「一定の速度で泳げる人は、クロールでバタ足しないほうがいい」らしい

 自分が該当するはずはないが、これが本当なら競技に大きな影響を及ぼすだろう。自由形の選手たちはバタ足をしない泳ぎ方でタイムを計測しているだろうか。

 バタ足をする自由形の動画が過去のものになるかもしれない。

 ランニングはどうだろう。フォアフット走法以上の効率的なフォームは見つかるのだろうか。

情報源: 一定の速度で泳げる人は、クロールでバタ足しないほうがいい | ギズモード・ジャパン

「事象の地平線」を見るため世界の電波望遠鏡をリンク

ブラックホール ノートPC1万台分のCPUを10ヶ月回した結果がそろそろ出る頃らしい。

 CETI at home みたいなスクリーンセーバーつくてくれたらうちのDELLも参加したのになぁ。つっても、古いから戦力外通告されるかもしれんがwww
 しかし、この「直径は約2000万kmよりも小さい」というのはブラックホールを地球空間尺度で換算した「これくらいだろう」でしかない(空間自体が歪むので)。黒い天体が有るのではなく、その中に素粒子の塊のようなものがあるんだろうか・・・貧弱な脳では想像すらできない。

 ホント、数学者や物理学者の妄想力は素晴らしい。こんなわけの分からない物に挑戦しているのに、なんで超能力とか占いとか心霊現象を信じることのほうを面白がる人がいるんだろう。「科学で割り切れるより得体の知れない物(心霊現象や幽霊などを指して)があるとするほうが楽しい」とかいうツイートがあってフォロワーにたくさんいいねされていたが、物理学者のこの途方もないチャレンジのほうが見ていて楽しいしワクワクする。縛霊とか心霊スポットとかよりはるかに訳がわからないし楽しいと思うけどなぁ。

参考になるサイト:地球サイズの望遠鏡でブラックホール撮影に挑む【4】「事象の地平線」のいったい何が面白いのか?

ブラックホールの「事象の地平線」を撮影へ。世界の電波望遠鏡をリンク、地球規模の電波干渉計として使用 – Engadget 日本版
 日本、米国、ドイツ、台湾、チリといった国の電波望遠鏡を連動させ、地球サイズの基線をもつひとつの電波干渉計として動作させるEHTは、約20年間の歳月をかけて構築され、ようやくその目的であるブラックホールと捉えようとしています。その性能はハッブル宇宙望遠鏡の100倍以上とされ、地球から月の表面に置いたCD1枚をみつけることができる解像度を備えます。

EHTが目標を定めるのは、超大質量ブラックホールと考えられているサジタリウスA*。このブラックホールは太陽系も属する天の川銀河の中心、地球から2万6000光年離れた位置にあります。太陽のおよそ400万倍の質量がありながら、その事象の地平線(光が逃れられなくなる境界線。見かけ上は真っ黒な球体になると考えられる)の直径は約2000万kmよりも小さいと考えられています。

4月5日からの観測では、サジタリウスA*の事象の地平線を捉える予定ですが、そのデータ量が膨大になるため、観測チームはノートPC約1万台分のコンピューターモジュールを用意。米マサチューセッツのMITヘイスタック天文台に設置したストレージにデータを集約して分析を実施する予定。ただし分析が終わって、われわれが事象の地平線を画像として見られるのは、おそらく2018年初頭ぐらいになる見込みです。

ヘルスケア AI看護師に見守られて死ぬ未来

ロボット、AI、先進医療の近未来を体験――1970年から2025年、大阪万博は社会変革の先を見せられるか(第3回)
 1970年に開催された「日本万国博覧会(EXPO’70)」、通称「大阪万博」は、時代を拓く技術の祭典として、日本を熱狂の渦に巻き込んだ。そして今、2025年に再び大阪で万博を開催する取り組みが始まっている。

 万国博覧会というものが既にオワコンだとは思う。万国博覧会は20世紀初頭で、世界中の情報を得られなかった時代に、各国が情報を持ち寄って紹介するために始まったのだろう。その役割は交通網の発達とインターネットによって終わった。

virtual nurse
仮想看護師
 それは別として、ロボットによる先進に医療サービスの体験の機会を作るというのは面白い。

 が、万博を待つまでもなく、既にサービスは現実のものとなっている。このサービスとヘルスケアサービスやIoTデバイスと結びつければもっと大きなビジネスにつながるだろう。それについては別のエントリに書く。

