雑事

050616_1855~001 実に総務らしいトラブル。午後に外出予定だったのでそろそろ電車の時間を見て出かけようかとしていたときに、営業の後輩が「ロッカーの合鍵ありますか?持ってないんですけどかかっちゃったみたいなんです(オロオロ)」と来た。しかも、「1時にお客さんのところに行かないと…」

 ロッカーの鍵はほとんど管理できていない。社員が減ってロッカーの数を減らしたり、地震後つぶれたのを廃棄したりしたときの合鍵がごちゃごちゃになっていて誰がどれを使っているのか、俺が移動したときから全く管理されていなかったからだ。とりあえず鍵の山から(500本くらいある)探したが見当たらなかった。

 何日もかかっていいのなら、ロッカーの業者に頼んで番号から作成することは可能だが、そんなことをできる余裕はない。仕方なく、部長の了解を得てつぶしてでもあけようと二人掛かりでスパナを突っ込んでこじったら開いた…ふぅ

 その後大阪に出て所用をこなし、久しぶりに阪急宝塚線を使って帰宅。雨上がりで湿度が高く熱かった。妙に疲れた一日だった。

エコシステムとOSの概念

後藤弘茂のWeekly海外ニュース

【久夛良木氏】 Apple Computerがかつてそうだったように、PLAYSTATION 3が出てオープンになると、エコシステムが回るんじゃないかな。Macintoshになると、Appleが全部やらなくても、Adobeが出てきて何が出てきてと、エコシステムが回って盛り上がった。

 一つの製品(あるいは製品ライン)が、周辺産業を巻き込んで一つの流れを作るのを何度か目にした。iMac現象やアニメもそうだろう、古くはpalmデバイスもそうだった。ケータイ周辺も騒がしいが、ケータイ自体の変化が激しいのと、周辺産業の裾野が狭いために流れを作ることはできないでいるようだ。

 最近ではiPodが一つの流れを形成しつつあるように感じる。iPodが他のMP3と決定的に違うのは、iTMSとの連携と併せたエコシステムとして機能していることだろう。日本では、MP3プレーヤーはレンタルCDのプレーヤーとほぼ同義なので、iPodはデザインとアクセサリーが充実したプレーヤーでしかない(アクセサリー類の豊富さは圧倒的だが)。これがエコシステムとして回転するかどうかはiTMSにかかっているだろう。

 エコシステムという視点でプラットフォームの栄枯盛衰を測るのは面白いかもしれない。HandSpring が springboard というスロットで一つのエコシステムを回そうとした。それを使ったいろんなデバイスが発売されて一次は賑わいを見せたが、handSpringがspringboardスロットを見限ってから市場は消えた。palm も縮小一方だ。もっというなら、PDA市場が姿を消しつつある。海外では、PDAとケータイ電話の一部を巻き込んで雪ダルマ式にエコシステムができつつあるように見える。日本ではエコシステムの幹として育つかどうか・・・

 あと一つ気になるのが、skype周辺の動きだ。これまでの、ヲタのチャットくらいでしか使われなかったインターネット電話を一般電話に結びつけ、一般の電話回線が不要になってしまう。こちらも、周辺機器メーカーや付加サービスプロバイダなどを巻き込んで雪ダルマ式にビジネスが膨らんできているようだ。既存回線業者がこれにどう立ち向かうかが楽しみだ。

 あと一つ面白いと思ったのは、こちらの発言。

Cellの場合、OSはアプリだから(笑)。カーネルはCell(Cell OSのハイパーバイザ層のこと)で動いていて、複数のOSがアプリとしてその上に(仮想マシン上に)載るスタイルになる。Linuxは当然載るでしょ。

 次世代のPCアーキテクチャとして多くの会社が目指しているものと良く似ている。そして、Transmetaから技術を買った理由もよく分かる。Apple の intel マシンに載る旧バイナリ互換のためのソフト(Rosetta)も codemorph と同じ機能を持っているようだ。MSによる connectix の買収といい、単体OSによる機能強化競争は一段落といったところか。これからは、OSメーカー、CPUメーカー入り乱れての争いが起こるのかもしれない。

