ギヤ比が自分の貧脚に合っていないのと、そろそろチェーンやリアスプロケットの交換時期らしいので、この際に現実的なギヤ比に変更したい気もしていた。
FUJI newest3.0のメインコンポはSORAだ。「メイン」と書いているのは、全てがSORAというわけではないからだ。完成車だとよくあるが、STI(変速レバーつきブレーキレバー)と変速機だけがシマノの製品で、ハブやブレーキアーチ、クランク、ギヤ、リムは互換メーカーの低グレード品が付いている。コンポのグレードには不満はない。フルTIAGRAのGIANTに乗ると小気味よい変速機の動きや効きのよいブレーキに感動するが、そこまでする必要も感じていない。金もない。完成で6万程度の車に5万もかけてコンポを新調するのもナンセンスだ。
欲しいものは、小さなチェーンリング(前ギヤ)と大きなスプロケット(後ろギヤ)とチェーンだけだ。しかし、これがなかなか見つからない。SORAの設計が古く、フロント3枚は30x42x52という一時代前の組合せしか用意されていない。
今度のSORA( New Sora groupset)は9速化され、ギヤ枚数も今風の組合せになったようだ。欲しいけど、レバーや変速機の互換性がなければ5万円仕事になってしまうだろう・・・だったら、GIANTを105で10速コンパクト化してそのコンポをFUJIにおろしたほうがいいような気がするし。中古のGIANTやFUJIに金をかけるくらいなら、105グレードの完成車を15万くらいで買ったほうがコストパフォーマンス高い気もする。しかし、3台持ってどうするよ・・・
新SORAの仕様は結構魅力的だ。9速化されればTIAGRAへのグレードアップも可能だろうし、ギヤの設定も一般ライダーにちょうどいい感じだ。問題はTIAGRAとの価格差だ。小さければSORAは売れないし大きければTIAGRAが売れなくなる。
ユーザとしてはグレード間の互換性を確保してほしい。今のSORAは8速なので袋小路だ。9速も今回の変更で2グレードになったが、TIAGRAから10速へのハードルが高い。シマノのロードコンポーネントは無駄にグレードが多い。付加価値の高いグレードにステータスを与える方法かもしれないが、互換性がないので中途半端になっている。
投稿者 panhead : 2007年05月15日 12:15