podcast : woodstream #222 HyperCard と 「使いこなし」について考えた

HyperCard icon 第222回 Windowsタブレットに必要なアプリ?(2014/1/12配信) | WoodStreamのデジタル生活 (マイクロソフト系Podcast)でHyperCard という単語がこの番組で出てきた。タブレットのフルスクリーンアプリとしても可能性があるソフトだと思う。アプリが開発されれば Android や Windows でも構わないから移行する。このソフトは自分にとっては Killersoft だ。このソフトが使いたくて Macintosh SE/30 を3年ローンで買ったくらいだ。

 開発環境が欲しいというのには同感。OS によらず今のコンシューマデバイスはプログラミング環境を持たないものが多い。Mac の場合は Apple script があるが、一般ユーザが作るには敷居が高く、そもそも存在を紹介されていない。そんなものがあるとは知らない人が大半だろう。とはいうものの、プログラムすることが生産であり他の活動は娯楽だとするのは間違いだろう。宮﨑駿がスケッチブックと鉛筆で創造するのと同様に、タブレットやスマートフォンで創作する人もいる(そのうち、スマートフォンで書いた小説が権威に付く時代がくるだろう)。プログラミングは開発環境がなければできないというだけだ。

 木沢さんのような方をして、「Surface を使いこなせてない気がする」と言わしめるのは何なんだろう。PCでもスマートフォンでもタブレットでもそうだが、「使いこなす」ということの意味に疑問を持った。SNS アプリしか使ってなくても十分使いこなしていると言えるんじゃないだろうか。高級一眼レフを持っている人がいて、一方はカメラ任せでいい写真を撮る、一方はカメラの全機能を熟知しているが写真は今イチだったらどちらが「使いこなしている人」なんだろう。また、道具の用途を全部使うためにタスクを考えるのは本末転倒だ。自動車の発煙筒なんて使わずに済めば越したことはない。

 Surface のキックスタンドは膝の上において使うことを想定していないと思う。木沢さんは色々と工夫されているようだが、構造的に無理がある。これは Surface の問題ではなくキーボードとキックスタンドの問題だ。膝の上でタブレットを使うもっとも合理的な形は Logicool の Ultraslim keyboard cover タイプだと思う。このシリーズが Surface に出れば自動的に膝に置いて使えるようになるはずだ。しかし、Surface シリーズは純正のキーボードの印象が強すぎるのと同時に販売数が少ないのでサードパーティの参入が妨げられている。

iMac 2013-27, Boot camp で windows 8.1 マシンに

2014-01-11_iMac-Bootcamp 荷物を待つ間に、先週くらいに買って放置していた Windows 8.1 を iMac 2013-27 にインストールした。というか、試みた。

 次々に現れるトラブルで心が折れそうになった。

  1. DVDドライブからインストールを試みたが、Bootcamp アシスタントでパーテーションを切って Windows のドライブからインストーラーが立ち上がらない。
  2. パーテーションを削除し再度チャレンジしても変わらない。
  3. パーテーション作成後、再起動の時に強制終了し、起動時に alt キーを押しっぱなしにして DVD ドライブから起動しようと試みるがDVDがブートデバイスとして認識されない。
  4. パーテーションを削除し再度チャレンジ。今度はUSBドライブをDVDドライブに変えてチャレンジ。
  5. Windowsのインストーラーが起動しない。
  6. 強制終了し、起動時に alt キーを押したら DVD が表示された。DVDを選ぶとインストールが開始された。
  7. windows-installer01キーを入力し環境設定を行うが、パーテーション選択の所で進めなくなった。BOOTCAMPというパーテーション(Boot camp アシスタントが作った)を選ぼうとすると「ドライブ0パーテーション4に Windows をインストールすることはできません」とあって[次に]ボタンが押せない。というか、この時点で Magic mouse は使えないのでキーボードで tab でターゲットを選んでreturnで入力するのだが、[次に]ボタンがアクティブにならない。フォーマットしても同じ。
  8. windows-installer02
  9. DVDからのインストールを諦め、USBメモリからのインストールを試すことにした。
  10. Windows 8.1 のディスクからディスクユーティリティで iso イメージを作成(30分くらいかかった)
  11. 「USB メモリに iso イメージを作ってインストールする」モードを選択。USB2.0 でしかもその中でも高速ではないタイプの USB メモリしか持っていなかったのでこれまた30分以上かかった。
  12. このメモリは16GBあるので windows 8.1 のインストールイメージを入れても余裕だ。Apple のドライバも余裕で入った。これは便利だ。
  13. その後USBからあっさりとインストールが開始された。しかし、DVDからと同じパーテーション設定になった。この時、たまたま mighty mouse(有線)をつないでみていて、「これはつかわれへんで」というメーッセージを無視して[次へ]ボタンを押してみたら次のプロセスが始まった。何が同アカン買ったのかは知らないが結果オーライ。
  14. 風呂に入っている間にインストールはほぼ終わっていた。アカウントの設定やいくつかのオプションを入れれば windows 8.1 で立ち上がった。

