2006年12月01日

自転車、歩道走行認めるルール作り

 問題として認識したことは評価できるが、ピントがずれまくり。問題は、道路の基本設計にある。これを今のままにしておいて、「自転車は歩道も車道も走っていい」なんてことをやったら混乱に拍車をかけるだろう。

 歩道を爆走している人間に、「歩道を走っていいのはそういう標識があるところだけ」という意識はすでにない。また、広い歩道が整備された道路で歩道の自転車通行が認められているところも稀だ。

 法だけではなく、同時に、ドライバーや自転車乗り、歩行者を含めた啓蒙も必要だろう。また、法令を遵守している自転車乗りが危険な目に会わなくてもいいような道路の整備も進めないと片手落ちだ。

asahi.com:自転車、歩道走行認めるルール作り 事故急増で警察庁††社会 2006年11月30日17時42分

 自転車が走るのは歩道か、車道か――。道交法上は「車両」として、車道通行を義務づけられながら、実際には歩道走行が黙認されてきた自転車のあいまいな位置づけを警察庁が約30年ぶりに見直す。歩行者をはね、自転車が「加害者」になる事故の急増を重くみた。来年の通常国会に提出する改正道交法案に歩道を走れる要件を定め、位置づけを明確化する。

 国民の3人中2人に普及する身近な自転車だが、「車道の左側端を通行する」と定めた道交法の原則は78年以降、変わっていなかった。「自転車通行可」の交通規制がある歩道が約4割にとどまっているなかで、多くの自転車が歩道を走り、一方で検挙されるケースはほとんどなかった。

 昨年1年間に自転車が歩行者をはねた事故は2576件で、10年前の4.6倍。背景には、自転車利用者の増加や運転マナーの悪化があるとみられ、自転車が関係した事故全体でも1.3倍の約18万3000件に増え、全交通事故の2割を占めた。

 また、健康増進や環境保護対策の観点からさらに自転車の利用増加が予想されるため、同庁は4月、識者がつくる懇談会に、自転車の安全利用のあり方について諮問し、30日に提言を受けた。

 改正法案では、車道左側端を通行する原則を維持するが、「子どもや高齢者、買い物目的での利用」と、「車道通行が著しく危険な場合」に限って歩道走行を認めるべきだとした提言に沿って、具体的なケースを規定する。

 また、昨年の自転車乗車中の事故死者846人のうち、約7割が頭部損傷が死因になったことがわかり、幼児・児童を中心に自転車利用者にヘルメット着用を求める規定を改正法案に盛り込めないか検討する。

 マナーの悪化に対し、同庁は4月、信号無視、一時不停止、明らかな酒酔い運転など悪質性の高い交通違反に対して交通切符による積極的検挙を行うなど、自転車利用者に対する取り締まり強化の方針を全国の都道府県警察に通達している。

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