2007年01月15日

「道路交通法改正試案」に対するパブリックコメント

 現在、自転車は指定のある歩道でだけ歩道の走行を例外的に許可されている。これを、指定した箇所だけでなく歩道は全て自転車通行可にしようとする法案が提出されようとしている。これだけ聞くと便利になるような印象を受けるがそうではない。

 問題は、「危険と認める場合は、自転車は歩道を走らなければならない」ということも含まれていることだ。つまり、警察が危険と認めた所では(曖昧な基準でだ)、自転車の車道走行ができなくなるということだ。

 しかも、この法案の基本コンセプトが「歩道での自転車事後が増えているから」というから、訳が分からない。歩行者と自転車を歩道で一緒にしたら事故が増えたなら、自転車と歩行者を分けるべきだろう。

 さらに、今でも自動車しか乗ったことのないドライバーには、自転車は歩道を走らなければならないと勘違いしているアフォがいる。そして、自転車に対して危険な幅寄せをしたりぎりぎりを追い抜いて行くDQNが後を絶たない。こんな状況で、上記の法案が通ったら、こいつらにお墨付きを与えるようなものだ。

 やるべきは、ルールの明確化と周知だ。「自転車は車道を走るもの。自動車は危険な追い越しをしては行けない。自転車は一部の歩道では(通行可の標識のある歩道)では歩道を走っても良いが、歩行者が優先なので、歩行者に危険な走行をしてはいけない」これがルールだ。

 これに関して、パブリックコメントを集めているらしいので、下記の記事を参考におくってみた。皆さんもぜひおくってほしい。

週刊 自転車ツーキニスト【例の法案】押せ!押せ!の288号

にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 ダイエットブログへ 投稿者 panhead : 2007年01月15日 23:22
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