バーチャルナースが退院後の患者の病状を確認―、Sense.lyが800万ドルを調達 | TechCrunch Japan

サンフランシスコ発のスタートアップSense.lyは、さまざまな病状に悩む患者や病院のためのプロダクトとして、バーチャルナースを開発している。このプロダクトを利用することで、内科医は退院した患者とも連絡を取り続けることができ、再入院の可能性を低減させることができる。CEO兼ファウンダーのAdam Odesskyは、同社のプラットフォームを「人の健康状態に関する重要なサインを読み取ることができる、WhatsappとSiriの掛け合わせ」のようなものだと説明する。

まず患者サイドから見てみると、ユーザーはSense.lyのナースアバターが行う5分間の「チェックイン」を通して、毎日もしくは2、3日に1回、自分の健康状態をスマートフォンに記録するようになっている。ナースの質問には声で答えるだけでよく、文字を打つ必要はない。また、ユーザーが入力した情報は、医療機関の担当者のみが見られるカルテに記録される。レポートにはそれ以外にも、ユーザーが日常的に利用しているさまざまな医療機器やウェアラブルデバイス、その他のインターネットに接続された機器からSense.lyが引っ張ってきた情報も含まれている。

ARで失われた腕を取り戻す

 脳はホントに面白い。「脳の中の幽霊」で挙げられた症例も人間の知覚について教えてくれる。

脳の中の幽霊 (Phantoms in the brain)
 「脳の中の幽霊」という本では暗箱と鏡を使って同様のことを行っていたがARヘッドセットならもっと効果がありそうだ。

 この記事の「拡張現実を用いた新しいタイプの治療が、最も難治の幻肢痛でさえ和らげるのに驚くほど効果的なのだ。」という表現は誤りだ(誤訳かもしれないが)。治療方法はすでにあった。「鏡によって行われていた治療法をARにすることで、従来の方法では困難だった幻肢痛でさえ和らげられた。」が正しいだろう。

 それはともかく、このARによる治療は従来の鏡と暗箱による仮想現実と異なる可能性を秘めている。それに、暗箱では鏡で右手を見ているだけだから、右手からのフィードバックが邪魔をしそうな気がする。ARなら右手と関係なく左手を操作できるので、効果があるのではないだろうか。また、両手がない患者の治療にも使えるはずだ。

 なお、このエントリの表題は幻肢痛の治療と正反対だ。ARによって脳に腕がないことを教えるのだ。それによって、異なる部位から送られる信号を手から来たと勘違いしなくなるのだ。

ARを用いた治療が、幻肢痛を和らげる | TechCrunch Japan
幻肢痛は、不思議な病だ:切断手術を受けた人たちが、そこには存在しない腕や脚にずきずきとした痛みや急激な痛みを感じる — 実際には存在しないということが治療を極めて困難にしている。ところが、拡張現実を用いた新しいタイプの治療が、最も難治の幻肢痛でさえ和らげるのに驚くほど効果的なのだ。
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ドローンはプロペラを捨て「コウモリ」のようになるとは思わない

picture bat 動力源が円運動なのに、「この飛び方のほうがエネルギーロスが少ない」というのは信じがたい。

 「翼から揚力を得られるのでモーターを常に動かす必要がない」というのも分からない。羽の運動が往復運動だからといって「モーターを動かす必要がない」わけではない。コウモリは常に羽ばたいているイメージがある。あれを再現するなら動力源は常に動いている必要があるはずだ。滑空するという意味だろうか?

 「柔軟な膜は鳥にはないもので、すばらしい機動性と、飛行中の虫を捕らえる能力をコウモリにもたらしている。」についても、羽より膜のほうが効率がいいということだろうか?「膜だと空気を隙間から逃さないので、一羽ばたきで捉えられる空気が多く俊敏な方向転換が可能」といった情報が必要だろう・・・

 他に、メリットとしてあげてることも飛び方と関係ないことが多い。「地下では、GPSなしで飛べる必要があります。金属と鉄筋の瓦礫が大量にあるでしょうし、光もあまりないでしょう」に対する解決策として「適切なセンサーと自律性」としている。飛び方と関係がない。ドローンだって「適切なセンサーと自律性」があれば同じことができるだろう。

 「普通のコウモリと鳥の素晴らしいところは、ちょっとした衝突なら問題がないことです。このドローンの、変形するような翼もそうです」というが、柔軟な羽やプロテクターで「ちょっとした衝突なら問題」無くできるのではないか。