 しかし、個人ユーザーにとってどれくらいメリットがあるのか分からない。ネットワークが強力になれば、PCは多くの端末の一つにしか過ぎなくなるだろう。PCはFEPやunixのデスクトップのようになるのが理想だと思う。

 ちなみに、OSXのIntel移植の可能性については、2001年にこんな記事がでていた。

【コラム】OS X ハッキング! 第3回 OS X for Intelの可能性 (MYCOM PC WEB)

OS XがIntelマシンに移植されるのでは、という噂は、AppleがNeXT Softwareを買収した当初から根強く存在する。前身にあたるNEXTSTEP/OPENSTEPが4種類のアーキテクチャ(68k、i386、PA-RISC、SPARC)をサポートしていたこと、一時期デベロッパ向けにRhapsody for Intelが配布されたこと、そして今はDarwin for Intelがリリースされていること、それだけの材料でも十分あり得る話と考えていいのかもしれない。

予想通り_| ̄|○

 予想通り、eoのメンテナンス後にルーターがつながらなかったようだ。どんな切り方するんだろう。IP電話アダプターや光コンバーターの電源を切ったときは、ルーターが自動的に再接続するのに…

 次回は、17日の朝6時台らしい。6時台ならなんとか再起動する時間があるかな。17日に止まってたら、間に合わんかったと思ってください。

JR福知山線19日に運行再開

 北側国土交通大臣と取り巻き官僚の思いつきのせいで、余分な時間がかかったが、19日に再開の予定が発表になった。ホッとしている人も多いだろう。俺もその一人だ。座れることが多いとはいえ、1時間の都心部のバスはきつい。バス停30というのもストレスになる。熟睡できもしないし、揺れが激しいうえに不規則で帰りには暗くなるので本を長く読むこともできない。眼をつぶって音楽を聴くことくらいしかできない苦痛な通勤から開放されると思うとホッとする。振り替え輸送の振り替え先で改札やバス停に立っているJR西日本の社員もホッとしていることだろう。

 しかし、問題点は積み残したままだ。JR西日本の首脳部は世間の批判をかわすことに必死で問題の本質的解決には目をつぶったままに見えるのが腹立たしい。

 新ダイヤがどんなになるのかは知らないが、快速の中山寺停車はやめてほしい。駅前開発という政治的意図としか考えられないような無駄な停車駅を増やすことが運行の余裕を奪っていることを認識すべきだ。

 事故現場の制限速度は70km/hのままでいい。問題は、70km/hという制限速度ではなく、速度超過なのだ。むしろ、そこの速度を遅くすることで時間的な余裕が減り、速度超過の温床になるのなら本末転倒だ。

 問題なのは、下の記事で指摘されている認識のずれだ。制限速度を超過しても大丈夫だという認識をたださずに、というかそれを見越しての制限速度低下なら意味はない。そのためにも、JR西日本の技術者は制限速度の根拠を示して全運転士に徹底させることが必要だ。「この間まで70km/hで平気だったし、あの事故はそれを大幅に上回ったから起こっただけ」という認識がある限り、命がけのボーダー探しはなくならない。これを曖昧に60km/hにして、「安全対策しました」というのでは納得できない。

山陰中央新報 – 「速度超過では脱線せず」 JR西運転士、証言次々

兵庫県尼崎市のJR福知山線で快速電車が脱線した事故で、JR西日本の複数の運転士が18日までに、共同通信の取材に対し「制限速度は余裕をもって設定されているから、オーバーしても脱線はしないと思っていた」などと証言した。

 数年前まで福知山線に乗務していた40代の運転士は「見習いの時(国鉄時代)、運転士養成所の講師から『5−10キロの速度超過は大丈夫』と言われた」と証言。中には「制限の倍までは大丈夫と認識していた」と話す運転士もいた。鉄道の安全性を過信したともいえるこうした認識が、一部運転士の間に定着していた可能性が出てきた。

