レノボ YOGA 可変スタンドつきAndroid タブレット

11月1日から売り出すというのは度胸がいいとしかいいようがない。もちろん、iPad Air, iPad mini Retina が発売されてからではもっと悲惨なことになるので、

 キックスタンドより良いかもしれないが、硬い水平面がないとスタンドとしては機能しないだろう。当然、iPad + Ultrathin keyboard やノートPCのようには、おそらく Surface 以上に、使えないだろう。

 他にも気になる仕様がある。10インチで 1280 x 800 液晶なんて3年前の XOOM と同じだ。全く新規のボディデザインを作るような手間をかけたのに、なんで液晶のクオリティが 2011 年レベルなんだろう。日本価格で 3 万円台前半でなければ勝負にならないだろう。というか、今から 10 インチクラスのタブレットを買う時に 1280 x 800 なんて買うのは情弱だけだろう。

 PC では IBM の Thinkpad を買い取り、今でもブランドイメージを崩すこと無く継続している Lenovo だが、モバイルは弱い。仕様の設定が日本メーカー並みの残念さだ。

レノボ YOGA TABLET 国内発表、Android 搭載の可変スタンドつきマルチモードタブレット – Engadget Japanese
レノボ・ジャパンが、Android タブレットの新製品YOGA TABLET シリーズを発表しました。本体背面に角度調整可能なスタンドを備え、利用シーンに合わせて3種類の持ち方・置き方ができることから、同社はマルチモードタブレットと呼んでいます。これは先日ドイツの販売店がフライング掲載したモデルでもあります。
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「PCを買うかタブレットを買うか迷っている人には最適」 – 日本MS樋口社長がWindows 8.1採用タブ「Surface 2」「Surface Pro 2」

 ついに、社長自ら Surface が Windows PC の代替となると宣言した。最初からこのスタンスで望んでいたら Surface RT を不良在庫にしなくても済んだかもしれない。「藤本氏は、『(初代の)Surface RTは皆さんが思っているよりもはるかに売れている』」言ったらしいが、「みなさんが思っている」がどの程度なのか藤本氏はどうやって知ったんだろうww。藤本氏が思っている、「みなさんが思っている」よりははるかに多く売れたかもしれないが、現存を900億円も出さなければならない、最終的に 1万5千円も値引きしなければならない程度には売れてないのは公開情報から分かる。失敗を失敗と認めないことからは何も産まない。本社は何回も Surface RT は失敗だったと認めているんだから負け惜しみは見苦しい。

 iPad と比較してくさすようなことを言わなかったのも正解だ。64 bit 化されて 500g を切った iPad と比較するのは嘲笑を招くだけだ。ATOM プロセッサを搭載した 5 万円未満の Windows 8 PC こそがターゲットだ。

 最初からこう説明していたら良かった。今は windows 8.1 を搭載した 5 万円未満の端末が出てきている。PC のアプリ資産を重視するならそちらの方がいいし、可搬性を重視するならタブレット(iPad か Android OS 機)を選ぶ方がいい。

 それとは別に、25日より日本市場で発売というので昼休みに近所のEDIONに行ってみたが、Surface 売り場はいつもどおり閑古鳥がうるさいほどに鳴いていた(誰一人おらず立ち止まる人もいなかった)。Surface 2 も Surface pro 2 も展示されておらず、「豊富な周辺機器」はどこにも見当たらない。という以前に、そんなものがあったとしても展示するスペースは端末2台がギリギリ置けるという程度しかない。

「PCを買うかタブレットを買うか迷っている人には最適」 – 日本MS樋口社長がWindows 8.1採用タブ「Surface 2」「Surface Pro 2」をアピール (マイナビニュース) – Yahoo!ニュース
●新型タブレットの仕様をチェック
日本マイクロソフトは10月24日、OSにWindows 8.1を採用したタブレット端末「Surface 2」「Surface Pro 2」を25日から発売すると発表した。同日、東京・表参道ヒルズで開催された発表会で、樋口泰行社長は両製品を「タブレットとPCの機能を両方備えた製品」と表現し、「PCを買うかタブレットを買うか迷っている人には最適」とアピールした。価格はSurface 2が44,800円から、Surface Pro 2が99,800円からとなっている。
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今から行列だwww|速報:マイクロソフト Surface 2 / Surface Pro 2 10月25日国内発売