2014-01-11_WEI Windwos Experience Index でパフォーマンスを調べようとしたらどこにあるのか見当たらなかった。Google で調べたら windows 8 になって亡くなったらしい。そして、winscoreshareというソフトが見つかった。やってみたのが下の結果。会社で使っている i5 が6もなかったと思うから、CPUはそれほど高くないのかと思っていたが Haswell の i5 はかなりのパフォーマンスのようだ。デスクトップで電力消費量に余裕があることもあるのだろうが。メモリ帯域も Haswell 効果だろう。グラフィックはチップとGRAMだろう。

 足を引っ張ったのはHDDだ。他のスコアが8を超えているのにこれだけが6にも届かない。

 意外にも、Mac OS X より Windows 8.1 のほうが起動が速い。アプリの起動も Windows のほうが速いという微妙感・・・

まだ、設定が途中なので、進捗は wiki に書いていく。ある程度まとまったらエントリを起こす・・・かも知れない。

「Windows王国はとっくになくなり, 今はAndroidが王座に座っている」のか?

 無茶な統計だ。以前は Symbien や Blackberry、Plam とPCのOSを一緒にして比較することはなかった。資料がないから分からないが、これらの OS をグラフに加えて20年くらいのリストを作れば以前から Windows 王国など存在しなかったことになる可能性がある。

 また、PC と スマートフォンをおなじ一台として考えることには抵抗がある。自転車やトラックを合わせて台数を数えても意味を成さないだろう。

 しかし、自転車と自動車の数が分かれば運転者の数は分かる。PCやスマートフォンが広告・販売メディアとして考えるなら、ハードウェア・プラットフォームにこだわる必要はない。その端末を操作する(広告を読む)人間、その端末を使ってものを買う人間の数こそが重要だ。そう考えると、iPhone 以前の端末は貧弱すぎてメディアとして Windows と同等の価値を持たなかったという考え方ができる。そう考えると、Google の成功を示唆するグラフといえるかもしれない。PC 向けのインターネット広告を出すより Android 端末向けの広告のほうが届く数が多いことを意味するからだ。

 ただし、これが年間の売上台数であることは注意が必要だ。Windows XP は特別だが、PC は OS を問わず5年くらいは使うだろう。売上台数=稼働台数(使用している人の数)ではないのだ。特に Android は近年の躍進により爆発的に売り上げが伸びた。そして、爆発的売上の大半を占めるのが BRICS などの人口の多い国への低価格スマートフォンによるものだ。回線あたりの収益回収可能性を加味しないとどのメディア(OS)が美味しいのかは判断できないだろう。

 ひとつ言えることは、「iOS に置ける Apple の位置は特別として、それ以外の環境では全てのプレーヤーが厳しい競争に晒される」ということだ。Apple も Android との競争は厳しいが、少なくとも同じ OS を搭載した他社と戦う必要はない。

Windows王国はとっくになくなり, 今はAndroidが王座に座っている | TechCrunch Japan

Androidが汎用機に載りWindowsがモバイルに深入りし、プラットホームの総合地図はいよいよはっきりと、三色に塗り分けられてきた。iOS/OS X、Windows、そしてAndroidだ。

