ideos U8150 で使える Yahoo!ブラウザー「 クイックコントロールが超便利!」か?

 このインターフェースは Honeycomb のブラウザでも使えたけどな。説明されないと使えないインターフェースは家族も使うタブレットでは問題があるので使わなくなった。それ以外にも、タブレットで階層メニューをたどるような操作をスワイプでするのが困難ということも使わなくなった理由だ。バックグラウンドで表示しているウィンドウのサムネールを選ぶのは困難だった。

 スマートフォンの大きさならひょっとしたら便利に使えるかもしれない。使い慣れた端末なら普段表示されないメニューも苦にならないし、逆に小さな画面をメニューが占有しないことのメリットが大きい可能性はある(XOOM の場合は画面が 10インチで 1280×800 とPC並なので、メニューが常駐していても邪魔に感じない)。

 このブラウザの意義は ICS で提供される UI を Gingerbread や Froyo でも使えることだろう。ただ、Honeycomb 以降のハードを想定して作られたような機能(サムネイル等)が ideos U8150 でまともに動くとは思いにくいが。とりあえずダウンロードしてみる。

Yahoo! android browserYahoo!ブラウザー : クイックコントロールが超便利!スマホブラウザの新定番となるか!?無料Androidアプリ

『Yahoo!ブラウザー』で最も目を引く機能といえば、画面端をタップすることで現れる「クイックコントロール」です。
これは進む/戻るやお気に入り追加、タブ一覧などの頻繁に使う機能に素早くアクセスできるパネルで、Android 4.0の標準ブラウザーにも採用されています。


XOOM #13 アプリ:ブラウザ

使用感

XOOM browser  2カラムや3カラムのページで本文をダブルタップするとその範囲が全画面にズームするというのはiOSから始まり、モバイルデバイスでは必須の機能となった。このマシンでもその機能は取り入れられているが使いづらい。わずかに、「なって欲しい」状態にならない。右の写真ではサイドバーが中途半端に見切れているしテキストのペインの中でテキストが左に寄り過ぎている。

 速度は iPad 2 の物に較べて特に見劣りはしないが、リンクをタップした時のレスポンスがわかりにくかったりフィードバック無しに画面遷移に時間がかかったりするので、快適度ではかなり劣っている。「iPad は速く感じるようにUIで誤摩化している。実際の速度では XOOM のほうが速い」というような問題ではない。0.8秒か1秒かというのは実際にはたいした問題ではない。「反応したかどうかわからない状態から突然画面全体が更新され、トータルでちょっと短時間」というより、「タップしたらリンクの色が変わりロードを受け付けたことが分かる。その代りちょっと時間がかかる」ほうが使っていてストレスが少ないのだ。

 Flashに対応しているのでFlashによるメニューがあるサイトでは助かる。flash動画も観られるらしいが普段使っているサイトには存在しないので関係がない。そもそも、Flashがないとナビゲーションできないというのはサイトの問題だ。特定のプラグインに依存しないメニューを別画面で用意するのは常識だった。

 これもサイトの側の問題だが、スマートフォンのレイアウトを返してくるところが多い。スマートフォンの小さな画面に最適化したレイアウトで読みやすくという配慮だが、XOOM の場合は逆効果だ。XOOMに限らずタブレットではPC表示のほうが見易いことが多い。もう少し普及すればサイトのデザイナーもタブレット向けのデザインを作ってくれるかもしれないが、それまではいちいちPC表示に切り替えなければならない。サイトによってはPC表示に変えられないケースもある。因みにWordPressの管理画面もXOOMで表示するとモバイル表示なって間延びしたレイアウトになってしまって残念だ。

 フォントは読み易い。windows7でこのブログを表示すると日本語フォントに汚さにうんざりするが、XOOM ではそのようなことはない。Mac OS X の Safari や Firefox で表示するのと遜色がない。

 操作体系は PC 用の chrome と似ているので操作に戸惑うことはないと思われる。ただし、左下のシステムのメニューボタンは表示もされない。

クイックコントロール

XOOM_browser クイックコントロールをアクティブにするとこのような状態。上部のタブやアドレスバーが表示されなくなり横画面にした時に上下が短いことをカバーしてくれる。ただし、このモードではナビゲーションのための基本的なコントロールすら表示されないので、エキスパートモードのようなものと考えておくべきだろう。

