2006年10月07日

中高年のための 楽しいサイクリング生活入門

 今日はなんと650mの標高差を登っていた。しかも、雨の中ビニールカッパを着て・・・

 ほんまかなぁ?駅から30分カッパ着て走っただけで(標高差120mくらい)汗だくでヘットヘトになるのに。どうひいき目を除いても出演者(先生を除く)よりは自分の方が乗れていると思うんだが・・・しかも、透明のビニールカッパなんて着て走ったら、坂でなくても蒸れて濡れて消耗してしまうだろう。650mの標高差といえば、関西なら六甲山に登れる。デブ中年おやじとか、運動不足の主婦に登れるような気がしないが・・・

 それと、このシリーズで気になるのは、行程が片道な事。自転車乗りがルートを考えるときの目的地は自宅だろう。サイクリングロードや山道へ行くまでのアクセスに費やす労力もバカにできない、というか、住んでいる場所によってはそこまでに既に数十キロ走る必要がある。

 例えば、六甲山は阪神間の自転車乗りには有名だが、大阪の方からくるには退屈で危険な道を1時間近く走ってこなくてはならない。もちろん、帰りには同じ道(別の道を通ったとしても似たような条件の道しかない)を通って帰らなければならない。先週のサイクリングロード50kmにしても、普通なら25km地点で引き返して50kmしか走れないはずだ(そして、その分景色や風景の楽しさは少ないはずなのだ)。

 坂の途中からスタートして自宅とは全然違うところでサポートの車にピックアップしてもらって帰るようなことはできない。楽しさや楽さを前面に押し出すあまり、現実と乖離してしまっているんじゃないだろうか。

 しんどい事はしんどい。ルートを考えるときに、家から出て家へ帰ることを考えなくてはいけないということをこそ初心者には教える必要があるんじゃないだろうか。趣味悠々を観るような年齢層の人間なら大丈夫だとは思うが、「お、標高1100mの山道でもゆっくり登ればそんなにきつくないらしい」とか勘違いする人間がいたら危険だ。自宅から麓に到着した時点で相当消耗しているだろうし、テレビのように坂の途中から650m登るだけでは最高標高には到達できないだろう。しかも、帰りには自宅まで自力で走って帰らなくてはならない。

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