IDEOS U8150 #04 第二印象

 ルーターとしてしか使わないので android 端末としては使い込む気はなかった。しかし、予想外に使えるので、iPhoneの電池が切れた時のスペアとしての運用も視野に入れたくなってきた。

 OSのバージョンは android 2.2 (froyo)。システムでアップデートはないか問い合わせても「最新バージョンです」と返ってくる。2.3は新バージョンじゃないという考え方か・・・また、セキュリティアップデートが行われているのかどうかは調べようもない。メーカーのサイトにはアップデートソフトなどが配布された形跡は皆無だ。

 設定の問題だが、デフォルトで「配布元のわからないアプリをインストールする」にチェックが入っていた。android はアプリインストールの際にパスワードは要らない。机の上に置いてある端末に勝手に他人がアプリをインストールすることは十分可能だ。1年以上OSのセキュリティアップデートがかかていないシステムの端末に配布元のわからないアプリが入ってしまうようになっているということだ。

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iphone 3GS vs ideos8150
左がIDEOS で右が iPhone 3GS だ。2世代前のiPhone と比較しても見劣りがする。液晶の発色については、光線とデジカメの限界でよく伝わらないが、iPhoneのほうが全体に色温度が高い。

 ideos closeup 文字が滲んでいるのがわかると思う。文字のサイズにもよるが、このサイズではアンチエイリアスは切ったほうがいいだろう。フォントを入れ替えればましになるという情報もあったが、現在は放置。


iphone 3gs closeup 同じページを iPhone 3GS で表示した。最新モデルのスマートフォンに使われる高解像度液晶に比べると粗いかもしれないが、読むのに苦労することはない。モニタの大きさとフォントのデザインも影響しているだろう。

microSD

 バッテリーの奥に microSD カードスロットがある。この機種は元々のメモリ搭載量が小さいのでmicroSDカードは必須だろう。附属のケーブルでパソコンにつないでも、そのままではドライブとしては認識しなかった(windows7, MacOS X 10.6)。

ideos music player プレーヤーは凝ったものではないが、アーティスト別、アルバム別の表示など一通りのことはできる。podcast やネットラジオには対応していない。DRMのかかったデータは当然読めない。


 pdf、doc、xls、pptファイルのビュワーとして palm の頃からあった Document to Go が入っているが編集はできない。編集するためには pro 版の購入が必要。これも、micro SD に保存すれば閲覧可能。この小さな画面で編集することは考えられないので十分だろう。中身さえ確認できれば、メールでPCに転送することもできる。

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IDEOS U8150 #03 設定:テザリング

 電源on(22:00)

 端末は完全に日本語化されていて、simeji や skype などがインストール済だったが、アカウント設定等はすべて消してあった。「最悪英語のままでもいいか」と思っていたので、助かった。

 日本通信版のような無料通信SIMは無いので、iPhone 3GS のSIMを入れてみる。カードが認識されてsoftbankの表示がされた。試しに自宅に電話してみたら普通にかけられた。拍子抜けするほどに簡単。とりあえず、自宅の無線LANに入るように設定を追加。サクッと認識し繋がった。あらかじめこの端末用に作っておいたアカウントを gmail に設定したら、market や 地図も使えるようになった。(22:15)

 次は、テザリング。このためだけに買ったと言っても過言ではない重要事項だ。テザリングのメニューはすぐ見つかり、iPhone 3GS の無線LAN設定からつかむことが出来た。しかし、インターネットができない。iPhone はもちろん、ideos からも繋がらないことを確認した。さっきブラウザで確認したときは自宅の無線LANでつながっていたのだった。よくかんがえたら、3Gでの接続を試していなかった。テザリング以前に 3G によるパケット通信が出来ていないのだ。そういえば AP の設定とかが必要だった。キャリアで端末を買った時にはショップでSIMを入れてアクティベートしてくれるから自分でやったことはなかったことを思い出した。