XOOM_quickcontrol 「クイックコントロール」を使用するよう設定すると、画面の左右端を押すと写真のような操作用のインターフェースがポップアップするようになる(メニューは押している間だけ表示され手を離すと消える)。

 ボタンは外側上から、進む、リロード、ウィンドウメニュー表示、新規ウィンドウ(タブ?)、ウィンドウを閉じる、メニュー
内側上から、戻る、検索画面を新規で開く(開いた時点で検索文字列入力モード)、ブックマーク管理画面


XOOM_quickcontrol left 左でも表示できる。このナビゲーションコントロールは重いXOOMを両手で持っている時に両手で持ったまま親指を動かすだけでナビゲート出来て便利だ。通常モード画面でクイックコントロールメニューが使えるようになるとさらに良いと思う。



XOOM quickcontrol menu 同時に開いているタブへのアクセス。youtubeウィジェットのようなサムネールが表示される。たくさんのタブを開いている場合には、指を浮かさないように注意しながら微妙に指を動かす必要があり、選びにくい。文字のメニューのほうがはるかに便利。



XOOM_browser menu 設定メニュー。メニューアイテムは通常表示の時に表示されるメニューボタンと同じ。



追記:
  3に対応していないアプリを動かすとこんな感じ。大きくすることも出来ない。



Android3.0搭載タブレット型端末 Android3.0搭載タブレット型端末

Firefox 1.5.0.1

 Firefoxがアップデートされた。大きな変更ではなく、バグフィックスとセキュリティパッチだけのようだ。ユーザーインターフェースや使い心地に影響は感じない(MacOSX on iMac600)。

 TidBITS809でボロクソに書かれていたインストーラーは姿を消し(dmgをダウンロードしてインストールする場合は例のダイヤログが表示される)。オンラインアップデータになった。最初に小さなインストーラをダウンロードし、後は勝手にやってくれる。

 前回のはホントに分かりにくかった。昔、MS office for mac がやったときには、インストーラを使わないインストールとして画期的だった。mac のアプリはどのフォルダ(ディレクトリ)にコピーしてもwクリックで起動でき、それで作ったファイルをwクリックしてもアプリが起動できた。それだけでスゴイことだったから。

 また、windowsでは通常のアプリケーションのようなインストーラーのダウンロードしかないが、firefox の手抜きというより windows の制限だからどうしようもないだろう。

ブラウザのシェア

 日経産業新聞に、firefoxの標準スタートページがGoogleからYahooに代わるという記事が一面トップに載っていた(12月7日)。そこには、「一億回ダウンロードされた人気ブラウザ」といった表現があった。オープンソースのフリーソフトがIEに対抗しているという点では意義は深い。俺も愛用しているし大好きだ。応援したい気持ちもある。

browser しかし、現実をおろそかにしてはいけない。一億回のダウンロードは、一億人のユーザーを獲得という意味ではない。実際にはそのユーザー数はダウンロード回数の数分の一以下だ。俺はバージョンアップのたびに、使っている各マシンでダウンロードしている。これだけでも、20回以上になる。そして、右のグラフがこのサイトへの訪問者の過去3ヶ月のシェアだ。確かに、IEのシェアは下がっているが、firefoxが食ったとは到底思えない。一番アクセス回数が多いであろう俺がFirefoxを使っているというのに、この数字だ。yahooの検索で来る一見さんの比率が高いので、プリインストールをそのまま使っているようなユーザー層に偏っている可能性はあるが、一般的な認知度はこんなものなのかもしれない。これでは、IEマシンをゾンビPCにした攻撃やspamは収まりそうにもない(IEにくくっているが、セキュリティ対策されていないようなバージョンもかなりの数含まれている)。

