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 eBay から購入しようかと思ったが、日本での発売が発表されたので即予約して購入した。Logicool のサイトでも Amazon でも予約を受け付けていなかったので、Appbank に発注。フライングで発売日の前日に手元に届いた(^^)。 その後 Logicool も Amazon も取り扱いをしている。9/12 現在では Amazon が安いのでお買い上げはこちらからどうぞ

 仕様については公式ページ

 公式を見れば特に説明を剃る必要もないが、このキーボードが従来のカバータイプと異なるのはiPad2 から導入された磁石を活用していること。カバーとして液晶保護する際もスタンドとして固定する場合も磁石を効果的に使っている。従来は固定のために本体にかぶる構造が必要だったが、このキーボードにはない。固定はヒンジ部分で磁力によって行われるのみだが、カバーとして使っているときには一体化しているので不用意に開くことはない。iPadのスリープ、スリープ解除もできる。このため、磁石のない初代 iPad では全く使えない。

同梱

  • 人気があり、アメリカでの発売が数ヶ月先行し多数の開梱動画が上がっているので撮らなかった。ムダのない梱包や取り出す際の保護フィルムの導線などは iOS デバイスの流儀に則っている。
  • 同梱:キーボード、日本語のマニュアル、クリーニングクロス、充電ケーブル(マイクロUSB)。Logicool ロゴやマニュアル、外箱の日本語化など、海外品にコピーマニュアルをつけただけのものとは全く違う。

機能

  • キーボードとして使用する場合にはキーボードを取り外し、溝にはめて使う。溝に置くだけで磁力で最適な位置に固定される。角度の調節はできない。
  • 磁力は強力で、溝にはめた状態で iPad を持って持ち上げるとキーボードも一体化して持ち上がる。このため、スタンドとして使っている時に少し移動したいといった時には本体を持って移動できる。
  • 電源を入れてペアリングボタンを押し、iPadで選ぶだけでペアリングが終わった。キーボーにつきもののPINの入力は不要だった。もちろん、スタンドとしては使えないがiPhoneXOOM、iMacともペアリングはできて普通に使える。
  • 電源は充電池。
  • 独立したファンクションキーはなく、モディファイアキーを押しながら数字キーを押すことで特定の機能を呼び出す。一番使うメニューボタンは直接打てるので、それほど不便は感じない。(iPad は ジェスチャーでメニューやアプリの移動ができるようになったので、以前ほどは効果を感じなくなったが)。

外観

  • iPad にかなり近い質感を実現している。
  • キー面は黒で余白部分は光沢のあるプラスチック。だが、このプラスチック面の成形にほんの僅かにムラがある。光沢がなければ気付かないレベルなので少し残念。また、光沢プラスチックは手で触れると指紋が目立つ。
  • キーの配列はUSでカナ表示もない。メインの iMac はこの配列なので自分的には好都合。会社でJIS配列のキーボードを使うと違和感があるが、このキーボードの責任ではない。
  • 重量は355g。カバーとして使うとずっしりと重く感じる。ノートPCと比較すると軽い(一部の機種は除くが)が、目的がないときにもカバンに放り込んでおくのはしんどい。
  • 液晶の保護は完璧。キーと液晶には隙間があって液晶が傷つくようなことはなさそう。

使用感

  • キータッチ
    • 1.2m のストロークだが、最近のPCについているアイソレーションキーボードとは大差なく、携帯用軽量キーボードとしては出色の出来だろう。各部の剛性が十分あるからだろう。押しにくいキーもないし多用するスペースバーも押しやすい。
  • その他
    • 前に使っていたキーボードではできなかった「キータッチによるスリープ解除」ができるのは嬉しい。ロック画面を経由せず直接編集中のエディタの画面に戻れるのは気分がいい(時間的にはわずかだがw)。
  • iOS の謎仕様
    • iOS の日本語変換でとまうどのは、変換候補選択モードに入るキーがスペースバーということだ。これが入力時の変換ミスを誘発する。
    • iOS の IM による予測変換は Android のものよりは使える。途中まで入力した時点で予測結果選択に入ることがキー操作でできるのは非常に大きい。ところが、そこで使われるキーが tab ではなくスペースなので混乱する。tab を押すと入力途中の文字列がそのまま確定されてしまう。br;キーの入力が快適でそこそこの速度が出るだけに、そこで流れを止められることへの心理的なダメージが大きい。
      また、このキーボードが良く出来ていて、パソコンで打っているのと大差のない入力感なので、キーが違うことを忘れてしまうのだ(MP0118ほど違えば、速度も出ないし常に意識して使うので面倒な操作でも意識して行うことができる。当然速度はかなり遅いが)。

結論

 9,980円と、カバーとしてもキーボードとしても高価な部類に入るが、十分に価値がある。iPadの実用性を大きく拡張してくれるデバイスだ。

 テキストを書くためにPCを持ち歩いているような人ならこの組み合わせはかなり実用度が高い。単体のノートPCと比較したら iPad + キーボードはさほど重さのアドバンテージは内容に見えるが、ノートPCはACアダブタも持ち歩かなければいけないことを考えれば数百グラムの差はあると思う。

 保証期間が3年間。


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Last-modified: 2012-09-13 (木) 00:14:05