 愛すべき Surface RT は RT を取って販売継続らしい。とっくに作るのをやめてるのに販売が続くのは、売れ続けるものを作り続けて売るのとは全然違う。作ってしまった端末にかかった費用は減ることはないからだ(減損して減らしたが)。

 ただ、このタイミングで発売することで、年末商戦出場のためのチケットは買ったとはいえるだろう。

 しかし、Surface 2 の液晶の解像度 1920×1080 が”フルHD”としか書いてない。数字で比較すると見劣りするからだろうか。後、価格はすべてキーボード抜きの価格であることも注意が必要だ。どの写真でもキーボード付きだが、別売で 1 万円程度だ。

 後、iPad Air が 500g を切った事で、10 インチクラスのタブレットの標準重量は 500g 台となった。これまでも Android 陣営では 500g 台のタブレットがあった。しかし、iPad 4 が 650g もあったので、Surface RT が同等でも見劣りしているようには見えなかった。ところが、昨日の発表で評価は変る。iPad Air を見た途端、「iPad 4 は重くて使いにくかった」という意見を書く提灯持ちが出た。これがガリバー型寡占市場だ。ルールが変わるのだ。気の毒なことに(アメリカでの発売はもっと早かったので今回の発表の影響は被らなかった)、発売前日にルールが変わった。

 ただ、幸いなのは iPad Air の価格が高かったことだ。32GB の Surface 2 にキーボードを付けても iPad Air の 32GB とほぼ同水準だ。

 年末商戦の成績と12月決算の発表が楽しみだ(毎年書いてるなぁ・・・)。

速報:マイクロソフト Surface 2 / Surface Pro 2 国内発表、10月25日発売 – Engadget Japanese
日本マイクロソフトがタブレットPC 『Surface 2』と『Surface Pro 2』の国内販売を発表しました。発売日は10月25日(金)。価格はSurface 2 が4万4800円から、Surface Pro 2は9万9800円から。
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Surface RT の援護射撃となるか:ノキアが10インチタブレットに参入、Lumia 2520

Lumia 2520 Surface RT の在庫処分を進めるための援軍となるだろうか。それとも、Windows 8 の入った安価なタブレットという小さなパイを奪い合って、Surface RT だけでなく Surface 2 の需要まで侵食してしまうのだろうか。

 少なくとも、この端末は iPad はもちろん NEXUS や Kindle Fire HDX とも教護しないだろう。Windows RT 搭載機は Windows 8 搭載のタブレットまたは PC と競合するのだ。まあ、近い将来この端末も Microsoft のロゴが付くのだから、Microsoft はどちらが売れても結果は一緒だが、不良在庫として一度現存した Surface RT の在庫の市場価値がさらに下がるのではないだろうか。

 Surface pro 2 を買ったら Surface RT を一台つけるとか、Office 360 や Sky Drive の有償アカウント2年分とセット販売するとか。どうこれ?マーケティング担当VPに採用しない?

ノキアが10インチタブレットに参入、Lumia 2520 : ギズモード・ジャパン
時はタブレット戦国時代。

ノキアが初のタブレット端末を発表しました。Lumia 2520、Windows RT 8.1採用の10インチ端末。タブレットとしては、実にスタンダードなもの。
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2013年末タブレット商戦の主戦力(Android)

20131017_kindlefireHDX  迎え撃つ iPad 5 と iPad mini 2 のスペックと価格が分からないが、Android 陣営の代表は下の二つに絞られたと言っていいだろう。これに対抗できるとしたら 7 インチで 10,000円を切る、10 インチで 25,000 円を切るような廉価版だ。つまり、残念ながら日本メーカー名が入っている機種のスペースはゼロだ。

7インチ

 Kindle Fire HDX のコストパフォーマンスの高さが圧倒的だが、背面にカメラがないのには注意。カメラと価格差をどう捉えるかで選択肢は決まるだろう。

 後、Kindle Fire HDX は Google play が使えないことも考慮する必要がある。HDX に搭載の Fire3.0 はかなり標準の Android と近いものになってるらしいが、それがどの程度なのかは調べた上で買ったほうが幸せに慣れるだろう。

 「調べるのが面倒くさいから Android の純正モデルの NEXUS 7 2013 を選ぶ」というのもいいし、「メジャーな SNS アプリとメールとブラウザが使えれば買い物は Amazon でするから Kindle Fire HDX」というのも間違いではない。

