太陽が燃え尽きる時は、こんな風に見えるかもしれません

 これは避けられない事実。赤色巨星化する太陽が地球軌道を飲み込むずっと前に太陽の境界(太陽はガスが集まったもので明確な「地面」に類するものは存在しない。赤外線で見るか可視光線で見るかによって太陽の直径が変わるほどだ)が膨らみ始めて水星を飲み込む頃には地球は灼熱化により水分のない岩の塊のようになってしまうのではないだろうか。もちろん、生物はそうなる前に機構の変動により生活エリアをどんどん減らし、食物連鎖の上位に位置する動物から先に絶滅していくだろう。

 それまでに人類が他の惑星に移住できるだろうか?自分は懐疑的。太陽の赤色巨星化よりずっと前に人類は自滅しているだろう。

太陽が燃え尽きる時は、こんな風に見えるかもしれません : ギズモード・ジャパン
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「絶対零度以下の物質」作成に成功

 どういうこと?「絶対零度」というのが実際には「絶対」じゃ無かったってこと?絶対零度というのは光の速度と同じようなもので到達不可能なのかと思っていた。とにかく、そんなものが実現された時代に生きた証のエントリ。

 しかし、絶対零度というものの定義と矛盾するのではないだろうか。これまで考えれられていた絶対零度がネオ絶対零度0.00001度なだけという事なのか。しかし、絶対零度が動くとするなら、宇宙の全体の温度に対する認識も変わるのではないだろうか。

 あるいは、光の速度も条件によって速度が変わるのと同様に、特定の条件下で発生することなのか興味は尽きない。アシモフが生きていたら自分にも理解できるように噛み砕いて説明してくれるかもしれないのに・・・とりあえず、数カ月後の日経サイエンスに期待するか。

「絶対零度以下の物質」作成に成功 « WIRED.jp

ミュンヘン大学(LMU)の研究者らが、絶対零度より低温の量子気体をつくり出すことに成功した。

この超低温の物質は、レーザーと磁場を使ってカリウム原子を格子状に配列したものだ。論文は1月3日付けで『Science』誌に掲載された。

『Nature』誌の記事によると、研究チームは磁場を操作することで、カリウム原子を互いに反発しあうのではなく互いに引きつけあわせ、絶対零度以下における気体の特性を明らかにすることに成功したという。

「原子は、その最も安定した最も低エネルギーな状態から、可能な限り最も高エネルギーな状態へと瞬時に転換される」と、ミュンヘン大学の物理学者、ウルリッヒ・シュナイダーは『Nature』誌の取材に対して述べている。「谷間を歩いていたら、突然山頂に立っていることに気がついたような感じだ」

絶対零度は従来、温度の理論上の下限と考えられていた。温度は物質粒子の平均エネルギー量と相関しているため、絶対零度においては粒子のエネルギーもゼロだと考えられていた。

絶対零度を下回ると、物質はさまざまな奇妙な特性を示し始める。絶対零度を10億分の数ケルビン下回る温度で比較的安定した物質を生成できれば、この奇妙な状態の研究と解明が進み、うまくいけばほかの革新にもつながる可能性がある。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の物理学者で、(極低温におけるボース=アインシュタイン凝縮研究によって)ノーベル賞を受賞したヴォルフガング・ケターレは、今回の研究成果について『Nature』誌の取材に次のように述べている。「これを利用すれば、物質の新たな状態を実験室でつくり出すことができるかもしれない」。

太陽の最期を見届けられるか

 赤色巨星化した恒星のかなり末期の状態らしい。大きさについて記述がないが、中心が太陽としたら最外周は地球の軌道より外側なはずだ。だとすれば、下のコメントは何重にも間違っている。

 そのころまで地球上に生命体がいたとしても、太陽が赤色巨星化する段階でその高温ガスに取り巻かれて生きていない。

 赤色巨星のガスが地球を覆う前に地球上は灼熱に焼かれ、地上の水はすべて蒸発し温暖化効果も相まって金星のようになってしまうのではないだろうか。その時には深い地下の岩の割れ目のようなところに生息できる微生物が生き残っているかどうかという状態だろう。

