端末速度比較(Wi-Fi)

 手持ちの端末で速度比較をしてみた。

 WAN条件:eo光 100M 、802.11g、speedtest のサーバはTOKYO、BNRのテストは画像表示版。

android ideos vs xoom

 シングルコアの2.2対デュアルコア3.1の新旧モデル対決。

ideos u8150-D

ideos-speedtest
下り:8,038kbps
上り:2,854kbps

XOOM

xoom-speedtest
下り:15,091kbps
上り:12,936kbps


 回線の速度が速いので端末のパワー差がもろに出たということだろうか。

BNRの画像転送版ダウンロード

 プラットフォーム間対決。iPhone 3GS vs ideos 8150 vs xoom
speedtest-ideosideos 8150 :
最高:3.84Mbps
平均:2.74Mbps

speedtest-xoomxoom :
最高:11.04Mbps
平均:7.17Mbps


speedtest-iPhone3GSiPhone 3GS :
最高:10.17Mbps
平均:8.24Mbps


iPhone 4S :
最高:15.60Mbps
平均:12.63Mbps

 BNRの速度は端末の速度だけでなく、ネットワーク上の影響が大きいのでこの数字が全てではないが、一番古い端末である iPhone 3GS が意外に健闘している。しかし、体感的にはそれほどの差は感じない。XOOMの場合は必要となるデータが大きいので結局表示するのに時間がかかるのかもしれない。

IDEOS U8150 #06 日本語入力環境・アプリ追加

 この端末で長文を書く機会はほとんどないと思うが、iPhoneの電池が切れた時などに入力できるようにしておけば便利に違いない。標準で、というか、流通経路のどこかでインストールされたのは Simeji というIMで、android 界隈では有名なものらしい(先日 XOOM の日本語環境を調べているときに知ったニワカだが)。

ここでは、ideos で使った場合の感想のみを書く。IM 自体については他にまとめる。

Simeji

Simeji  フリーの IM でバージョンアップは今でも続いている。キーボードの背景を換えられたり、マッシュルームと呼ばれるユーティリティを使って機能を拡張したりできる。


ideos simeji ideos 8150 で使ってみると、なぜか入力の判定がずれて入力しにくかった。これだけを使い続けるのならそのうち慣れるかもしれないが、メインは iPhone でそちらのほうがはるかに快適で使用時間も長いので、こちらのずれを指に叩き込むことは難しく、削除した。

 右の写真がその状態。「た」キーを押していて、キーボードの画面には「た」が反転しているのに、変換エンジンには「あ」が渡されている。これは気持ち悪いし、どこを押せばいいのか分からなくなってしまう。

android market simeji


open Wnn plus

 Wnn の成果を使って開発された open Wnn の強化版。XOOM に入っていた iWnn は open Wnn と双子。なので、open Wnn plus とは3親等くらいの関係か。

 デザインはすっきりしていて、ideos 8150の小さな画面でも見易い。キーの認識にずれがないこと。

指を動かすストロークが短くてもいいので、意外に速く打てる。iPhoneだと手の小さい人だと、右手で「あ」キーや左手で「さ」キーを操作したいときに少しタイムロスが生じるが、ideos 8150 だと、指先だけでどのキーも同じように操作できる。
open Wnn plus

simple note

 iPhone のメモ帳のような単機能で軽いメモ帳が欲しいのだが、見当たらなかったので、一番シンプルそうなものを名前で選んでみた。フリーだが充分な機能を持ったメモアプリ。メモリカード上のファイルを操作できるのは端末によっては便利かもしれないが、メモリカードを取り出すためには電源を切らなければいけない ideos 8150 の場合はあまり効果的ではない。上の2枚の写真がこのアプリを使っているところ。タイトル行を表示しないように設定すると、フリックのキーボードを表示してもこれだけの行数が見渡せる。Twitter なら十分な長さだ。

 その名の通りシンプルで使い易いが高機能、メモの1ページが1ファイルになるイメージなので、自分の使い方にはオーバースペックかもしれない。

 ideos u8150 の設定なのか android 2.2 の設定なのかわからないが、横画面が一方向にしかならない。ハードボタンが左に来るように持つと縦画面表示になってしまう。XOOM では横画面になるのでアプリの設定とは思えない。

simple notepad


Word Press

WordPress Word Press を編集するための専用クライアントソフト。写真やビデオを撮って載せることも可能だ。シャレオツなグラフィックで好感が持てる。文章を書くことを主体に作ってあるので、メモ的に書き留めておくこともできる(下書きにしておけばオンラインメモ帳になる)。

 画面が狭いので、一回に表示できる文字数が少なく、編集も難しい。XOOM でならPCと同じように使えるが、ideos 8150 では断片的な思い付きを下書きに放り込むので精いっぱいだ。しかし、外出先でたまたま誤字脱字や誤情報を入れてしまったことに気付いた時などに、ideos に SIM が刺さってたらそのまま ideos で修正するといったことが可能になる。

 ideos 8150 でも14文字8行表示できる。意外とたくさん表示出来る。

WordPress

Apsalus 日本語版

 アウトラインプロセッサ。まだ開発途上のアプリだが、OPMLの読み書きが可能。ということは、iOS 上の iMandalart やパソコン上(win,mac)のJOEとも連携がとれるということだ。Dropbox経由での直接のやり取りは難しいが可能だ。