  Kindle Fire HDX 7 NEXUS 7
16GB 24,800 27,800
32GB 29,800 33,800
64GB 33,800 39,800
モニタ 1920 x 1200 (323ppi) 1,920×1,200(323ppi)
CPU クアッドコア2.2GHz Qualcomm Snapdragon
S4 Pro, 1.5GHz
重量 303g 290 g
背面カメラ なし 有り

8.9インチ~10インチ

 ここも激戦区だ。iPad 5 と iPad mini 2 の両方がこのカテゴリに入ってくる。Windows 8.1 搭載 PC とも一部では競合する。しかし、スペックアップした Surface 2 がここに割って入ることはないだろう。

 ここで赤字にしたのは Kindle Fire HDX 8.9 の重量だ。9 インチ近いサイズなのに 374g しかない。

  Kindle Fire HDX 8.9 NEXUS 10
16GB 39,800 36,800
32GB 45,800 46,800
64GB 51,800  
モニタ 2560 x 1600 (339ppi) 2560 x 1600 (300ppi)
CPU クアッドコア2.2GHz デュアルコア A15
重量 374g 603 g
背面カメラ 有り 有り

Apple 新 iPad 発表イベントを10月22日に開催?

image[4] 市場環境から考えて iPad 5(仮名) と iPad mini 2(仮名)が必要だろう。それと、Haswell 搭載 Macbook pro(Marveric 搭載)も欲しいところだ。

 iPad には A7,M7,指紋認証が搭載されるものとみんなが思っている。指紋認証は iPad にこそふさわしい。もし、iPad に指紋認証が付いていなければ株価は大幅にダウンするだろう。

 ビジネスでの使用を後押しするには、マルチユーザアカウントと指紋認証を組み合わせることが効果的だ。Android が OS レベルで指紋認証をサポートする前に実装すべきだ。Android は既にマルチユーザアカウント搭載を実装しており、一部の機種は指紋認証をローカルで実装している。

 目玉は iPad mini だろう。Macbook pro の Haswell 搭載は時間の問題だし、iPad 5 は要素技術の世代交代とデザイン変更だけで特に大きな性能の変更はない。64bit 化や M7 チップの本領が発揮されるのは少し先になってからだろう。

 一番気になるのは価格だ。NEXUS7 2013 が $238 で 7 インチクラスの標準となっている今、iPad mini がどの程度の上乗せにするか。日本市場へはどれくらいの為替レートで出してくるか。興味は尽きない。それによって、今年の年末商戦に望む Android タブレットメーカーの戦略や Surface 2 で個人タブレット市場に再挑戦する Microsoft に与える影響が決まるからだ。何度も言うが、Surface は iPad と競合していないとは思っている。が、個人のデジタルガジェット支出やバッグの隙間というパイの取り合いには参加している。

 ところで、22日というのは新 Surface の発表イベントの前日だ。Microsoft さんにはお気の毒としか言いようがない。Microsoft が相変わらず iPad に対する比較で優位性をアピールしようにも、22 日に発表されたモデルと比較したプレゼンを用意することは難しいだろう。というより、今、既に出来上がった比較資料は全て旧バージョンとの比較になってしまったのだ。Microsoft が比較する相手を Windows PC にしていたら話は別だが・・・自分はそうすることが Microsoft が Surface で巻き返えす唯一のチャンスだと思うが。

 まあ、自分にとっては全て、ハロウィーンの盛り上がりでしかないが。

アップル、新 iPad 発表イベントを10月22日に開催?Retina版 iPad mini など AllThingsD報道 – Engadget Japanese
今年の 新 iPad はあと2週間ほどで発表されるかもしれません。リンク先 AllThingsD ではいつもの「詳しい筋」から得た証言として、アップルは米国時間で10月22日に新 iPad (5代目)と iPad mini (2代目)を含む新製品の発表イベントを開催する見込みと伝えています。
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ゾンビタブレットがNECと富士通から

NEC LaVie Tab E 発表、7インチ 1万7850円からのAndroidタブレット – Engadget Japanese

 どうしちまったんだい?2013 年 10 月のタブレット市場に 1024 x 600 の7インチや 1280 x 800 の 10 インチモデルを新製品として発売するなんて正気の沙汰ではない。

傷が広がらないうちにタブレット市場から一刻も早く撤退したほうがいいだろう。PC でそうしたように。

富士通、2,560×1,600ドット対応10.1型液晶搭載のWindowsタブレット ~Atom Z3770採用でバッテリ駆動時間は約15.5時間 – PC Watch