Chrome OSやBlackBerryなどのマイナー勢力は、この、市場の塗り分けというテーマに関しては無視できる。

この三者から成る勢力地図は、もう見飽きているようだけど、でもおもしろい。Gartnerが最近発表した一連の数字は、この三勢力の過去を描き、近未来を予測している。それらの数字をRedmond Magazineの連中がグラフにしてくれた。

そのグラフ(下図)を見ると、Androidの急上昇とAppleの上げ潮、そしてWindows勢力の停滞が分かる。

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台数ベースでMicrosoftはAppleをやや上回っているが、でもAndroidとの差は縮まるどころかどんどん拡大している。Androidも、今ではデバイスが多様化しているからプラットホームベースではWindowsと互角だ。そこでWindowsとしては、モバイルでなんとか加速しないかぎり、これからも離される一方である。つまり、これ以上PC依存が続くと、Microsoftはやばいのである。

Appleの場合、伸びを支えているのはもっぱらiOSだろう。PCオンリーのOS Xは、Windowsと同じ向かい風に苦しんでいるからだ。

2013年の本誌記事でぼくと、同じく本誌のライターJosh Constineは、Androidは新しいWindowsだと決めつけた。最近ではPaul Thurrottの書いた記事が、2013年はAndroidがモバイル世界のWindowsになった年だ、と言った。しかもコンピューティングの市場はますます多層化が進み、いろんなハイブリッド的機種が登場、それにつれてオペレーティングシステムの展開も多様化している。だからもう、Androidという名の一括りや、Windows PCという単独の分類項は、無意味になりつつあるのだ。

Microsoftは、その指導性を取り戻したければ、PCの衰退を抑止する努力だけでなく、モバイルでの本格的な成長が、是が非でも必要だ。

Chromebook が米国で急成長、法人市場の年間売上0.2%から9.6%に。ノート市場の約2割まで拡大

 chromebook の躍進については前に書いた。この記事が面白いのはパイの以降が分かることだ。パイ自体の大きさが増えていることを表していないのでこの表だけではビジネス環境がどうかは分からないが、面白い傾向は伺われる。

 windows タブレットのシェアが増えている。パイ自体が増えている中でのシェアの増加は売り上げ的には大きな増加を意味している。Windows タブレットの大半は Surface だろうから、Surface pro の躍進は本当なのかもしれない。が、2%ではねぇ・・・

 Apple のノートPCのシェアが減っているのは気になる所だ。Macbook Air Retina が出なかったのが痛かったか。

 ただ、これは企業向けのシェアなので、個人を含めたときに Chromebook がこのシェアということはないだろう。

Chromebook が米国で急成長、法人市場の年間売上0.2%から9.6%に。ノート市場の約2割まで拡大 – Engadget Japanese

大手調査会社 NPDグループが、米国内の2013年法人向けコンピュータ売上データを発表しました。各OS のデスクトップやノート、タブレットを合算した全体の売上が前年同期比で約25%と大きく伸びたなかで、前年はわずか0.2%のシェアしかなかった Chromebook が約9.6%にまで急伸し、ノートPCのなかでは約21%を占めるなど一気に存在感を増しています。

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今回NPDが発表した数字は、2013年の1月から11月までの期間、米国のコマーシャルチャネル(企業向けや教育機関向け)で販売されたコンピューティングデバイスの売上台数の集計。Windows デスクトップやノートから、アップルのMacBook、iPad や Android タブレット、さらにはWindows タブレットや Chrome OSデバイスまでを含みます。

全体の売上台数は 1440万台 (14.4百万台)。2012年と比較して台数ベースで25%を超える成長です。これはデスクトップ、ノートともに、企業でのWindows XP から7へのアップグレードが支えていると考えられます。

OSやフォームファクタ別の台数シェアで見れば、デスクトップPC総計は前年の32.3%から27.8%、Windowsノートは42.9%から34.1%へと減少。ただし全体が伸びているため、売上台数では前年比でデスクトップが8.5%、ノートは28.9%伸びています。

従来のいわゆるPCのなかで売上を比較すれば、Windows ノートは横ばい、Windowsデスクトップは約10%成長。アップルのMac はノートとデスクトップ合計で7%減少。