ドローンはプロペラを捨て「コウモリ」のようになる!? そう、こんなふうに|WIRED.jp
柔軟性のある折りたたみ式の膜で羽ばたく「コウモリロボット」。翼から揚力を得られるのでモーターを常に動かす必要がなく、さらに、柔軟な構造は衝突に耐えやすいなどの利点があるという。
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シリンダー内の燃焼を実際に見る機会はなかった

 エンジンがかかると、シリンダー内ではこんな科学反応が起きている

 アニメ動画では見たことはあったが、アニメを描いている人もシリンダーの中を見ているわけではないのだから、「おそらくこうなっているはず」という推測だった。実際、この動画でその予想がかなり正確だったことが確認できた。

 ただし、このエンジンは2ストロークのモデルなので、大半のエンジンが使っている4ストロークの吸排気とは全く異なっている。また、2ストロークも今時のエンジンはもっと複雑(この動画では点火をどうやっているのか分からない)。

バイオレット光に近視進行の抑制効果を発見

 「現代社会に欠如しているバイオレット光」とあるが、太陽光との比較がないのでどの程度「欠如」しているのか、この記事では、分からない。

光の波長 また、360nm~400nm の光線は紫外線で、有害とされてきたものだ。

 波長によって影響の大小があるらしく、有害とされるUV-Bほどではないらしいが、普通のメガネやサングラスでは透過しない波長だ。紫外線によるダメージと近視の進行を食い止める効果とどちらが大きいか、十分な検証が必要だろう。

 もし、近視の進行を食い止める効果が十分あるなら、少なくとも近視用矯正用のレンズの透過周波数を変える必要がある。常識が覆される瞬間に立ち会えるかもしれないと思うとワクワクする。

バイオレット光に近視進行の抑制効果を発見

 慶應義塾大学は2016年12月26日、ヒヨコへの動物実験とヒトへの臨床研究により、360~400nmのバイオレット光が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを世界で初めて発見したと発表した。

 近視は発症・進行する原因が不明だった。これまで屋外環境が近視進行を抑制することが疫学研究や動物実験から指摘されてきたが、具体的に近視進行の抑制に何が効果があるのか、どんなメカニズムで抑制しているかは明らかになっていなかった。

 研究グループは、屋外環境に豊富にあるバイオレット光に着目した。ヒヨコを用いて動物実験したところ、バイオレット光を浴びたヒヨコでは近視進行を抑制する遺伝子として知られているEarly growth response 1(EGR1[ZENK,zif268])が上昇。バイオレット光が近視進行を抑制するメカニズムとして、EGR1が関与している可能性を明らかにした。

 また、ヒトへの臨床研究では、バイオレット光を透過するコンタクトレンズを装用している人は、そうでないものを装用している人よりも眼軸長伸長が抑制された。他にも、眼鏡を装用していると近視が進行することが研究結果により示唆された。


 LEDや蛍光灯などの照明には、バイオレット光はほとんど含まれておらず、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないという。日常生活の中ではバイオレット光を浴びる機会が少なくなっており、これが近視の世界的な増大と関係している可能性があると指摘している。

 同研究は、同大学医学部の鳥居秀成特任助教と栗原俊英特任講師らによる研究で、医学雑誌「EBioMedicine」の2017年1月号に掲載される。

手品から学ぶ「気がつかれずに意識を操作する方法」

 「脳はすすんでだまされたがる」と同じ題材だ。下の記事のほうが先だが、研究としてどちらが先かは分からない。

 「広告や政治的な宣伝で使われている手法の多くは、手品の手法に似ている」という指摘に付け加えるなら占い師(ヒーリングとかスピリチュアルという連中を含む)や宗教家、マスコミなどの詐欺師全般にも当てはまるだろう。詐欺師が使うのはコールド・リーディングだろうが。

手品から学ぶ「気がつかれずに意識を操作する方法」|WIRED.jp
2008.08.20 WED 23:00
数千年をかけて磨き上げられた手品師たちの知恵には、人の認知パターンを利用した手法が詰まっている。この仕組みを解明することで、認知パターンの理解を深め、人為的操作に抵抗するヒントを得る研究が進められている。

