フン族、Huns(ふんぞく)はアジア系の遊牧民族。 言語学的にはテュルクに属する。-wikipedia.jp 度々ヨーロッパに侵攻し歴史的な移動のきっかけを作った。 最盛期はアッティラに率いられていた頃(5世紀) 中央アジア・キルギス高原にいたアジア系遊牧騎馬民族で、シナの史書に登場するモンゴル平原の「匈奴」(きょうど)と同一。秦・漢代を通じてモンゴル平原に活躍したが、東西、ついで南北に分裂し勢力が弱体。モンゴル平原より西進し、4世紀後半にカスピ海北方経由でドン川を越え、ゲルマン諸族中最東端の東ゴート族を征服(375年)。他のゲルマン諸族を触発し、「ゲルマン民族の大移動」(独 Volkerwanderng,英 Migration)を誘発、(西)ローマ帝国滅亡の原因を作った。5世紀には西ヨーロッパを席巻し、アッティラ大王(在位 433-453)の下、ドナウ川中流域のパンノニア地方(現ハンガリー)に大帝国を築いたが、大王の死後に内紛と疫病が原因で帝国は崩壊した。ちなみに、東ヨーロッパの一国「ハンガリー」とは、「フン族の国」の意味。又、いわゆる「黄禍論」の原因は、このフン族とモンゴル人に対するヨーロッパ人の「恐怖心」に拠る所が大きい。 |