デスクトップPCとWindows ノートPCのシェア低下は、iPadが火をつけたタブレットや非Windows OSデバイスの拡大が埋めています。ここ数年のトレンドのとおりともいえますが、しかしこの新興勢力のなかでもさらに新興の勢力が目まぐるしく入れ替わったのが2013年の傾向です。

まず iPad は、17.1%から15.8%に下落。これを埋めるように、Androidタブレットが4.2%から8.7%へとシェアを倍増させました。しかしそれ以上に目覚しい躍進を見せたのは各社の Chromebook (Google Chrome OSを搭載したノート製品)。ようやく本題です。

2012年の1月〜11月期には法人向け市場の売上シェアでわずか0.2%だった Chromebook は2013年の同時期に一気に9.6%まで拡大し、倍増の伸びだったAndroidタブレットをもあっさりと追い抜きました。

Chrome OS や Chrome OS とはなにか、は過去記事一覧や解説に譲りますが、要はChrome ブラウザをOSの根幹とすることで、従来の汎用OSでは煩雑だったOSのアップデートなど管理保守を手軽に、セキュアブートの仕組みや、アプリをサンドボックス内のChromeアプリとOS組み込みアプリに限定することでよりセキュアに、また Google Apps / Google Drive を始めとしたクラウドや Google サービスのとの親和性を高めたノート製品のこと。

Chromeブラウザと同様の半自動アップデート機能を備え、またOSの仕組みがシンプルで「ゴミが溜まる」ことの少ない設計のため、Google では使い続けると重くなる従来のOSを意識して「使い続けるほど速くなるコンピュータ」を謳っています。Chromeブラウザはたしかにアップデートのたびに高速化が図られてきました。

また Google アカウントでログインしユーザーデータは原則的にクラウドに保存する仕組みのため、マルチユーザーでの共有がし易いのも、教育現場や法人向けとして便利な点です。ローカルストレージはクラウドと同期するためのキャッシュ的な扱いで容量が少なく、本体価格を割安にできるのも特徴のひとつ。

各社の製品はたとえば:

299ドルでタッチ対応の Acer C270P
HP Chromebook 11、HP Chromebook 14 などHP製品
かつての Exynos 搭載機から最近の Atomモデルまでサムスンの各機種

Google もみずから一般消費者向け・法人向けに各社の Chromebook を販売するほか、自社ブランドではある種の象徴的なフラッグシップとして、Chrome OS なのに一線級のハードウェアスペックとこだわりの独自設計を施した特殊な製品 Chromebook Pixel も直販しています。

国内向けには展開しておらず量販店の店頭などでも見かけないだけにピンと来ませんが、米国では保守管理の手軽さやGoogleのクラウドサービスとの親和性を訴求して主に教育分野向けに販売されており、HP、サムスン、Acer など各社が安価な製品をリリースしています。

なおマイクロソフトが力を入れる Windows タブレットは、前年の0.8%から2.2%へ。Android や Chromebook など新興勢力と同じく、前年比で大きく伸びたものの相対的にはまだ少ない割合に留まっています。詳しい数字はリンク先の NPD 発表へ。また NPD Group Blog でも、メーカー別やBTO PCを含めた分析記事があります。

Windows 8.1 タブレット:富士通ARROWS Tab QH55/M

arrow tab 低価格のタブレットでは Amazon や Google(ASUS) に勝てないし、高価格帯では iPad に勝る魅力のあるマシンを作る能力がない。仕方なく Atom プロセッサの Windows タブレットに活路を見出そうということだろうか。

 しかし、10万円前後の Windows PC は激戦区だ。ATOM 搭載ならもっと安価なクラムシェルという選択肢もあるし、少し足して i5 ノートもある。ハードのスペックとガラパゴス機能がどこまで通用するのか。価格の推移と販売打ち切りの時期を見守りたい。

Bay Trail-Tタブレットレビュー:富士通ARROWS Tab QH55/M(ハードウェア編) – Engadget Japanese
12月はWindows 8.1+Bay Trail-T搭載の8型タブレットが多数発売開始となりました。ただどれも8型1280×800ドットでメモリ2GBと、まるで金太郎飴状態。イマイチ面白みに欠けます。そのような中、Surface Pro 2もビックリの一部飛び抜けたハードウェアを持つBay Trail-T搭載タブレットをご紹介したいと思います。
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フォロワー泣かせの Windows RT | woodstream #217