 本家の Surface pro 2 が Haswell 搭載してくることが分かっていただろうに、Atom で 11 万円という仕様を設定した奴出てこい。しかも、11月21日に発売するものを今頃発表してどうすんの。発売時点では誰も忘れてるだろう。しかも、下手をすると iPad 5(仮名) と iPad mini 2(仮名)が発表されるかもしれないのに。

 直接の対抗となる Windows 搭載タブレットの本命 Surface pro 2 が Haswell を搭載でほとんど価格は変わらない。しかもこの価格 64GB の価格。64GB の Windows 8.1 マシンってユーザのストレージは 30GB くらいしか残らないんじゃないの?

 とにかく遅すぎた。Haswell発売前だったらなんとかいけたかもしれない。しかし、もう遅い。自分は競合ではないと思うが iPad 5(仮名)の発表・発売が近いというのも厳しい。「タブレット」というカテゴリで扱われてしまっている現在、iPad の新型が出たら他メーカーのタブレットカテゴリの製品は蚊帳の外だ。Surface pro 2 ですらほとんど何の話題になっていないのを見れば分かる。

NEC LaVie Tab E 発表、7インチ 1万7850円からのAndroidタブレット – Engadget Japanese
NEC が個人向けのAndroidタブレット LaVie Tab E シリーズ 2機種を発表しました。7インチのTE307/N1W が直販 1万7850円、10.1インチのTE510/N1B は3万4860円と比較的安価な点が特徴です。

7インチ版 TE307/N1W の主な仕様は、1024 x 600 液晶ディスプレイ、MediaTek MT8317プロセッサ(2コア1.2GHz)、1GB RAM、16GB ストレージ、microSDHC対応microSDスロット、前面30万画素カメラ、802.11b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0など。本体寸法 121 x 199 x 10.7mm、重量 約350g、約7時間駆動。ほかDolby Digital Plus 対応ステレオスピーカーなど。要はレノボ IdeaTab A1000 のNEC版のようです。

10.1インチ版 TE510/N1Bのほうは、1200 x 800 液晶ディスプレイ、MT8125プロセッサ(4コア1.2GHz)、1GB RAM、32GB ストレージ、microSDHC対応microSDスロット、前面30万画素カメラ、背面500万画素カメラ、802.11b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0など。こちらは260 x 180 x 8.6mm、約560g、約8時間駆動。

直販NEC Direct での価格と発売時期は、7インチのTE307/N1W が10月下旬に1万7850円、10.1インチのTE510/N1B が11月1日予定で3万4860円。

富士通、2,560×1,600ドット対応10.1型液晶搭載のWindowsタブレット ~Atom Z3770採用でバッテリ駆動時間は約15.5時間 – PC Watch
 富士通株式会社は、WQXGA(2,560×1,600ドット)表示対応10.1型液晶を搭載するWindows 8.1タブレット「ARROWS Tab QH55/M」を11月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11万円前後の見込み。

 プロセッサにBay Trail-Tのコードネームで知られるAtom Z3770(1.46GHz、ビデオ機能内蔵)を搭載。メモリは4GB、ストレージは64GB。OSはWindows 8.1、Office Home and Business 2013を搭載する。バッテリ駆動時間は約15.5時間。

 ディスプレイは、299ppiの画素密度となる2,560×1,600ドット/10.1型IPS液晶を搭載。1,024段階の筆圧検知に対応する電磁誘導方式のデジタイザペンも付属し、本体に収納して持ち運びできる。

 本体はIPX5/7/8の防水、IP5Xの防塵に対応するほか、アルコール除菌シートなどのエタノール/IPA(イソプロピルアルコール)/次亜塩素酸ナトリウムに対する耐薬品性も備える。また、画面が濡れている状況でも利用できるよう、付属のデジタイザペンもIPX2に準拠した防滴性を備える。

 そのほか、Windowsのマルチアカウントに連動可能な指紋センサーを搭載するほか、無線LAN/Bluetoothの動作切り替えなどを行なえるステータスパネルの呼び出しや、画面キャプチャーをハードウェアスイッチで操作できるなどの機能を持つ。

 インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC、microSDカードスロット、約800万画素背面/約200万画素前面カメラ、USB 3.0、USB 2.0、音声入出力。GPS、加速度、地磁気、照度、ジャイロの各センサーも搭載する。

