MR-500i
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オリンパスのシリコンオーディオプレーヤー -オリンパスの製品紹介:[[OLYMPUS m:robe MR-500i>http://olympus-imaging.jp/lineup/nplsol/mr500i/index.html]] -特設サイト:[[m:robe>http://www.m-robe.com/jp/index.html]] (MR-500iはすでになかった事に・・・) #contents **特徴 [#u0035eee] -VGA(640×480)26万色対応の3.7型高精細TFTカラー液晶搭載 -タッチパネル -デジカメ(100万画素)搭載 -写真データを音楽と合わせて再生するmix機能搭載 -音楽ファイルフォーマット:mp3、wma(DRM対応) -20GBHDD搭載 -USB2.0 -歌詞やイメージ画像(ジャケット写真等)を表示できる **ハード [#j98fc4bc] -タッチスクリーンは全然便利じゃない -充電クレードル(添付) --専用充電器が必要。ACアダプタをクレードルにつないだ上で本体をクレードルに乗せなければならないので、出先での充電は事実上無理。shuffleの気軽さとは程遠い。 --ACアダプタの電源ケーブルが掃除機並みのぶっとい導線。25インチのテレビより太い必要があるとは思えない。とにかく、邪魔。 --クレードルにはNTSC出力端子がついていて、付属のケーブルを使ってTV出力できる。ビデオクリップでも再生できれば広がりがあるが、素人が作った写真スライド+音楽では退屈だろう。また、この機能を使うには、クレードルを持ち歩かなくてはならない。iPodビデオは、別売のケーブルが必要にはなるが、単体でテレビ出力できるのと大違いだ(しかも、iPodはビデオを表示できる)。 -本体からリモコンへのケーブルがやたら太く存在を主張する。はっきり、邪魔。 -%%ヘッドフォンとの相性のせいか、特定のヘッドフォンを使っているときにリモコンを通すと極端に音が悪くなった。そのヘッドフォンを他のプレーヤーにつないでいるときには全く問題がないし、他のヘッドフォンをリモコン経由で使っても問題はないので相性としか言いようがない。%%本体とリモコンをつなぐコネクタの形状がまずかったようだ。 -クールな仕上は手抜きを感じさせない。写真では白にしか見えない本体ケースも、実際にはパール仕上だ。液晶も美しいが、枠の黒い部分も液晶も手垢が目立つ。 -レスポンスが全体にわたって遅い。起動に20秒近くかかる。曲を飛ばしたりメニューから選んで再生ボタンを押しても音が聞こえてくるまで数秒掛かる。HDDモデルの宿命かもしれないが、フラッシュメモリ・プレーヤーの気楽さと程遠い。 -操作時のHDDシークや読み込みに費やす電力がバカにならないらしく、数分間設定や曲を探したりの操作を繰り返していると電池残量インジケーターが一つ減る。 -タッチスクリーンを使うGUIを売りにしているのに、タッチスクリーンで操作すると電池の持ちが悪くなるというのはバランスが悪すぎる。 -イコライザ設定が可能。%%6%%5つの音域のレベル調整が無段階で可能。 -クレードルをUSBケーブルでPCにつないだら操作は一切受け付けない。PCに接続したときはAC電源にも繋がっているはずだろう。だったら、きれいな液晶を活かして写真のスライドとかミックスとやらを披露すればいいのにと思う。カレンダー表示とかでもいいだろうし。それに、この機種は設定にしても何にしてもタッチパネルを操作すると電池の消耗が激しい。だから余計に、ACアダプタをつないでいる時に操作できるようにすべきだ。こんなんだから、音楽再生から撤退することになったんだろうが・・・ -USBケーブルは本体に直結できるので、外付けHDDとしてはクレードルなしで使える(はず)。ただし、HDDを回すと電池消耗が激しいので、本当に必要なときだけ接続してファイルをコピーしたらすぐに外すようにしないといけないだろう。 **本体操作系 [#l6741575] VGAという巨大な画面を持ちながら操作体系の設計が悪いために、小さな液晶しかないiPod mini よりも不便になっている。