サマータイム導入賛否二分 本社世論調査

2005年03月15日03時09分

 欧米などで広く採用されている「サマータイム」について、73%の人が「知っている」ものの、日本への導入をめぐっては、「反対」39%、「賛成」38%で、二分されていることが、朝日新聞社の世論調査(12、13日)で明らかになった。

 サマータイムは、夏の間に時計の針を1時間進めて明るい時間を有効に活用しようとする制度で、国内でも戦後の48年から4年間実施されたほか、昨夏には札幌市で導入実験が行われた。現在、超党派の国会議員が、改めて導入を目指す法案を国会に提出する動きをみせている。

 賛否の理由をそれぞれ四つの選択肢から選んでもらった。反対する理由で最も多かったのは、「日本の風土に合わない」で、反対した人のうち32%が挙げた。欧米に比べて緯度が低いことが影響しているとみられる。続いて「体調が狂う」が27%。「長時間労働につながる」も26%で、明るいうちには退社しにくいことを心配してか、特に男性の30、40代に多かった。「手間がかかる」は9%だった。

 賛成理由は「明るいうちに仕事が終わる」がトップで、賛成した人の35%が挙げた。以下、「省エネになる」31%、「健康によい」26%。「明るいうち」は20、30代、「省エネ」は20代で多い。「先進国の大半がやっている」は6%だった。
http://www.asahi.com/life/update/0315/001.html


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Last-modified: 2006-08-19 (土) 10:55:59