 本体サイズは267×180.8×9.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約650g。オプションでスリムキーボード(店頭予想価格:14,800円前後)、充電用クレードル(同5,250円前後)、拡張クレードル(同8,400円前後)なども用意される。

 また、直販サイトのWEB MARTでは「WQ1/M」の型番で販売され、カスタムメイドでストレージ128GBを選択できる。

This Incredible Tablet Keyboard Transforms to Fit Your Sloppy Fingers

http://dryft.com/ からタブレットに最適化したキーボードの提案が現れた。タブレットといえば、大きな画面を利用した QWERTY が主流で、ソフトキーボードの特性を活かしたカスタマイズ版が提案されてきたが、今のところスマートフォンにおけるスワイプキーボードのような標準と呼べるものは現れていない(ローマ字言語圏ではまだ勝負は付いていないと思われる)。

 dryft keyboard はQWERTY の変形アプローチで参入だ。従来のキーボードと違うのはキーの配列を動的に行うことのようだ。ユーザーが8本の指を画面に置いたらその位置をホームポジションの位置としてキーを配置する。なので、ホームポジションがどこにあるのかを目視しながらタイピングをしなくてもいいのだ。物理キーボードなら指の感触で無意識に位置を補正できるし、押し込まなければ反応しないので意識する必要はないが、タッチセンサーのソフトキーボードではそれがないために目指しなければならず、結果的に快適な入力環境とならない。ホームポジションを手の位置に合わせることで手をキーボードの位置に合わせる必要を無くするという考え方だ。

 そして、特定のキーを打つとそのズレをフィードバックして位置が変わるというのも面白い。その人の打ちグセ(Sを打つ時にキーの右側を打つことが多いといったくせ)によって配列が変わるのだ。

 これも、ソフトキーボードメリットを活かしたアプローチだ。ホームポジションに指をおいてタッチタイプできる人なら効率のよい入力が可能かもしれない。

 ただし、これは長文を打つときにしか役に立たないのではないだろうか。動画では両手を置くことでキーが現れているが、一々両手を置かないとキーが現れないのでは、例えば4桁のパスコード程度のものを入れたい時に不便だろう。また、片手でタブレットを持って片手で入力したいような場合にどのようなキーボードが現れるのだろうか。

 サイトに合ったベータテスト志願フォームに登録してみた。XOOMならトラブっても平気だし(日本語入力はできないだろうが)。

使い易いキーボードとは

 また、ソフトキーボード全般に言えることだが「結局QWERTYは覚える必要がある」ということだ。キーボードに革命を起こすなら、最新の言語と人体工学に基づいたキーの配列から提案して欲しい。QWERTY を知らない人間が最短で最高速で打てるようになるキーボードを提案して欲しい。

 マーケティングや現実にQWERTY配列を覚えているユーザが多いことからQWERTYをサポートすることは必要かもしれないが、そこから一歩踏み出すことがソフトキーボードなら可能だ。物理キーボードと同じ入力方法が便利という発想かもしれないが、フリックの例でも分かるようにそれが充分に合理的であればユーザは学習する。

 もう一度「使いやすさ」について考えて欲しい。自分はiPhoneの日本語入力ではフリックを使う。物理キーボードは当然QWERTYだ。全然混乱しないし覚えるのに苦労はしなかった。普段使っている物理的キーボードと配列が似ているというのは、物理的に異なるUIでは不要なのだ。

 今持っている入力環境で一番使いにくいのは、iPad で Ultrathin keyboard を使う際の iOS の日本語変換UIだ。UI全般ではなく、たったひとつ。変換候補の選択方法が独特であることだ。普段PC(会社でも自宅でも)で使っている Google 日本語入力では予測変換候補の選択をtabキーで行う。ことえり(Mac OS の標準IM)でもそうだ。にも関わらず、iOS ではスペースキーで行わなければならない。文字を入力して予測変換に目的の文字列が表示された時に反射的に tab キーを叩いてしまう。そうすると、入力中の文字列がそのまま確定されてしまう。このため、削除を連打し中途半端な文字を削除した上で入力し変換しなければならない。

 Ultrathin keyboard のできが悪かったり配列が違っているわけではない。ほとんど同じなのに一箇所だけ操作が違うからミスをするのだ。

 ここに「使いやすさ」の落とし穴がある。iPadに Ultrathin keyboard をつなぐと PC と同じように使える。配列も物理的フィードバックもほぼ同一だ。なのに、変換候補選択のキーだけが違うから間違うのだ。PCとスマートフォンくらいに物理的にUIが異なれば全然迷わない。頭が切り替わるからだ。