もっというなら shuffle より不便だ。shuffle の場合は、特定の一曲を探すのには手間が掛かるが、プレイリストに慣れてしまえば簡単。ポケットに入れたままボタンをプッシュするだけで気分良く音楽を楽しめる。スライドスイッチの操作性が悪いのが弱点で、シーケンシャル再生に切り換えたいときに失敗することはあるが、ストレスになるほどではない。 何をするにもレスポンスの良さというのは快適さの基本要素だ。曲を送るだけでも、shuffle なら押しやすいボタンと小さなボディと相まって、何のストレスもなく行える。MR-500i の場合は、押しにくいリモコンボタンを押しても再生が開始するのにワンクッション(HDD読み込みのタイミングによっては15秒近く)待たされる。これがだるい。まして、巨大な本体を取り出して、メニュー操作するとなるとうんざりする。 -メニュー体系 --起動時にトップメニューが表示される。(ヘッドフォン、カメラ、リミックスだけしか表示されない) --再生したい曲を選ぶには、ヘッドフォンアイコン>searchアイコンと二回ボタンを押して曲選択階層メニューのルートを表示し、そこから下がっていくしかない。 --階層メニュー内で一つ上のディレクトリへ移動することができない。%%topボタンで曲選択階層メニューのルートからやり直すしかない。%%トップに戻らない方法を発見したが、一つ上はヤッパリ無理。例えば、レゲエで誰かのアルバムを選んでいる場合、レゲエが選ばれた状態のジャンル選択画面(ルートの一つ下)までは戻れる。 --メニューでリストに表示されるのがたった4行。せっかく大きな液晶を搭載しているのに全く活かしていない。さらに、スクロールは一行ずつしかできないので、ジャンルで絞り込まない状態でのアーティスト、増してアルバムなどは全く意味を成さない。4000曲近い曲が収められるハードに対してインターフェースが全然対応できていない。iRiver T20ですら3行表示あるのに(文字数は少ないが、情報としては大差ない。頭10文字もあれば曲名や人名は見分けられる)、VGAで4行って・・・ -アーティストにコンピレーションという選択肢がないので、コンピレーションのアルバムを探すのには、長大なリストから探さなければならない。(ここで、あのiPodのスクロールホイールの偉大さがつくづくと思い知らされるが別の話題なので、深くは追求しない) -GUIが大仰で無意味。例えば、音量の調整は音量を表示しているアイコンをタップして音量調節GUIオブジェクトを呼び出す必要がある。音量調節の右に+左に−ボタンでも置いたほうが直感的だろう。しかも、スペースは十分にあるのだから。 -リモコンから電源のオフができない(オンは可能)。 -電源を切ると、そのとき聴いていたリストの最初から始まる。アルバム程度ならいいが、ジャンルとかプレイリスト(300曲くらい入っている)を再生していると毎回おんなじ曲を聴くことになる。 -ジャンルや、プレイリストで再生すると再生する順番が何の順番なのか良く分からない。アーティスト順でも、追加した順でもアルバム順でもない。 -同期したら、次に起動時には再生していた曲の位置やカテゴリ(ジャンルやアーティスト、プレイリスト等)は無視して全曲表示の最初の曲(しかも、その曲が最初になっている理由が良く分からない)にポインタが設定されてしまう。そこから、リストを選ぶにはヘッドフォンアイコン>searchをタップしてルートにいくしかない。そこからまた、選びにくいスクロールを使って(筆者が良く聴くのがreggaeだからジャンルの一番下の方なのだ)ジャンルを選ばなければならない。(以前、MSの社員が「(windows用のmp3プレーヤーとiPodを比べて、『数光年先を行っている』と言っていたことを思い知らされた。>[[『iPod』を「自粛」できないマイクロソフト社員たち>http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050204201.html]])」((iPod shuffleもシンクの後には最初の曲にポインタが移動しいた。しかし、shuffuleの場合は、入る曲数が少ないということや、順番が入れた順なので戸惑うことも困ることもなかった。