ケータイプランの地雷に注意。

  • 新スーパーボーナスは月々数百円X24回で端末を購入することができるが、これは使用料が新スーパーボーナスで設定された額を上回る場合のみ。使用料がそれを上回らないと値引は受けられない。

  • 新スーパーボーナスの額は機種によって異なるので注意。

  • 他社への電話が多い場合はホワイトプラントではなく他のプランと組み合わせるほうがいい場合がある。
  • auのパケット定額は最初に導入したことでインパクトがあったが、定額サービスの料金だけ見ると docomo が最安。ただし、フルブラウザ系のブラウザ経由で使う場合はどこも同一

端末

キャリア機種価格24回払月額S棒茄子差額特徴備考
docomoD902i4,800スライドヨドバシ
SO902iWP9,800防水ストレートヨドバシ
N703iμ17,800良デザインヨドバシ
D70314,800ストレートヨドバシ
SB709SC9,3602,4702,080390スライド
708SC13,9202,5401,960580ストレート
705NK10,3202,5102,080430ストレート・良カメラ候補
812SH13,4402,5401,980560娘の候補
707SC13,4402,5401,980560息子の候補

SBの価格は24回払いの支払額からスーパーボーナス割引を引いた差額を24倍したもの。

料金プラン

 料金プランについて参考になるサイト本当に安い携帯料金プランは?が大変参考になる。このサイトにも書かれているように、万人に最適なプランというものは存在しない。

 ここでは、電話は月に数回、しかも短時間しか使わない。テキストメールの送受信と月に10~20本の写真添付メール送信という使い方を前提に安いプランを検証する。なお、現在の契約はau(プランS+家族割、4年目)で月額基本支払額(基本料金+ezweb使用料+消費税+グローバルサービス負担)で2500円程度だ。

 他キャリアになることで、長期割引または端末価格が上乗せされることを前提に、今と大差のない価格に収められるプランを物色。

docomo

プラン基本料金固定通信料i-mode月額基本無料通話
SS+パケホーダイ2,3404,0952006,6351,000
SS+パケットパック102,3401,0502003,590
プランSS2,3402002,540

 意外にもdocomoもそれほど高くない。SS+パケットパック10の価格はauのプランSS+パケ割と大差はない。ただし、契約年数を引き継げないのがちょっと痛い。また、端末価格は2万円程度かかることを考慮してソフトバンクと見比べる必要がある。

ソフトバンク

 下の表は端末分割支払額が2,520円で新スーパーボーナス価格が2080円の機種を前提にしている。端末の機種が変わると支払額も変わるが、最終の支払額はあまり変わらないだろう。

プラン基本料金パケほうだいweb利用料端末料金S棒茄子SB割引支払備考
ホワイトプラン9804,4103155,7052,5102,0802,0806,135max
52500以上
ホワイトプラン9801,0293152,3242,5102,0802,0802,754min
12250以下
ホワイトプラン9803151,2952,5102,0801,2952,510!!!
オレンジ(SS)2,0403152,3552,5102,0802,0802,785無料通話1000
5千パケット
オレンジ(SS)2,0401,0293153,3842,5102,0802,0803,814無料通話1000
オレンジ(X)eco2,2683152,5832,5102,0802,0803,013無料通話2000
2万パケット
オレンジ(X)light1,9683152,2832,5102,0802,0802,713無料通話600
6千パケット

 「分かりやすい」と胸を張ったプランだが、非常に分かりづらい。

 一見基本料金が安そうなホワイトプランだが、家族割引とか長期割引がないので長期的にどうなるか怪しい。また、新スーパーボーナスというのも曲者だ。割引金額が使用料金のみ対象で端末の月額支払料金とは別なので、ホワイトプランだけに加入すると割引も減るので最終的な支払額はほとんど変わらない(上表の3行目)。

 ホワイトプランを活かすためには、安い端末(中古の白ROM端末等)を購入してスーパーボーナスに入らないことだが、端末の市場価格が支払額合計より高いのではメリットは少ない。半年くらい待って705NKのヤフオク価格が1万円を切ってくればメリットはあるが、いつまでも待ってられない。また、ソフトバンク同士通話料無料というのも、ほとんどケータイで話さない人間にはメリットとならない。家の電話や家族間の割引もないことを考えると、通話の多い人には向かないプランだろう。

 後、オレンジ(X)economy というプランもかなりコストパフォーマンスが高い。無料通話分が2000円でパケット単価が0.1円という点が魅力的だ。これなら、月に写真添付メールを10〜20枚送るのがパケット通信の大半という自分には十分だ。基本的に通話はしないし。端末の価格を除いて考えると、auのプランS(基本料金3,600円4年目、無料通話1500円、パケット単価0.27円)とほぼ同額で使える量はかなり多い。

 ナンバーポータビリティを使って他キャリアからソフトバンクに移動すると契約年限を引き継げるが、ナンバーポータビリティを使わない場合には引き継げないことが分かったので、全員ホワイト+パケットし放題に決定。

 ただ、端末料金をインセンティブ前提で安くするのではなく、24回でユーザに直接返却するというやり方は、インセンティブ商法の弊害を軽減することができるかもしれない。その割に、使用料が安くなっていないのがひっかかるが、今のところ多くのプランで他の2社よりわずかに安い。