 Sleipnirというブラウザをインストールしてみた。標準でRSSリーダーが入っているし、当然タブ機能も充実している。IEを使っているなら移行するには十分だが、Firefoxから移行するほどではないと思った。このブラウザでこのサイトを見るとサイドバーが下に行っていた。同じエンジンを使っているIEでも当然そうなっていた。やれやれ・・・

 このサイトはFirefoxかSafariで読んでいただきたいということでひとつ・・・

そうそう、いつもこういう調査には「母集団と件数を書け」と言ってる割に忘れてた。これは、忍アクセス解析のブラウザで、期間を「All(3ヶ月)」にしたもの。重複のチェックはクッキーベースで厳密ではないので、延べアクセス(忍のバナーを表示した回数)の統計。

ブラウザ 回数
IE 39,925
Mozilla 3,880
Safari 2,446
Netscape 1,056
Opera 1,053
Firefox 287
Ezweb 176
Sleipnir 105
other 361

追記:Firefoxには、Garoonに組み込まれたメーラー(CyberMail)でメールを送信するとs-jisで送信してしまう弱点があった。「読めない」と言ってきた人はいないが、モヒカン族に見つかったら「なにやっとんじゃ」と斧で頭をかち割られてもおかしくない。

 Firefoxが悪いのかGAROON(或いはCyberMail)が悪いのかは分からない。GAROONのサイトはsjisで作られている(ソースにはキャラクタエンコーディング記述はない)。CyberMailはiframeで動的に作られるので、GAROONの設定を引き継いでいる。Firefoxはそれをそのまま使ってしまうのかもしれない。

 今時、webページをsjisで作ったうえにキャラクタエンコーディング記述さえしない(このことが原因かどうかは分からないが)GAROONと、sjisでメールを投げてしまうFirefoxとどっちが悪いのかは分からない。いや、Firefoxはフォームを送信しているだけなのだから、エンコードを変えて送信することはできなくても無理はない気がする。それより、IEやSleipnirを使ったときになぜ7bit-jisに変換されるのかが謎だ。

 ということで、SleipnirはGAROONクライアント専用ソフトにするか。IEよりははるかに使い易いし。

今頃….

 safariとfirefoxをメインブラウザーにしたので、スクロールホイール付きマウスが使いたくなった。特に、ホイールクリックによる「新しいタブでリンクを開く」機能を会社のfirefoxで使っていて便利だったからだ。

 そこで、以前買ったJustyの面白いマウスを引っ張りだした。OS9のIEと相性が悪くフリーズを繰り返したのでお蔵入りしていたのだ。USBマウスとしての動作はOK 。右クリックやスクロールホイールも違和感なく使えた。

 しかし、オートスクロール(だったよな)とスクロールホイールクリックだけは動作しない。標準のマウス設定にはスクロールホイールに関する項目自体がない(純正にはないから当然だ)し、マウスに付いてきたドライバはOS9用しかない。発売時期から考えれば仕方がないだろう。

 当然、PCヲタならメーカーのサイトへGo!。Googleの検索窓にJustyとタイプしEnter!あっさりとメーカーのものらしいURLを発見、クリック。しかし、「ドメイン名を確認してください」というモーダレスダイアログ。

 Googleの検索結果をいくつか見たら、倒産していたことが分かった。やれやれ… 

FireBird

piacere blog : 軽い!
Mozillaがベースで、タブブラウジングも出来るし、なんと言っても軽いのが魅力です。

 を読んで思い出した。fedoracoreにはMozillaしかインストールされない。TL8w上のMozillaよりはるかに軽いし、fedoraをクライアントとして常用するつもりはない(それ以上に環境構築中に再インストールを繰り返すかもしれないしね)ので、Firebirdにはしていない。

 資料をwebで探すときくらいしか使わないのでたいして困らないが、一つだけうっとうしいことがある。それは新規タブの扱い。Firebirdだと、リンクを右クリックして「Open Link in New Tab」をすると、新しいタブを作ってページをロードするが、カレントウィンドウは開いたページにはならない。Mozillaでは新しいタブに切り替わってしまう。MyBlogJapanやアンテナで、巡回するときに、リストからどんどんタブを開いて後から読むことが多いので、いちいちリストのウィンドウに戻らなければならないのが不便。