アルバム単位で入れればアルバム順に聴けるし、シャフルとシーケンシャルとを切り替えるのも簡単だからストレスが溜まらないのだろう。)) -現在2000曲で7GBしか入っていないのに、こんなに不便なら20GBを使い切るくらいのライブラリを作ったら逆にストレスが溜まりそうだ。 -このプレーヤーは特定のアーティストの曲ばっかり聴くとか、アルバム単位で聴くといった聞き方をしている人向けだろう。そういう聴き方は、iPodの登場で完全に消えたというのに・・・まあ、そんなことがこのプレーヤーが短命に終わった理由なのだろう。 **ジュークボックス(m:trip) [#q2e3703a] -エンコードはwmaのみ。エンコーダーはwindowsmediaaudio9のみ。パワーユーザは他のツールでエンコードしたmp3を使うのが常識らしい。 -ライブラリのフォルダ単位取り込み(サブフォルダ一括)が可能なので、mp3で作ったライブラリがあれば、他機種からの乗り換えは簡単に行える。iTunesで作ったライブラリでもmp3でエンコードしてあれば大丈夫。iTMSから購入したものは、DRM付aacなので、当然ダメ。 -階層構造が練られていないので、目的の曲にたどり着くのが面倒。 -検索でインクリメンタル・サーチできない。 -現在1259曲(podcast含む)で7.2Gしか入れていないのに、メンテナンス同期(曲は入れずにプレイリストと再生回数を反映するためだけの同期)に数分かかるが、パソコンが古いせいかもしれない(pen3 700Mhz)。 -iTunesでCDの写真データを入れているものはちゃんと反映された。取り込んだ写真はMR-500iでも表示される。 -歌詞を入力でき、MR-500iにも転送できるが、液晶を表示して再生したらあっという間に電池がなくなってしまい使い物にならない。 -リミックスという機能を使って任意の曲に任意の写真をスライドショーとして再生させることができる。しかし、これも上と同じ理由で使い物にならない。 -ダウンロード販売サイトへのリンクボタンがあるが、IEが起動する。m:tripから直接購入することはできない。[[おすすめ音楽配信/情報サイト>http://www.m-robe.com/jp/getmusic/index.html?Ctry=0081&Lang=JPN&Name=MT10-D]] -お気に入りというステータスを入れることができるが、iTunesのレートのように段階が分けられない。種類はあるが、m:tripでしか操作できない。 **総括 [#s53a8474] 消えるべくして消えたプレーヤーだと感じた。ただ、iPodだって最初からあの完成度だったわけではない。shuffleだって、それまでのHDDモデルを作る上で得られたノウハウをつぎ込んで作ったのだろう。だから、最初のモデルのMR-500iだけをとりあげてOLYMPUSのセンスの悪さを批判するのは酷だろう。 ただ、すでにiPodによってデジタルオーディオプレーヤーに要求されることへのレベルが高くなっているときに、テストモデルのような機種を投入した経営判断の甘さは批判されるべきだろう。ど素人のデジタルヲタですら「これは失敗する」と、ネットの報道を読んだだけで、分かったのだから。 この機種は、手元にある技術を活かすことから発想して作ったのではないか。そこには、携帯音楽プレーヤーを使う人間のライフスタイルや操作についての配慮は全然ないように思える。 経営者はiPodのヒットがうらやましくて仕方なくて技術者に「うちの技術があればあれくらいできるだろ」と言い、技術者は「うちの技術を持ってすれば楽勝ですよ」と答えて作ったんではないだろうか。そして、iPodより大きくて美しい(これは掛け値なしに圧勝してると認める)液晶にデジカメまで搭載したHDD搭載携帯音楽プレーヤーを作れば負けるはずがないとでも思っていたのではないだろうか。 後、デジタル玩具として見た場合、「使い易さ」というものが絶対的なものでないことをここでも思い知らされる。その機種の扱うデータ量やそのもの自体の物理的な特性によっても求められる操作体系が変わる。GUIを使えばいいというものではないということも。 [[:音楽再生]]
