例年、CES は Macworld expo 後に行われていたが、今年は 23日かなので、マカーとしても CES に注目せざるを得ない(単に暇つぶしでやけどww)。ちなみに、 Macworld expo は Macworld|iWporld という名前になったらしい。Macintosh から iOS デバイスに軸足を移すということなんだろう。Macworld|iWporld は一昨年から Apple が出展しないし Jobs のキーノートスピーチもないし当然、新製品の発表もないので、面白デバイスくらいしか見るところがないかもしれないが・・・
去年の CES で華々しく発表された XOOM を持っているが、前評判とは裏腹に iPad 2 の反撃と android の価格攻勢の前に事実上敗退した。捲土重来を期して出した XOOM 2 もおそらく失敗だろう。少なくとも、年末商戦で話題になることはなかった。
ここでは、自分が気になったものだけを取り上げて一方的に盛り上がりたい。スマートフォンとタブレットは同じプロセッサを使うことが多い。回線はインフラなので当然同じ条件だし。ここでは、適当に目についたデバイスや技術に茶々を入れて楽しみたい。
OS
android は ICS、iOS は 5 シリーズで1年は走るだろう。windows 8 を搭載したタブレットが一部からリリースされるかもしれないが、Windows phone と windows mobile を置き換える程度にしかならないだろう。PC 用の windows 8 が普及すれば連携で有利になるかもしれないが、それまでに android が環境を成熟させる可能性のほうが高い。そもそも、モバイル端末がスタンダロンのハードウェアではなくサービスと一体化したコンテンツプレーヤーとして認識されつつある今、PCと連携を謳っても魅力に乏しいのではないか。
CPU
iOS も android 4 (Ice Cream Sandwich) もマルチコアを前提としたバージョンにアップグレード済ということで条件は整った。年末に発売されたマシンのうちいくつかが Tegra 3 という 4 コアの PCU を搭載していた。噂レベルではあるが、apple の次期モバイルチップ A6 も 4 コアであるとの記事もあった。Qualcomm も開発マップに 4 コアモデルがあるので、2012 年中には 4 コアへの移行が進みそうだ。
ただし、実装面積は大きいはずなので、スマートフォンで 4 コアを搭載できるのは大型液晶搭載機種に限定されるのではないだろうか。小型・軽量・デュアルコアと4.5 インチ以上の 4 コアに進むのではないだろうか。iPhone 5 がどちらを取るのかが興味深い。
ここで問題となるのが、apple の A6 コアの供給体制だ。1Q中に発売されるとの噂が多いが、A6がそこまでの生産量をまかなえる状態まで進んでいるんだろうか。次期 iPad 3 が A5 だった時に A6 を待つべきかどうか頭が痛い。「A6 搭載 iPad 3 を3~5月にリリースし、6月のWWDC で A6 搭載 iPhone 5 を発表し、10月ごろにLTE搭載モデルを追加」というシナリオはどうだろう。
その他
モバイルの命綱である電池だが、Motorola がチャレンジをしてきた。3300mAhの大容量バッテリーのMotorola DROID RAZR MAXXが発表。3Gでの待受時間は約379時間。 : ギズモード・ジャパンがそれ。重量を増やすことなく大きな電池を搭載できるようになったのは素晴らしい。
iPhone 4 にも搭載されているゴリラガラスだが、これもバージョンアップするようだ。これによって薄く軽い端末を作るか、今のままで頑丈なものにするのかはメーカーのさじ加減だが、どちらもユーザにとっては喜ばしい。個人的にはタブレットにこそ採用してほしい技術だ。「ゴリラガラス2」強度テスト実演、これでiPhone 5 も丈夫になるかも!(動画) : ギズモード・ジャパン
intelの巻き返しなるか
モバイルの CPU はNVIDIA、Qualcomm、TI、Apple、Samsun が争う戦国時代だ。2012 年は intel が Medfield で割り込んできた。
android が搭載されるなら CPU が何でもユーザには関係のない話だ。速くて電池の消費が少なければ受け入れられるだろう。スマートフォンのボリュームゾーンにいるユーザにとって、ハードは液晶の性能、速度、電池の持ち、カメラ性能が全てで、CPUのメーカーなんて関係ないだろう。というより、android 端末を使っているユーザのうち自分が使っている端末のCPUを正確に言える人は少ない。しかし、組み立てメーカーにとっては、経験を積んだチップから代えるメリットがあるのかどうかよくわからない。Lenovo のようにPCでintelを対象に使っているメーカーならパートナーシップとして intel を採用するメリットがあるかもしれないが・・・
このチップは windows 8 でもサポートされるらしいが、iPad の次世代モデルが出、ICS 世代の android 機が出揃っているだろう 2012 年の3Q以降にアプリのない windows 8 が入り込むすきが残っているのだろうか。年末を待ちたい。
インテル、「Medfield」搭載タブレットを披露 – CNET Japan ニュース(提供:朝日インタラクティブ) – デジタル
ラスベガス発–Intelは米国時間1月10日、2012 International CESで同社の新しい「Atom」プロセッサ「Medfield」を搭載したLenovo(レノボ)のタブレットを披露した。また、同社は次世代Atomをベースとする「Windows 8」タブレットも登場を控えていると述べた。
レノボの「IdeaTab K2110」タブレットはIntelの最新のAtomプロセッサであるMedfieldをベースとしている。Medfieldは10日に発表されたレノボの「K800」スマートフォンにも搭載されている。
「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)を搭載するこのタブレットは、第2四半期中に発売される予定だ。
Intelとレノボは、Windows 8を採用し、「Clover Trail」と呼ばれるIntelの次世代Atomチップを搭載した、より未来的なタブレットのデモも行っている。