 尼崎東署捜査本部も複数の運転士から同様の証言を得ており、運転士教育の問題も事故の背景になったとみて、JR西日本の関係者から事情を聴き実態解明を進める。

 ただ、未だに、速度超過と非常ブレーキだけが原因だったと特定された訳ではないことは忘れてはいけない。ソースは見当たらないが、6月に入ってから、2chの鉄オタ板では翌日には指摘されていた、同一編成内に違うメーカーの車両が入っていることによるブレーキの聞き具合にばらつきがあったのではないかという報道もあった(前方の車両が強くブレーキが効いたときに後続車両のブレーキの効きが甘いと、編成内で追突したように押されてしまう)。

 JR西日本は運転士のミスにしようと躍起だが、車両の故障や線路の設計ミスは本当になかったのか?これは冷たい目で厳しく見守りたい。

 とりあえず、運転再開したら一両目に乗ったる。

今のうちにskypeを叩くつもりか

USBメモリーを使うIP電話「ImPhone」,PCに差すだけでソフト起動 : IT Pro ニュース

企業向けのIP/インターネット電話サービスを提供しているエニーユーザーグローバルは6月13日,USBフラッシュ・メモリー型の端末(写真)を使うIP電話サービス「ImPhone」(アィムフォン)を発表した。8月1日から同社のWebサイトおよび販売代理店でIPフォン・ソフト内蔵のUSBメモリー端末の販売を始め,同端末を使ったIP電話サービスを開始する。

 USBキーを買ってくるだけでいいという分かり易さは素晴らしい。回線のあるPCさえあればUSBキーを持ち歩くだけでいいのもいいアイデアだ。しかし、マイクといや本がない。これだと周りの人間に会話が丸聞こえになるし、五月蝿くてかなわん。

 せっかくなら、USB接続のヘッドセット・ハンドセットにそのキーとしての機能を持たせれば良かったのに。

eoホームファイバーのメンテナンス

 ネットワークもメンテナンスが必要だとは分かる。特に、サービスが拡大しているときには、負荷に対応するための増強も必須だ。むしろ、それをやってくれることはユーザーにとっても望ましい。また、ある程度の規模のメンテナンスをするときにネットワークを再起動することも必要だろう。それはいい。

 問題なのは、その時間帯。8時半って・・・朝の早い会社なら終業時間に入っている。個人でも、突発自体で学校や会社に電話する必要がある時間帯だろう。人件費のコストダウンという意味で、終業時間帯でやるほうが夜中にやるより大きく節約できることは分かるが、電話という日常生活のインフラを大半の加入世帯が活動している最中に止めてしまうというのには疑問を感じる。親会社の関西電力が朝8時半にメンテナンスで電気を止めることが許されるかどうか考えて欲しい。

 とまあ、一般論から批判しているが、俺が困るのは、ルーターの再起動ができないことだけだ・・・学校への連絡は通勤途上にケータイでするし、その時間に家には誰もいないのでかかってきていてもどっちみち誰も出ない。緊急連絡が必要な相手にはケータイ番号を教えてあるから。

 ついでに、eoのサイトを見てたら「eoでMacをフル活用するコツ」というコーナーがあり「第3回これでバッチリ!Windowsとの連携プレイ6/13up」というものがあった。そこで、第一に MS office の購入を勧めていた。会社の仕事を持ち帰ったりするのでなければ MS Office なんていらんだろ。後も、「機種依存文字」、「拡張子」、「見れないページあること」、「セキュリティ対策」と続く。全てにおいて、長いものには巻かれろ的解決方法を伝授している。現実的解決法としてそれは必要なサバイバルテクニック(特に下請けのデザイナーにとっては死活問題だろうから)だとは思う。しかし、説明として、問題点や原因を指摘することも必要だろう。

 こういうのを見ると、「わかってんのなぁ」と思ってしまう。

不快なのは尾辻厚生労働大臣

asahi.com: JR西の姿勢に不快感 尾辻厚労相「反省しているのか」††政治
2005年06月13日12時17分

 兵庫県尼崎市で起きたJR西日本の脱線事故など業務上の重大災害が増える傾向にあることから、尾辻厚生労働相は13日、運輸、建設、製造などの業界団体幹部を集め、安全衛生対策の徹底を緊急要請した。