 同じ報道を目にしても、バックグラウンドによって感じ方が違う。自分はこの記事や Surface 2 の発売早々の値下げを受けて、Windows RT を諦めるんだと感じた。(さようなら Windows RT 、Surface RT、Surface 2 |ハードウェア責任者がRT消滅を示唆)。

 しかし、木沢さんは違うようだ。Windows が一つになっていくのだという説を語られていた。Windows phone と Windows RT は ARM 向け Windows で Windows 8 は 86 向け Windows で同じカーネルだから Microsoft の役員が「3
つのWindowsを続ける気はない」からといって、RT が失敗だったという意味ではない。といった主張だったが、それが RT の失敗・撤退ということだろう。

 他のプラットフォームではモバイル系 OS でスマートフォンとタブレットをカバーし、パソコンは別OSで展開している。Microsoft はここにスマートフォンの Windows phone とパソコン用 Windows 8 に加えて意味不明な Windows RT を投入した。ハードウェア仕様的にはデスクトップOSを搭載した Surface Pro と似て、中身はスマートフォンOSに近い中途半端なものだった。失敗の原因はこれだ。

 役員が失敗だったというのはこのことだろう。どっちつかずのハードウェアにデスクトップOSと同じ名前をつけてしまった。iPad で Mac OS X 用のアプリが動かないのなんか当たり前だとだれでも分かる。でも、Windows 用のソフトが動かない Windows 機では混乱するだろう。

 カーネルが一緒なら Windows phone OS を載せればよかった。というか、中身的にはほとんど一緒なはずだ。同じプロセッサで動く同じカーネルなんだから、iPhone 用と iPad 用との違いくらいしか無いはず。というより、そういうように作れたはずだ。

 Surface RT を値下げ前に買ってしまった人柱としては無念かもしれないが、Surface RT は大失敗作で Microsoft はプラットフォームごと葬り去ろうとしているという事実は変わらない。将来的にモバイル系 OS に収束したからといって発展的統合ではないし、その新しい Windows mobile(仮名)がスマートフォンとタブレットに搭載されようになるかもしれないが、Surface RT や Surface 2 に載ることはないだろう。

川下川ダム後 XP リカバー

 昨日は天気が良かったがP330のテストのためにRX3で出かけた。

 今日はロードに乗った。寒くて気が進まなかったが、外に出たら意外に暖かくて帰りには汗をかくくらいだった。

 午後にEDIONに行ってiMacの Time Machine 用のドライブを買おうと思ったら狙っていたものは売り切れていた・・・EDIONでパソコン関係のものを買うなんてめったにないのに・・・このドライブはめずらしく Amazon とほとんど値段が変わらなかったのだ。値段が変わらないなら持ち帰りできる EDION にしたのに。

 息子のところから引き上げてきた NEC VR300 のリカバリにとりかかった。最悪ドライブを抜いて外付けケースに入れるしかないかと思っていた。電源を入れるとブートに失敗し、セーフモードの画面になった。セーフモードでも前に起動した時の・・・を試しても再起動してしまう。CDが生きていればKNOPPIXで起動してドライブの中身だけでもコピーできるかもしれないが・・・

20131201XPtrouble0 ダメ元でwindowsXP のインストール用CDを入れて電源を入れてみた。すると、読み込みの音がして青い画面が立ち上がった!そこで、修復インストールを試みたが失敗。というか、修復の対象としてリストされない。しかし、これは大きな前進だ。曲がりなりにもCDから起動するユーティリティが使えるし再インストールもできる(HDDのハードウェアトラブルが原因ならどうしようもないが、その際にはデータのリカバリも無理なので追加的な出費をする必要もない)。

 仕方なくプロンプトで起動した。Cでdirを実行したが表示できない。完全にHDDのファイルシステムのエラーだ・・・「こりゃ、抜いてもリカバリにはツールがいるかもしれんなぁ」と暗くなりながらダメ元でCHKDSKを実行。10分くらいかかった後正常終了した。で、Cを見たらちゃんと表示された!