 設定を探したがそれらしいそれらしいメニューが見当たらない。「アクセスポイント名」というものがあって、ここに設定が必要そうだが、押しても画面は真っ暗なままだ。「なんか制限がかかったゴミをつかまされたか?電話機専用か?」と焦った。しかし、良く考えたら、skypeも入れてくれてるし、amazonでは skype が使えるとアピールしていたので、ネット接続出来ないはずは無い。

 そこで、このような参考になるサイト仙石浩明の日記:Huawei IDEOS U8150 の各国キャリア向けファームウェアの比較を発見。この端末がSBMで使えるかどうかを調べる方法があった。そして、その通りに調べると、この端末に入っていたのは実績のあるイタリアのファームウェアだった(返す返すも並行輸入業者に感謝)。ここで、端末が悪くないことを確信、再度設定に取りかかるべく調べていると、ドライバ置き場:HuaweiのAndroidスマートフォン、Ideos U8150-Bに「・アクセスポイント名に入ると黒い画面のまま先に進みませんが、焦らずにハードキーのメニューボタンを押すとメニューが現れて新規APNが作成出来ます」という記述を発見。しかし、いくらメニューボタン(と勘違いしていた黒の物理ボタン)を押しても反応はなかった。ふと、honeycomb の下にあったあまり使われていないメニューボタンを押してみた。画面が変わった…(23:30)

 そこから、さらにネットを徘徊して必要な情報を収集。APNを設定するががなかなか繋がってくれない。そして、どこかのまとめサイトで「認証タイプはPAPまたはCHAPに」という書き込みを発見。入れてみてもダメだった。(01:30)

 ここまで、色々と入れたり戻したりを繰り返したので、一休みして最初からやってみることにした。工場出荷状態にするとショップがやってくれた日本語化やアプリのインストールが無になりそうな気がしたので、APNの設定を削除し再開。

 一つ一つ入力ミスがないか確認しながら入れ直したら、ステータスエリアにアイコンが追加された!! gmalを起動すると先ほどまで出ていた「接続されていない」通知が出なくなった。他のアプリも試したが正常に動作した。APNの設定のどこかを入れ間違えていたようだ。字が小さい上に文字がにじんでいるので確認が難しくはまってしまった(老眼入ってるからなぁ)。入力のキーボードが小さい上にローマ字と数字をキーボードを切り替えていれなければならないのも難しさを助長している。成功のポイントは simeji ではなく android 標準のIMにしたことだった。

ideos 8150 catched 3G この状態で、ideos のテザリングをオンにして iPhone 3GS で接続。普通に繋がった!さらに XOOM からも接続。OK!(2:30)

 テザリングしている間は左上にアイコンが表示される。前にチャレンジしたプロキシとは違い、インフラストラクチャーモードなのでクライントからは簡単そのもの。ポートの制限もない。当然、radikoでラジオを聞くことも可能だ。


 通知をプルダウンしてテザリングの設定を表示できる。テザリングをストップするときに便利。開始の際には、設定か・ネットワーク設定・テザリング。

 ポータブルWi-Fi接続をチェックするとテザリング開始。USBでもできるらしい。Wi-FiがないPCをつなぐような場合にはこちらを使うといいのかもしれない。



 チェックボックスをオンにするだけで開始するが、暗号化キーなしになってしまうので、SSIDと暗号化キーの設定を行うほうがよい。設定しなければSSDIDは AndroidAPだ。暗号化キーはWPA/PSEKのみ。これより強くも弱くもできない。故にゲーム機等は繋げない可能性がある。

 APN設定をメモる。自分のための覚書なので、Softankの黒いSIMカードの設定。法外な請求が来ても責任とれません。また、端末のバージョン等の違いで動作しないかもしれません。

