P30 本来は分けて考えなければならないデータが、一緒くたに論じられていることは珍しくありません。私達にできる対処法は、何らかの調査結果を見るとき、「何と何を比較しているか」を確認することでしょう。データは、大雑把に、あるいは部分的に提示されることが多いのです。そこに抜けている情報や、やけに小さな字で書いてある注意書きなどは無いでしょうか。わざと疑い深くなってみたり、目を皿のようにしてデータを見ることで、実態が見えてくることもあります。 P39 標準偏差は、「平均との差を2乗した値の平均を計算し、さらにそのルート(平方根)を取ったもの」です。つまり、平均値との差を2乗したものをすべて足しあわせ、データの個数で割ってから、そのルートを求めます。 P42 データのバラツキ具合は、多くの場合、標準偏差で測ります。 P74 正規分布は、独立な確率変数(ランダムに変わる量)の足し算によって現れる。 P108 ある仮説(帰無仮説)が正しいといってよいかどうかを統計学的に判断する方法を検定という。 P132 回帰分析とは説明したい変数(被説明変数)と何らかの変数(説明変数)の間に指揮を当てはめる手法。 P175 お互いに無関係な(独立な)事件、事故などが一定期間に何回起きたかを記録するとポアソン分布が現れる。 |