20131201XPtrouble 「ひょっとしたらこれで起動できるようになったかも」と再起動したら Windows XP のユーザ選択画面が表示された!!! (EはDVDドライブ)

 なお、背面にキモオタが写ってるのは購入時からのバグ。使用上は問題がないので放置している。最近のPCはこのバグが多くて困る・・・

「OS X無料化」は「OS 無料化」につながるか・・・

 windows 8.1 が販売された翌週に Mavericks が無料で公開された。以前から 3千円くらいと心理的には無料に近い設定だったが、Free という言葉のインパクトは大きい。が、一般人の関心はあまり高くないようだ。というより、Windows 8.1 も Mac OS X Mavericks も興味の対象ではないという意味で「関心は高くない」。

 この記事にもあるように、OS は PC の価格に含まれていると考えるユーザのほうが多い。Mac の場合は当然 OS の費用を含んでハードの価格が設定されている。Windows についても、OS なしモデルを買うようなヲタクでなければ OS の価格を気にすることはないだろう。というより、OS 代として Microsoft にいくら支払われているかは隠蔽されていて分からない。

 OS のアップデートビジネスが終了するのかどうかは分からないが、PC のコモディティ化の進展と共に困難になるだろう。PC の用途に対して必要となるハードウェアパワーは頭打ちだ。新しい OS にしたからといって新しいことができるようになるわけではない。むしろ、高機能な OS を動かすのにマシンサイクルを食われてレスポンスが悪くなるという本末転倒な状態になりかねないということをユーザは学習した。XP 以降の OS はできることがほとんど変わらない。

 ところで、「最新OS「Windows 8.1」へのアップグレード料金を消費者からとらないことを発表した。」というのは大間違いだ。無料なのは直近の Windows 8 からのアップグレードだけだ。数の多い Windows 7 や vista(!)、XP(!!) からのアップデートは有料で、日本では 12,800 円かかる。

「OS X無料化」が意味する新時代 « WIRED.jp
デスクトップOSは、主要な収入源としての地位を降りた。その「死」を明確にしたのはアップルだ。

アップルは10月22日(米国時間)、16年前からの慣行を破り、最新OS「OS X Mavericks」へのアップグレードを無料で提供すると発表した。テクノロジー企業が利益を得る仕組みが大きく変化していることを明確にする動きだ。
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Office 要らなくね?|Microsoft fires back at Apple: iPad isn’t a ‘work’ machine

Frank Shaw 確かに iWork は Office の完全な代替品にはならない。というより、何度も書いたが、Office はよくも悪くも Office なのだ。というより、Office であれば実のところ中身なんかどうでもいい人のほうが多いくらいなのだ。

 Office が IT と無関係の大多数の企業で使われ続けている理由は「Office だから」だ。使い勝手がよいとか性能が良いとか機能が豊富という理由ではない。大多数のユーザは Excel の機能の 1/10 も使ってないし関数もほとんど知らない。マクロの開発環境なんか一度も開かれることなくリース切れを迎えるものが大多数と言っていいだろう。(自分は VBA の開発を行うが、エディタとインスペクタくらいしか使わない。)

 日本のITリテラシーの不足した企業で Office が使われているのは、異なるソフトを入れることで教育に手間がかかったり、互換性の問題が発生した時に、責任を問われたくないというシステム部門の無責任が原因だ。Office 同士でもバージョン間の非互換はあったが、「Office 同士でこうなんだからしょうがない」とシステム部門は責任を回避できた。もし iWork(open office でもいいが)にして同じことが発生したら、iWork にした責任を問われる。これが Office が日本企業の標準として使われ続けている最大の理由だ。

 Microsoft に関わらず、情弱系マスコミの多くはプロダクティビティを Office が動くことと勘違いしている。いや、Microsoft はそう思わせようとしている(彼らはよく知っているが気づかないように振舞っている)。「PC を仕事に使うには Office が必要>iPad は Office が動かない>iPad は仕事に使えない」という論法で Office の必要性をアピールするためだ。

 Microsoftが知っている通り、仕事をするのに Office の機能は必要ではない。数ページの業務用文書を作るのに Word は要らない。集計作業も Excel である必要はない。まして、メールやウェブベースのアプリはブラウザだけでいい。そして、今、業務アプリはクラウドベースに移行している真っ最中だ。

 Microsoft としては隠したいところだろうが、ユーザは気づき始めた。タブレットを業務で使う人が増え続けていることがそれを示している。「メールとウェブブラウズができてクラウドアプリがあれば端末は何でも構わない」のなら、端末にこれまでのように Office の入った PC を使う必要がどこにある?