パケット定額サービス比較

キャリアサービススタート上限対象備考
docomoパケホーダイ4,095imodePCサイトも従量制で利用は可能
パケホーダイフル5,985+PCブラウザ
auダブル定額ライト1,0504,410ezweb無料通話1,000円
ダブル定額2,1004,410ezweb無料通話2,000円
2,1005,985PCサイトビュワーを利用した場合
softbankパケットし放題1,0294,410S!メール、Yahoo!ケータイPCサイトも従量制で利用は可能
PCサイトブラウザ1,0295,985PCフルブラウザ

 PC向けに作られたサイトへのアクセスができるブラウザを使うと上限は横並びになる。キャリアのサイトでは、「SNSなどいつでもチェックできる」とか書いてあるが、mixi(日本ではSNSの代名詞といっていいだろう)はフルブラウザでなくてもアクセスできる。

 多くのyahooなどのポータルもケータイ用ページを用意している。確かに、X01HTのような機種ならフルブラウザでのアクセスが快適だろうが、メールの送受信程度で使う必要は感じていない。

結果

 最寄りのソフトバンクショップではエリア確認用端末は貸し出し中で5人待ちといわれた。しかも、一人当たり最長4日なので、最高20日待たなければならないとのことだった。

 次に近いショップに電話をかけて確認してみたら、現在貸し出し用端末があるとのことだったので家と家の周辺で調べてみたらどこでも3本でボダ時代にJ-D06で時々1本になっていたのよりはるかに安定していた。近くに基地局ができたのか?

 午後に子供を連れて契約に行った。娘は812SHのピンクが欲しいが在庫はもちろん予約しても入荷の予定が立たないとのことだったので諦めた。自分は予定通り705NK、息子は707SCIIを契約した。

 その後、娘と別の電気屋を回ったがどこも同じ答え。娘が切れて、811SHの黒にした。「だったら、最初のショップでしときゃ良かったのに」と言った自分は女心の分からないデリカシー欠如人間だ(^^:...

 プランは全員ホワイト+パケットし放題+新スーパーボーナス(24回払い契約)。契約年を引き継がないなら選択肢はない。また、分割で買う場合にはパケットし放題をつけてもつけなくても基本は変わらない(安い基本料金のプランだと割引が減額される)ので事実上選択肢はない。

地雷

  • ソフトバンクの「パケットし放題」
    ・国内でご利用のメール(S!メール[MMS])送信・読出料、ウェブ通信料、PCサイトブラウザ通信料、
     PCサイトダイレクト通信料が定額サービスの対象となります。
    ・PCサイトブラウザ、PCサイトダイレクトをご利用の場合は、パケットし放題の定額料の上限が自動的に変わります。
     PCサイトブラウザ、PCサイトダイレクトは「定額サービスの対象」ではなく「パケットし放題の割引サービスの対象」でしかない。「上限が自動的に変わる」ようなものが「定額」と呼べるのか?
    「定額サービスの対象」と書いてあって、「ダブル定額」のようなグラフがあったら、「最高で4200円(税別)で使い放題なんだ」と思ってしまう。

    「パケットし放題」はパケット定額ではない。


  • softbank ホワイトプランの「メール」
    「パケットし放題」の説明には、「月額980円(税込1,029円)〜4,200円(税込4,410円)の定額料で、メール・ウェブし放題!」とあるが、実はメールは別料金。その下に、「S!メール(MMS)送信・読出料が60%OFF!。」と書いてある。しかも、このページにそのS!メールとやらの読み出し料金がいくらなのか全然書いていない。

     紛らわしい。ホワイトプランに含まれる「メール」というのは「SMS」というソフトバンク内のローカルメールでしかない(昔はskymailと呼んだ)。メールというのを断りなく使うときにはインターネットのメールを指すのが普通だ。キャリアやISPに依存しないグローバルな電子メールが「メール」だ。日本のごく一部のユーザしかいないようなローカル企画なメッセージングサービスをメールと書いてはいけない。誤解のものとだ。


    auのWINならばメールだろうがウェブだろうがひっくるめてパケット割になる。ところが、SBMのメール・ウェブし放題!は「し放題」とは名ばかりの嘘っぱちサービスなので注意が必要だ。メールの比重の高いユーザはWINより高くなるのでよく考えてから移行しよう。

  • softbankの料金案内
    パケット数が表示されないので割引後の料金がいくらくらいなのかいちいち計算する必要がある。すごく不便で分かりにくい。

  • auのCDMA1xの「学割」
     「通話料が半額」というのはパケットには適用されない。無料通話分のあるプランに対して学割を使った場合、無料通話分も半分に減らされる。通話の単価が半額になるから通話時間は減らない。しかし、地雷はここに仕掛けられている。パケットの単価は半額にならない。つまり、無料通話分で使用できるパケット数は半分に減らされるのだ。通話の比率が高ければ得になるが、パケットの比率が多いと割高になる。つまり「通話料半額」≠「使用料が半額」なのだ。


     それだけではない。無料通話で足りないからとパケ割に加入して無料通話料が余ってもその余った分を家族と分け合うことはできない


     auの学割のメリットが活きるのは通話が多い場合のみ。

:ケータイ


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Last-modified: 2007-08-24 (金) 10:32:23