 すっきりした外観で ideos 8150 の小さなモニタでも視認性は高い。ただし、編集モードに入るときにいちいちメニューを開いて編集モードにしなければならないのは残念。子や兄弟を増やしたり減らしたりもメニューを開かなければならないので、思い付きをガンガン書き込んで後で並び替えたいようなときにはちょっと不便。iMandalart が使えない条件下でアウトラインをグリグリしたいとき限定なら問題ない。というより、無料で公開してくれているので感謝!

Apsalus 日本語版

Dropbox

 自分の中では iCloud より便利なクラウドストレージ。手持ちのデジタルデバイス全てで共有できるのは素晴らしい。iPhoneでは汎用のストレージエリアという概念がないために、アプリ側がサービスに対応していなければ使いようがないが、Dropbox はサービス開始が早かったおかげで次々と主要なアプリが対応した。この点で、後続のサービスは後塵を拝してしまった。android の場合はSDカードや内蔵のストレージに保存して対応するアプリから開くことができるのでiPhoneほどありがたみはないが、iOS デバイスとの連携を考えるとこれしかなくなる。

Dropbox

IDEOS U8150 #04 第二印象

 ルーターとしてしか使わないので android 端末としては使い込む気はなかった。しかし、予想外に使えるので、iPhoneの電池が切れた時のスペアとしての運用も視野に入れたくなってきた。

 OSのバージョンは android 2.2 (froyo)。システムでアップデートはないか問い合わせても「最新バージョンです」と返ってくる。2.3は新バージョンじゃないという考え方か・・・また、セキュリティアップデートが行われているのかどうかは調べようもない。メーカーのサイトにはアップデートソフトなどが配布された形跡は皆無だ。

 設定の問題だが、デフォルトで「配布元のわからないアプリをインストールする」にチェックが入っていた。android はアプリインストールの際にパスワードは要らない。机の上に置いてある端末に勝手に他人がアプリをインストールすることは十分可能だ。1年以上OSのセキュリティアップデートがかかていないシステムの端末に配布元のわからないアプリが入ってしまうようになっているということだ。

表示

iphone 3GS vs ideos8150
左がIDEOS で右が iPhone 3GS だ。2世代前のiPhone と比較しても見劣りがする。液晶の発色については、光線とデジカメの限界でよく伝わらないが、iPhoneのほうが全体に色温度が高い。

 ideos closeup 文字が滲んでいるのがわかると思う。文字のサイズにもよるが、このサイズではアンチエイリアスは切ったほうがいいだろう。フォントを入れ替えればましになるという情報もあったが、現在は放置。


iphone 3gs closeup 同じページを iPhone 3GS で表示した。最新モデルのスマートフォンに使われる高解像度液晶に比べると粗いかもしれないが、読むのに苦労することはない。モニタの大きさとフォントのデザインも影響しているだろう。

microSD

 バッテリーの奥に microSD カードスロットがある。この機種は元々のメモリ搭載量が小さいのでmicroSDカードは必須だろう。附属のケーブルでパソコンにつないでも、そのままではドライブとしては認識しなかった(windows7, MacOS X 10.6)。

ideos music player プレーヤーは凝ったものではないが、アーティスト別、アルバム別の表示など一通りのことはできる。podcast やネットラジオには対応していない。DRMのかかったデータは当然読めない。


 pdf、doc、xls、pptファイルのビュワーとして palm の頃からあった Document to Go が入っているが編集はできない。編集するためには pro 版の購入が必要。これも、micro SD に保存すれば閲覧可能。この小さな画面で編集することは考えられないので十分だろう。中身さえ確認できれば、メールでPCに転送することもできる。

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IDEOS U8150 #02 第一印象

ideos android 2.2 軽くて小さい。手にすっぽりと収まる端末は久しぶりだ。液晶はGUIパーツをタップしたりパネルで文字入力をするのには小さいが、メールやTwitterを読むのには十分といっていい大きさだ。QVGA 今でこそ小さいと思われるが、二世代前のA5502KはQVGAでも大画面と呼ばれていた。ケータイメールが始まった頃は切手くらいの大きさの8文字X4行くらいのモノクロ液晶だったんだから。




 ホーム。シルクボタンはiPhoneやHoneycombに慣れていると古臭く感じる。というか、アクティブな画面としたのメニューボタンとの中間的なコントロールがあるというのに違和感がある。

 物理ボタンの左は電話機能呼び出し。iPhoneの電話アプリをフォルダに閉まっていて困らないような自分には全く無駄で間違えて押しそうで邪魔。右はホームへの復帰ボタンでシルクのホームと全く役割は一緒。電話を使うときに使うのかもしれないが、自分的にはこれも微妙。小さなホームボタンより押しやすいのでこっち一つでいい。最初、真ん中のボタンの意味がわからなかった。iPhoneではメニューボタンだが、このボタンはスリープ解除以外の点でiPhoneのメニューボタンとの共通点はない。

