプレーヤーは8人で、予選ごとに2人ずつ脱落(予選は2回)し決勝は4人対戦。オンラインで対戦した場合は上位3位以内に入るとメダルがもらえるがオフラインではなし。
    • クエスト:クラスメイトや先生に話しかけることで発動される課題。アイテムがもらえたり、クラスメイトが仲間になったりする。肩書き(?)やランクが変わると発動するので、時々クラスメイトに話しかける必要がある。
    • 討伐クエスト:DSオリジナルモードで、クエストのように特定のモンスターを集団で倒す。モンスターのHPは10万〜15万程度なので、何時間もかかる。討伐を行うときのメンバーは最高で8人だが集まりが悪いと一人で対戦するケースもある。複数のパーティが揃うと1ターンで1万近いダメージを与えることができる。討伐完了時にプレイしていると100マジカがもらえ、ランダムでアイテムがもらえることもある。討伐クエストでしかもらえないアイテムもあり、レアアイテムと呼ばれている。モンスターはそれぞれ出題ジャンルや出現アイテムが決まっている。
      モンスターの姿からいろんなあだ名があり、討伐行為を、釣る、伐る、伐採する、調理するなどと呼ぶ場合もある。
  • 初期版バグ
     予習モードで星を40集めるとフリーズするなど様々なバグが確認されている。初期版を使っている場合は、コナミのサポートに電話すると改訂版に交換してもらえる。

感想

  • 全体
    面白い。ゲームセンターに出向かずにオンライン対戦が楽しめるのは画期的。COMが高得点をマークすると腹が立つが相手が人だと感心する。残念ながら珍回答ならないように制限が加えられているらしいが、4文字とかで苦し紛れな回答を見るのは楽しい。また、苦し紛れの間違い回答をしたときに同じ回答をしている人がいると親近感を覚える。
  • 討伐クエストの問題
    • 報酬のバランスが悪いので、初期の討伐に参加するプレーヤーが集まらない。討伐クエストだから討伐時点のプレーヤーに報酬が与えられるのは構わないが、長時間退屈な体力削りをやったプレーヤーと最終局面だけ参加したプレーヤー(ハイエナと呼ばれる)との差を付けたほうがいい。サーバ側の負荷からサーバでのセッションの履歴管理は難しいかもしれないし、今のソフト討伐クエの履歴を残すようにはなっていないだろうから、今のバージョンでは対応は無理だろうが、バージョン2が出るとしたら組み込んで欲しい。討伐クエストで終了までに相手に与えたダメージに比例してマジカを与え、完了時のアイテムの発生率を変化させると、初期からでも気長にプレイしようという気にもなると思う。

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Last-modified: 2008-12-22 (月) 23:03:35