手品の仕掛けは単純に見えるかもしれない。しかし、それらは人の認知パターンを利用しており、その解明はまだ始まったばかりだ。

心理学者の中には、手品を用いて脳への理解を深める方法を思案している者たちがいる。そしてこの研究は、広告への耐性をつけるのにも役立つ可能性がある。

「いままで、(手品の仕掛けには)ほとんど注意が払われてこなかった。その効果は大きく、再現可能で、ほぼすべての人に有効であるにもかかわらずだ」と語るのは、ブリティッシュ・コロンビア大学の心理学者Ronald Rensink氏だ。

Rensink氏と、ダラム大学の心理学者Gustav Kuhn氏は、7月22日(米国時間)付けの『Trends in Cognitive Sciences』誌に発表した論文の中で、数千年にわたって謎を見破ろうとする観衆のまなざしによって磨き上げられてきた手品師たちの知恵は、人の知覚と認識を研究するものにとって、解明への洞察を与えてくれると論じている。

両氏によると、手品を科学的に解明できれば、認知科学と手品の両方を新たな高みに導けるという。それだけではない。広告主のたくらみから自分の身を守るのに役立つ可能性もある。
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常識破りの推進システム「EMドライヴ」は「EM細菌」とは正反対

 一瞬「EM?」と思ったが、EM細菌とは異次元のまともな研究だった。

 「光子によって推力を得る」というのが「反射を使わない」といえるのかは疑問だ。マイクロ波を発生する方法が何かは「反作用による推進」かどうかとは無関係なはずだ。

 この研究の画期的なところは、マイクロ波を反射させて光子を発生させることが可能であることを、実験機レベルで実証したことだろう。

 「宇宙船はこれまでのような燃料を使わずに宇宙を旅することができるようになる」とあるが、太陽からのエネルギーを使って宇宙空間を移動するという考えはあった(2015年05月23日米国の宇宙ヨット「ライトセイル」が打ち上げに成功!)。

常識破りの推進システム「EMドライヴ」は実現可能:NASA研究チーム発表|WIRED.jp

これまで「不可能」とされてきた、マイクロ波を使った宇宙船の推進システム「EMドライヴ」説について、米航空宇宙局(NASA)の物理学者チームはこのほど、科学的に可能であるとする論文を発表した。

EMドライヴ理論は、英国の技術者ロジャー・ショーヤーが2000年代に発表したもので、マイクロ波を鏡の密閉容器内で何度も反射させることによって宇宙船を加速するというものだ。反射の過程で発生する光子によって推力が得られるとされている。
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人類が滅亡しても地球は泣かない「オレ達は地球の寄生虫だ」

theearth Rankin taxi の One and Onlyという曲の歌詞に、「オレ達は地球の寄生虫だ」があった。人類は地球にとって水虫の菌のようなものだろう。全滅しても時が来れば跡形もなくなる。

 前にも書いた気がするが、環境保護で「地球を守ろう」とか「地球の自然はかけがえがない」といった表現に違和感がある。今の環境がいいのは人類にとってであって、それを守らなければならないのは、人類にとっての生活環境を守るためだ。「地球が」とか「自然が」というのは不遜でしか無い。

 下のシミュレーションには、生命の進化という視点が抜けている。強力な感染力を持った伝染病などで人類だけが滅亡したのなら、類人猿から人類が発生する前に戻るだけではないか。どの動物が先に知能を発達させるかのレースがリスタートするのだ。

 後、実際問題3億年もの間、大きな気候変動が無いとは考えられない。平均気温が20度以上変わるような気候変動は必ずある。その時点でまた進化のレースが始まるだろう。

 太陽系そのものが終焉を迎えるときまでにこの惑星から他の天体に移住できるまでに進化できる種が生まれるのかどうか・・・少なくとも今の人類ではないだろう。 

人類滅亡後の地球では何が起こる? 3億年後までシミュレーションすると…
放射能事故も乗り越える、地球のリセット力。

われわれ人類からすると、「人類の終わりは世界の終わり」みたいな気がしてしまいますが、考えてみれば地球は人類誕生よりずっとずっと前からあるわけで、人間がいなくなっても大したことないのかもしれません。でも本当に、ある日人間が地球から消え去ったら何が起こるんでしょうか? その疑問にこたえる動画をMind Warehouseが作ってくれました。

世界中で放射能事故が連発したらさすがにどうなのかと思ったんですが、Mind Warehouseによると、その影響も時間とともに消えてしまうそうです。3億年後とかにまた知的生物が登場しても、人間がいたことに気づかないっぽいですよ。…ってことは、逆にもしかしたら過去には全く違う知的生物とか文明が地球上にあったかもしれないんでしょうか!?