 日本鉄鋼連盟や日本建設業団体連合会、全日本航空事業連合会などの団体に加え、JR西日本の常務執行役員も出席。尾辻厚労相は「労働者の安全と健康確保は企業経営の最重要事項。経営トップ自らが先頭に立って率先して取り組む必要がある」と訴えた。また、JR西日本の出席者が常務だったことに触れ、「トップ自らの出席でなく残念に思う。あれだけの事故を起こして本当に反省しているのか。私は疑問に思っていると社長に伝えてほしい」と不快感を示した。

 他の会社は全員社長だったのか?そうでなければ、ただのいちゃもんだろ。弱い立場の参加者を叱責して自分が正義の見方でもあるかのように振舞う政治家ほど醜いものはない。

 国土交通大臣がJR西を叩いてマスコミに載ったのが羨ましかったのか?

 厚生労働省は、俺たちが払った失業保険の金をばら撒いて大損させ、一般失業者より自分達の天下り先確保のために外郭団体を大量に作ってるだろが。反省しているのか?

健康診断フォロー対象決定・・・

 先日の健康診断の結果が返ってきた。フォローアップ面談の指名も受けた。しかも、保健指導とフォローアップ健診のダブル受賞だorz。連休に献血したときの結果がすべて基準値に(それもギリではなく)収まっていたので、安心していたのに、総コレステロール値が少し上回っていたのだ。あと、便潜血。

 どちらも原因ははっきりしている。JR事故以降、通勤時間が長くなったり経路が変わったりで、疲れがたまるようになった。今はかなり順応してきたが、平日には時間的余裕がない。このため、夜遅くにスナック菓子を食べたり甘いものを飲んだりすることが増えた。これがモロに、コレステロール値の上昇につながったのだろう。あと、子供が油を使った料理を好むので、どうしても揚げ物が多くなるのも影響しているかもしれない。育ち盛りかつテニスクラブの息子と同じ量を摂ったらこのようになってしまう。かといって、3人家族の父子家庭で一人だけ別メニューなんか作ってられないし・・・便潜血のほうは、健康診断が原因だ。キットを持っていないときに催したら2回のノルマを果たせなくなるので、我慢しているうちに便秘状態になってしまったのだ。

 ま、10分程度のお説教を聞くだけなんで、これ自体の負担はないが、総コレステロール値だけはどうにかしないとまずいな。来週にはJR福知山線が再開通するだろうから、生活を立て直したい。

TidBITS日本語版782号。

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 「MeDocの読み方についてはmuchy.com 」というリンクをしているが、説明も自分で作らなければならなくなるのか。

 それ以前にMeDocが消えるのかもしれない…ケータイのブラウザで直接読む時代になったら、ハンドヘルド版自体が不要になるかもしれない。日本の、キャリア主導体制では当分無理だろうがそれも時間の問題だろう。

バッテリー

 先日からSRXのバッテリーが弱っていて休み明けにはエンジンがかけられなくなっていた。ここ10日ほどは症状がひどく、朝夕押しがけをしなくてはならなくなっていた。

 今日、重い腰を上げてバッテリーのチェックをした。なんと、2つのセルは完全に液がなくなっていて他のセルも電極が露出していた。これではセルが回らなくても不思議はない。慌ててバッテリー液を補充し充電した。しかし、露出した電極は表面がダメになっている可能性が高い。

 まあ、バイクの場合は、エンジンが回りさえすれば、ライト類をつけるくらいしか仕事はない。エアコンのコンプレッサーを回したりステレオを鳴らしたりする必要もないから、電池が枯渇してエンジンが止まることはない。押しがけにも慣れてきたので、凹むほどの負担はない。

 ただ、バッテリー液の補給という基本的なメンテナンスさえできていない自分が腹立たしいだけ。バッテリー液、オイル、タイヤの空気圧、ケーブル類の給油、チェーンの調整くらいしかすることなんかないのに…