 とはいうものの、自分が Microsoft Office for Mac 2011 を持っている。ほとんど使わないが、休みの日に VBA のアイデアが浮かんだ時などにその場で書いてデバッグできるのは便利だ。以前は iPad でソースを書いて会社の Office にペーストしていたが、自宅に Office があれば、データがないので実際の動きの確認はできないが、シンタックスエラーや変数のタイプミスといったレベルのチェックはできて便利だから。これは、自分の中で Office が必要な数少ないタスクだ。Office で動かないプログラムは無意味なので Office でなければ意味が無いからだ。逆に言うと、こんなことくらいしか Office の出番はない。因みに、この目的では Surface RT は、VBA 作成環境は入っていないので、使えない。

Microsoft fires back at Apple: iWork is ‘watered down,’ and the iPad isn’t a ‘work’ machine | VentureBeat

Apple’s full-frontal assault on Microsoft yesterday didn’t go unnoticed by the folks in Redmond.

During its iPad event yesterday, Apple went out of its way to not only attack devices like the Surface but also go after the company’s approach to operating system upgrades and productivity software.

Today, Microsoft is striking back, and it’s taking the very same direct approach that Apple did. In a post on the official Microsoft blog, communications VP Frank Shaw railed back against Apple, which he argues has extended its reality distortion field beyond Cupertino.
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NEC VR300/D(Win XP sp3)セッティング完了

Celeron D CPU fan 息子の所に持っていくお下がりPCのセットアップが完了。メモリは上限で不要な常駐アプリは全部消した。チューンする前よりはかなりましになったが、CPUパワーの不足は如何ともし難い。

 CPUを換装するという手が残ってはいるし、換装できるチップは中古で数百円で入手できる。ただ、リスクとして、CPUクーラーの能力は足りるか(クーラーの交換は物理的に難しい)、チップセットにNECカスタマイズが加えられていないかといった不安要素がある。チップセットで設定されたチップ以外を弾くようになっていたら完全にアウトだ。しかも、組み付けないとわからない。労力とリスクを考えて得られるメリットが小さすぎる。もし上位のCPUにできたとしても、Win7 を快適に使えるようには絶対にならないだろうから。これは、7年前の最上位パソコンが快適に使えない事を見れば一目瞭然。まあ、暇があればプラモデル的に楽しんでみるのもいいが。

 不要なアプリを全部消したらメモリの使用状況が改善されてメモリ増設のメリットが相対的に減ってしまった。「これなら、512×2 でもそこそこいけたんちゃうん」と思ったが、 メモリが余っているのは足りないより 256 倍以上いいからいいや。2,000 円だったし。

 eBoostr については、試用モードでテスト中。パフォーマンスモニタを見ても、CPUが上限に貼り付くことが多いので、キャッシュを増加してもそれほど効果はないのではと感じる。体感的にも、社給PCのメンメモリの不可使用領域にキャッシュを置いた時ほどの効果は感じない。それに、windows 7 移行にはこの機能がOSに標準的に搭載されているので、パソコンを新しくしたら要らなくなる。なお、メインメモリをキャッシュとして使うことは windows ではできないので、大量のメモリを搭載して eBoostr でキャッシュにするのは効果がある。また、それ以外の機能においても eBoostr は価値があると思う。が、それは細かくチューニングできるヲタが使ってこそだ。なので、息子には要らんだろうなと思って保留。(自分のメインマシンは iMac なので、eBoostr 自体が存在しない。Mac 版の eBoostr が出たら即買うだろう。)

 問題は、いつ持っていくかだ・・・