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オリンパスのシリコンオーディオプレーヤー -オリンパスの製品紹介:[[OLYMPUS m:robe MR-500i>http://olympus-imaging.jp/lineup/nplsol/mr500i/index.html]] -特設サイト:[[m:robe>http://www.m-robe.com/jp/index.html]] (MR-500iはすでになかった事に・・・) #contents **特徴 [#u0035eee] -VGA(640×480)26万色対応の3.7型高精細TFTカラー液晶搭載 -タッチパネル -デジカメ(100万画素)搭載 -写真データを音楽と合わせて再生するmix機能搭載 -音楽ファイルフォーマット:mp3、wma(DRM対応) -20GBHDD搭載 -USB2.0 -歌詞やイメージ画像(ジャケット写真等)を表示できる **ハード [#j98fc4bc] -タッチスクリーンは全然便利じゃない -充電クレードル(添付) --専用充電器が必要。ACアダプタをクレードルにつないだ上で本体をクレードルに乗せなければならないので、出先での充電は事実上無理。shuffleの気軽さとは程遠い。 --ACアダプタの電源ケーブルが掃除機並みのぶっとい導線。25インチのテレビより太い必要があるとは思えない。とにかく、邪魔。 --クレードルにはNTSC出力端子がついていて、付属のケーブルを使ってTV出力できる。ビデオクリップでも再生できれば広がりがあるが、素人が作った写真スライド+音楽では退屈だろう。また、この機能を使うには、クレードルを持ち歩かなくてはならない。iPodビデオは、別売のケーブルが必要にはなるが、単体でテレビ出力できるのと大違いだ(しかも、iPodはビデオを表示できる)。 -本体からリモコンへのケーブルがやたら太く存在を主張する。はっきり、邪魔。 -%%ヘッドフォンとの相性のせいか、特定のヘッドフォンを使っているときにリモコンを通すと極端に音が悪くなった。そのヘッドフォンを他のプレーヤーにつないでいるときには全く問題がないし、他のヘッドフォンをリモコン経由で使っても問題はないので相性としか言いようがない。%%本体とリモコンをつなぐコネクタの形状がまずかったようだ。 -クールな仕上は手抜きを感じさせない。写真では白にしか見えない本体ケースも、実際にはパール仕上だ。液晶も美しいが、枠の黒い部分も液晶も手垢が目立つ。 -レスポンスが全体にわたって遅い。起動に20秒近くかかる。曲を飛ばしたりメニューから選んで再生ボタンを押しても音が聞こえてくるまで数秒掛かる。HDDモデルの宿命かもしれないが、フラッシュメモリ・プレーヤーの気楽さと程遠い。 -操作時のHDDシークや読み込みに費やす電力がバカにならないらしく、数分間設定や曲を探したりの操作を繰り返していると電池残量インジケーターが一つ減る。 -タッチスクリーンを使うGUIを売りにしているのに、タッチスクリーンで操作すると電池の持ちが悪くなるというのはバランスが悪すぎる。 -イコライザ設定が可能。%%6%%5つの音域のレベル調整が無段階で可能。 -クレードルをUSBケーブルでPCにつないだら操作は一切受け付けない。PCに接続したときはAC電源にも繋がっているはずだろう。だったら、きれいな液晶を活かして写真のスライドとかミックスとやらを披露すればいいのにと思う。カレンダー表示とかでもいいだろうし。それに、この機種は設定にしても何にしてもタッチパネルを操作すると電池の消耗が激しい。だから余計に、ACアダプタをつないでいる時に操作できるようにすべきだ。こんなんだから、音楽再生から撤退することになったんだろうが・・・ -USBケーブルは本体に直結できるので、外付けHDDとしてはクレードルなしで使える(はず)。ただし、HDDを回すと電池消耗が激しいので、本当に必要なときだけ接続してファイルをコピーしたらすぐに外すようにしないといけないだろう。 **本体操作系 [#l6741575] VGAという巨大な画面を持ちながら操作体系の設計が悪いために、小さな液晶しかないiPod mini よりも不便になっている。もっというなら shuffle より不便だ。