ASUS、SIMロックフリーの7型タブレット Fonepad 7を10月発売。

 NEXUS 7 2012 に通話機能を付けたようなマシンだ。

「通話できる」ことをどう評価するかだ。業務用で会社が営業マンに渡す携帯電話とPCを集約するのなら有りか(前にもそんなこと書いたかな)。それ以外では何ら見るべきもののないひと世代前の端末だ。

 ハードの仕様の割に価格が高いので、かなりいい利益率の端末だろう。ASUS にとって NEXUS をOEMしていることは大きいだろう。ASUSのブランド力では売れないような数を Google の影響力を使って売れるのだから。ASUS の端末の事を知らないユーザでも Google NEXUS は知っている。NEXUS を作ることは同じ型のタブレットを作る生産ラインや人件費単価の低減につながるからだ。同時に、Google の冠端末を作っているというのは技術力のアピールにもつながるだろう。

ASUS、SIMロックフリーの7型タブレット Fonepad 7を10月発売。2コアAtom採用 – Engadget Japanese.

ASUSは、通話もできるSIMロックフリーの7インチAndroidタブレット Fonepad 7 (ME372)を10月中旬に発売します。オープンプライスで、店頭価格は3万4800円。

Fonepad 7は、7インチ、1280×800ドットのIPS液晶ディスプレイを搭載したAndroid 4.2.1タブレット。プロセッサはインテルのAtom Z2560(1.6GHz、デュアルコア、グラフィック:PowerVR SGX544MP2)、メモリは1GB、ストレージは16GB。ASUSのオンラインストレージ(5GB)も利用可能。メインカメラは5MP。

SIMロックフリーのタブレット端末で、MVNOの割安なSIMカードなど、対応する好みのSIMカードが利用できるほか、海外では現地のSIMカードも利用できます。データ通信だけでなく通話も可能です。HSPA+方式に対応し、対応周波数帯は2100 / 1900 /850 / 800 / 900MHz。WiFi(IEEE802.11a/b/g/n)のほか、Bluetooth 3.0 + EDRもサポートしています。

同じ画面サイズの従来品となる Fonepad ME371 と比較すると、大きさはほとんど変わらず、OSがAndroid 4.1.2から、Android 4.2.1になりました。プロセッサは1.2GHzのシングルコアから1.6GHzのデュアルコアへ、メインカメラは3MPから5MPへと進化。

その一方、バッテリー容量は4270mAhから3950mAhと小さくなっており、WiFi 通信については約10時間と1時間短縮した一方で、モバイル通信は約10時間と30分長くなりました。なお、価格も Fonepad ME371 の2万9800円から5000円高くなります。

Amazon Kindle Fire HDX 7/Kindle Fire HDX 8.9を発表

130925kindlehdx1 そろそろ来ると思われていたが、予想通り Amazon が Kindle Fire をリニューアルした。内容は要素技術の世代交代のみの正常進化型。どちらのサイズも 2013 年 9 月の標準的なタブレットに追いついたといえる。

 注目すべきはその価格だ。7 インチ 16GB で $229。8.9 インチの 16GB $379 というのはほぼ NEXUS シリーズと同水準だ。PC のように金太郎飴のような端末が並ぶのだろう。

 気になるのは日本市場での価格だ。NEXUS 7 はアメリカ国内価格が $238 に対して 27,800 円という価格をつけてきた。為替レートを考えると割高な感じがして、ほとんど話題になっていない。Amazon がこれを見てどう判断するか。利益率を下げてまで日本市場でシェアを取ろうと思っていない可能性も有るが。日本モデルの価格と売れ行きを生ぬるく見守りたい。

アマゾン、超スペックのKindle Fire HDX 7/Kindle Fire HDX 8.9を発表 : ギズモード・ジャパン
あまりに高スペックなタブレット端末。

アマゾンは新型タブレット端末「Kindle Fire HDX 7」「Kindle Fire HDX 8.9」を発表しました!

このHDXシリーズの特徴は、その素晴らしいスペックです。まずディスプレイ解像度を見ると、Kindle Fire HDX 7は7インチ・1920×1200ドット、Kindle Fire HDX 8.9は8.9インチ・2560×1600ドットディスプレイを搭載しています。
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