 このボタンの周りの金属のリングがカーソルキーのようになっていて、真ん中が決定ボタンとして機能する。画面をタップする代わりにtabキーでターゲットを移動してENTERキーでリンクをクリックするように使える。画面が小さいので、他のデバイスをターゲットに作られたようなサイトでリンクをめぐるときには便利だ。ケータイのカーソルキーと決定ボタンとほぼ同じ使い方ができるということだ。



 OS は Android 2.2 (Froyo)。2.3(Gingerbread) へのアップデートは多分期待できないし、次期の Android のメジャーアップデートである 4(ICS) へのアップデートはさらに可能性が低いだろう。しかも、Android の場合はメーカーアップデートがないということはセキュリティアップデートも存在しないことを意味する。外国から買ってきた端末でも iTunes によるアップデートで最新の OS アップデートやセキュリティ・アップデートが受けられる iPhone と異なると考えておくべき。下に公式サイトへのリンクを貼っておくので、詳細はそちらに。

 では、なぜ iPhone 使いのマカーがこのようなコアなAndroid端末を購入したのか。それは「SIMフリー」という言葉に集約されている。SIMフリー。なんという心地よい響き。「あなたの色に染まります」という純白のウェディングドレスに込められた思いにも似た「フリー」。挿入したSIMによって処女にも娼婦にもなる聖女。永遠のモバイルヲタの夢。それがSIMフリーだ。

 具体的にいうと、W-CDMAのSIM(海外のGSMも)を入れるとそのキャリアでの通信が可能になり、キャリアによって課せられた制限を無効にできるのだ。日本では dococmo と softbank、e-mobile、b-mobile 、イオンの SIM が使えるらしいが、自己責任でお願いします。

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IDEOS U8150 #01 unbox

ideos boxHuawei IDEOS U8150-D Pocket WIFI skype (SIM Free海外版)が届いた。珍品に近いヲタ端末なので、unboxing 動画を録ってみようと思ったがyoutubeにあったのでやめた。興味がある方はHuawei IDEOS unboxing videoをご覧いただきたい。


box ideos vs iphone huawei というのは中国のメーカーでカタカナではファーウェイと表記するらしい。日本にも法人があるが、この端末は並行輸入品なのでファーウェイジャパンのサポートは受けられない。

 分かりやすいように iPhone 4S の箱と並べてみた。一回りというか縦に長い。本体は小さいはずなのにと思ったが、理由はすぐに分かる。


idos fron vies iPhone 4S の箱と並べても違和感は無い大きさ。液晶から下の部分が多い所やシルクボタン(palmではそう読んでいた固定のボタン)は palm zire だったかを思いだす。



ideos back vies 写真のマットな質感の部分がバックパネル。ゴム質の素材でコーティングされていて滑りにくい。IDEOS と Google のロゴしか無く好感が持てる。

 バックパネルは電池やmicroSDカード、SIMカードを脱着するときのために取り外し可能だ。海外のモデルでは色違いのバックパネル附属のものもあるらしいが、これにはついてない。


ideos AC adapter ACアダプタとマイクロUSBケーブルがついている点で XOOM より親切だ。ACアダプタはケーブル付ではなくUSBアダプタなので、他の用途にも使える。しかし、このACアダプタがくせ者だったw プラグの形状が海外の3本のもので、日本でも使えるようにアダプタが同梱されていた。箱が大きい理由はこれだった。でも、同梱品だけで充電やPCとの接続も出来るようにする配慮は行き届いている。

 この AC アダプタはスマートフォンには使えるだろうが、電源容量的に iPad には使えないと思われる。他の Android タブレットデバイスでどうなるかは不明。iPhone 3GS では無問題(ACアダプタやケーブルによってiPod を充電出来てもiPhoneの充電は出来ないケースがある)。


 用途の分からないミュートスイッチが付いたヘッドフォンがついている。

micro USB ケーブルも同梱。このケーブルはXOOMのデータ転送用にも使えそうだ。手持ちのアダプタやUSBケーブルが流用できるのは便利。会社に一本 microUSB ケーブルを置いておけば AC アダプタを持ち歩く必要も無い。

ideos docs 添付書類。MALIBU TELECOM LIMITEDの保証書がついているが当然無効だろう。(どこにあんねんw)

 英語の簡易取説を翻訳した一枚ものの日本語解説が付けられているのは、知りたいことはほとんど書かれていないが、良心的だ。

 買ってみようと思う好きものは下のリンクから買ってもらえると管理人が喜ぶだけでなく募金されます。管理人が買った時は、11,680円で送料が1,480円だったが、生ものなので注意が必要。同じ商品が違う値段で出品されていることがあるし、もっとコストパフォーマンスの高い機種が発売されているかもしれない。また、IDEOS8150には様々なバージョンがあるので、使いたいSIMとの互換性を確認してから Go!

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