使用端末
IDEOS 8150-D

 ファームウェア    :U8150V100R001C02B827SP01
 Androidバージョン  :2.2
 ベースバンドバージョン:22201003
 カーネルバージョン  :2.6.32.9-perf
             huawei@product #1
 ビルド番号      :U8150V100R001C127B818SP05

・Softbank 黒SIM(iPhone用)
 名前:(なんでもかまわない)
 APN:smile.world
 プロキシ:<未設定>
 ポート:<未設定>
 ユーザー名:dna1trop
 パスワード:so2t3k3m2a
 サーバー:<未設定>
 MMSC:http://mms/
 MMSプロキシ:smilemms.softbank.ne.jp
 MMSポート:8080
 MCC:440(最初から入っている)
 MNC:20(最初から入っている)
 認証タイプ:PAPまたはCHAP
 APN:<未設定>

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IDEOS U8150 #01 unbox

ideos boxHuawei IDEOS U8150-D Pocket WIFI skype (SIM Free海外版)が届いた。珍品に近いヲタ端末なので、unboxing 動画を録ってみようと思ったがyoutubeにあったのでやめた。興味がある方はHuawei IDEOS unboxing videoをご覧いただきたい。


box ideos vs iphone huawei というのは中国のメーカーでカタカナではファーウェイと表記するらしい。日本にも法人があるが、この端末は並行輸入品なのでファーウェイジャパンのサポートは受けられない。

 分かりやすいように iPhone 4S の箱と並べてみた。一回りというか縦に長い。本体は小さいはずなのにと思ったが、理由はすぐに分かる。


idos fron vies iPhone 4S の箱と並べても違和感は無い大きさ。液晶から下の部分が多い所やシルクボタン(palmではそう読んでいた固定のボタン)は palm zire だったかを思いだす。



ideos back vies 写真のマットな質感の部分がバックパネル。ゴム質の素材でコーティングされていて滑りにくい。IDEOS と Google のロゴしか無く好感が持てる。

 バックパネルは電池やmicroSDカード、SIMカードを脱着するときのために取り外し可能だ。海外のモデルでは色違いのバックパネル附属のものもあるらしいが、これにはついてない。


ideos AC adapter ACアダプタとマイクロUSBケーブルがついている点で XOOM より親切だ。ACアダプタはケーブル付ではなくUSBアダプタなので、他の用途にも使える。しかし、このACアダプタがくせ者だったw プラグの形状が海外の3本のもので、日本でも使えるようにアダプタが同梱されていた。箱が大きい理由はこれだった。でも、同梱品だけで充電やPCとの接続も出来るようにする配慮は行き届いている。

 この AC アダプタはスマートフォンには使えるだろうが、電源容量的に iPad には使えないと思われる。他の Android タブレットデバイスでどうなるかは不明。iPhone 3GS では無問題(ACアダプタやケーブルによってiPod を充電出来てもiPhoneの充電は出来ないケースがある)。


 用途の分からないミュートスイッチが付いたヘッドフォンがついている。

micro USB ケーブルも同梱。このケーブルはXOOMのデータ転送用にも使えそうだ。手持ちのアダプタやUSBケーブルが流用できるのは便利。会社に一本 microUSB ケーブルを置いておけば AC アダプタを持ち歩く必要も無い。

ideos docs 添付書類。MALIBU TELECOM LIMITEDの保証書がついているが当然無効だろう。(どこにあんねんw)

 英語の簡易取説を翻訳した一枚ものの日本語解説が付けられているのは、知りたいことはほとんど書かれていないが、良心的だ。

 買ってみようと思う好きものは下のリンクから買ってもらえると管理人が喜ぶだけでなく募金されます。管理人が買った時は、11,680円で送料が1,480円だったが、生ものなので注意が必要。同じ商品が違う値段で出品されていることがあるし、もっとコストパフォーマンスの高い機種が発売されているかもしれない。また、IDEOS8150には様々なバージョンがあるので、使いたいSIMとの互換性を確認してから Go!

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