shuffle の場合は、特定の一曲を探すのには手間が掛かるが、プレイリストに慣れてしまえば簡単。ポケットに入れたままボタンをプッシュするだけで気分良く音楽を楽しめる。スライドスイッチの操作性が悪いのが弱点で、シーケンシャル再生に切り換えたいときに失敗することはあるが、ストレスになるほどではない。 何をするにもレスポンスの良さというのは快適さの基本要素だ。曲を送るだけでも、shuffle なら押しやすいボタンと小さなボディと相まって、何のストレスもなく行える。MR-500i の場合は、押しにくいリモコンボタンを押しても再生が開始するのにワンクッション(HDD読み込みのタイミングによっては15秒近く)待たされる。これがだるい。まして、巨大な本体を取り出して、メニュー操作するとなるとうんざりする。 -メニュー体系 --起動時にトップメニューが表示される。(ヘッドフォン、カメラ、リミックスだけしか表示されない) --再生したい曲を選ぶには、ヘッドフォンアイコン>searchアイコンと二回ボタンを押して曲選択階層メニューのルートを表示し、そこから下がっていくしかない。 --階層メニュー内で一つ上のディレクトリへ移動することができない。%%topボタンで曲選択階層メニューのルートからやり直すしかない。%%トップに戻らない方法を発見したが、一つ上はヤッパリ無理。例えば、レゲエで誰かのアルバムを選んでいる場合、レゲエが選ばれた状態のジャンル選択画面(ルートの一つ下)までは戻れる。 --メニューでリストに表示されるのがたった4行。せっかく大きな液晶を搭載しているのに全く活かしていない。さらに、スクロールは一行ずつしかできないので、ジャンルで絞り込まない状態でのアーティスト、増してアルバムなどは全く意味を成さない。4000曲近い曲が収められるハードに対してインターフェースが全然対応できていない。iRiver T20ですら3行表示あるのに(文字数は少ないが、情報としては大差ない。頭10文字もあれば曲名や人名は見分けられる)、VGAで4行って・・・ -アーティストにコンピレーションという選択肢がないので、コンピレーションのアルバムを探すのには、長大なリストから探さなければならない。(ここで、あのiPodのスクロールホイールの偉大さがつくづくと思い知らされるが別の話題なので、深くは追求しない) -GUIが大仰で無意味。例えば、音量の調整は音量を表示しているアイコンをタップして音量調節GUIオブジェクトを呼び出す必要がある。音量調節の右に+左に−ボタンでも置いたほうが直感的だろう。しかも、スペースは十分にあるのだから。 -リモコンから電源のオフができない(オンは可能)。 -電源を切ると、そのとき聴いていたリストの最初から始まる。アルバム程度ならいいが、ジャンルとかプレイリスト(300曲くらい入っている)を再生していると毎回おんなじ曲を聴くことになる。 -ジャンルや、プレイリストで再生すると再生する順番が何の順番なのか良く分からない。アーティスト順でも、追加した順でもアルバム順でもない。 -同期したら、次に起動時には再生していた曲の位置やカテゴリ(ジャンルやアーティスト、プレイリスト等)は無視して全曲表示の最初の曲(しかも、その曲が最初になっている理由が良く分からない)にポインタが設定されてしまう。そこから、リストを選ぶにはヘッドフォンアイコン>searchをタップしてルートにいくしかない。そこからまた、選びにくいスクロールを使って(筆者が良く聴くのがreggaeだからジャンルの一番下の方なのだ)ジャンルを選ばなければならない。(以前、MSの社員が「(windows用のmp3プレーヤーとiPodを比べて、『数光年先を行っている』と言っていたことを思い知らされた。>[[『iPod』を「自粛」できないマイクロソフト社員たち>http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050204201.html]])」((iPod shuffleもシンクの後には最初の曲にポインタが移動しいた。しかし、shuffuleの場合は、入る曲数が少ないということや、順番が入れた順なので戸惑うことも困ることもなかった。アルバム単位で入れればアルバム順に聴けるし、シャフルとシーケンシャルとを切り替えるのも簡単だからストレスが溜まらないのだろう。)) -現在2000曲で7GBしか入っていないのに、こんなに不便なら20GBを使い切るくらいのライブラリを作ったら逆にストレスが溜まりそうだ。 -このプレーヤーは特定のアーティストの曲ばっかり聴くとか、アルバム単位で聴くといった聞き方をしている人向けだろう。そういう聴き方は、iPodの登場で完全に消えたというのに・・・まあ、そんなことがこのプレーヤーが短命に終わった理由なのだろう。 **ジュークボックス(m:trip) [#q2e3703a] -エンコードはwmaのみ。エンコーダーはwindowsmediaaudio9のみ。パワーユーザは他のツールでエンコードしたmp3を使うのが常識らしい。 -ライブラリのフォルダ単位取り込み(サブフォルダ一括)が可能なので、mp3で作ったライブラリがあれば、他機種からの乗り換えは簡単に行える。iTunesで作ったライブラリでもmp3でエンコードしてあれば大丈夫。iTMSから購入したものは、DRM付aacなので、当然ダメ。 -階層構造が練られていないので、目的の曲にたどり着くのが面倒。 -検索でインクリメンタル・サーチできない。 -現在1259曲(podcast含む)で7.2Gしか入れていないのに、メンテナンス同期(曲は入れずにプレイリストと再生回数を反映するためだけの同期)に数分かかるが、パソコンが古いせいかもしれない(pen3 700Mhz)。 -iTunesでCDの写真データを入れているものはちゃんと反映された。取り込んだ写真はMR-500iでも表示される。 -歌詞を入力でき、MR-500iにも転送できるが、液晶を表示して再生したらあっという間に電池がなくなってしまい使い物にならない。 -リミックスという機能を使って任意の曲に任意の写真をスライドショーとして再生させることができる。しかし、これも上と同じ理由で使い物にならない。 -ダウンロード販売サイトへのリンクボタンがあるが、IEが起動する。m:tripから直接購入することはできない。[[おすすめ音楽配信/情報サイト>http://www.m-robe.com/jp/getmusic/index.html?Ctry=0081&Lang=JPN&Name=MT10-D]] -お気に入りというステータスを入れることができるが、iTunesのレートのように段階が分けられない。種類はあるが、m:tripでしか操作できない。 **総括 [#s53a8474] 消えるべくして消えたプレーヤーだと感じた。ただ、iPodだって最初からあの完成度だったわけではない。shuffleだって、それまでのHDDモデルを作る上で得られたノウハウをつぎ込んで作ったのだろう。だから、最初のモデルのMR-500iだけをとりあげてOLYMPUSのセンスの悪さを批判するのは酷だろう。 ただ、すでにiPodによってデジタルオーディオプレーヤーに要求されることへのレベルが高くなっているときに、テストモデルのような機種を投入した経営判断の甘さは批判されるべきだろう。ど素人のデジタルヲタですら「これは失敗する」と、ネットの報道を読んだだけで、分かったのだから。 この機種は、手元にある技術を活かすことから発想して作ったのではないか。そこには、携帯音楽プレーヤーを使う人間のライフスタイルや操作についての配慮は全然ないように思える。 経営者はiPodのヒットがうらやましくて仕方なくて技術者に「うちの技術があればあれくらいできるだろ」と言い、技術者は「うちの技術を持ってすれば楽勝ですよ」と答えて作ったんではないだろうか。そして、iPodより大きくて美しい(これは掛け値なしに圧勝してると認める)液晶にデジカメまで搭載したHDD搭載携帯音楽プレーヤーを作れば負けるはずがないとでも思っていたのではないだろうか。 後、デジタル玩具として見た場合、「使い易さ」というものが絶対的なものでないことをここでも思い知らされる。その機種の扱うデータ量やそのもの自体の物理的な特性によっても求められる操作体系が変わる。GUIを使えばいいというものではないということも。 [[:音楽再生]]
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