 それ以前に、太陽が赤色巨星化する前の段階で太陽の活動が不安定になり地球上の気象が全く変わってしまうだろう。おそらく、この段階で地球上の大型哺乳類は全滅するのではないだろうか。

 ここまでの(順番は遡っているが)環境変化に人類が耐えシェルターのようなものを築いて地球上にいたとしても、このようには見えない。だって、内側からなんだから。

 ついでにいうなら、太陽の末期ではあるが最後ではない。最終的には中心部が自重に耐えられなくなって爆発して終わる(はず)。

 一つの恒星系の終焉と始まりの姿だ。数億年後には生命が発生するかもしれない。

太陽の最期はこんな姿…? 死んでいく星の3D渦巻き構造から見えるもの(動画) : ギズモード・ジャパン

宇宙の秘密に、またひとつ近づいたようです。

ALMA(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)望遠鏡を使った研究チームが、星や人間の起源に迫る現象の観測に成功しました。観測されたのは、我々の太陽もいつか迎えるだろう死に向かっていく星の内側の渦巻き構造です。それは上の画像の中盤でよく見えます。

つまりこれが、人類が目にする最後の光景になるんでしょうか? (もし人類があと50億年生き延びるとしたら、ですが。)

パラケルススと治療する化学:錬金術

パラケルスス|Draconia Wiki

偉大なる医師か? それとも魔術師か? パラケルススと治療する化学 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム

ルネサンス初期の519年前に誕生した、治療の手段としての化学を生み出したスイス人の医師=錬金術師、フィリップス・アウレオルス・パラケルスス。偉大な医師であり思想家であると認められながら、一方で魔術師とも揶揄された彼の理論は、後世のホメオパシーにも着想を与えている。

ザムエル・ハーネマン(1755-1843)が、論争の的となる(そして科学的には非常に疑問の余地のある)学問、ホメオパシーを正式に誕生させるずっと前に、「類似したものは類似したものを治す」という原則は、フィリップス・アウレオルス・パラケルスス(1493-1541)の頭の中に生まれていた。

彼はスイス人の医者で、大胆にも古代医学の権威であるガレノスの理論に挑戦し、病人を治療するために、学識だけでなく、実験と自然研究と観察の価値を支持した。彼が長い間ヨーロッパを旅して、しばしば天文学(と占星術)の理論を医学理論と混ぜ合わせながら学問を修めたことは偶然ではないだろう。事実、「天文学の理論が惑星や恒星を研究して深く究明したことはどんなものであっても、身体の天空にも適用することが可能である」と彼は言っていた。

彼は1493年5月1日(もしくは1494年。生年月日は定かではない)にスイス中央部の修道院の町アインジーデルンで生まれた。医学に対する情熱は、言ってみれば、遺伝的な特徴である。父親は医者で、幼いパラケルススに最初の教育を施したのはまさに彼だった。

本当のことを言えば、彼はテオフラストゥス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイムとして生まれた。彼は大人になって自分で名前を変えたのだ。彼はこの名前によって、控えめとは言いがたいやり方で、古代ローマの医師アウルス・コルネリウス・ケルススのような著名な人物たちと同じレヴェルにいて、彼らに近い(「para-」は「類似」を示す)ことを強調しようとしたのである。

彼はまずバーゼル、ウィーン、その後フェッラーラ大学で学び(ただし彼が本当に学位を取得したかは定かではない)、医者としてのキャリアをスタートさせた。しかし、デンマークやヴェネツィアでは彼は軍医だったと思われるが、テュービンゲンやバーゼルにおいては教師だったと思われるという具合だった。また、彼が得た評判は常に好意的というわけではなかった。当時においても、パラケルススを、どんな病気にもそれぞれに特定の治療法が存在すると考え医学的な化学のために純粋な意味での錬金術を捨てた治療者であり、近代的な医師の人物像であると見ていた人も多かったのは事実だが、それでも多くの人は彼を、古典的な思想と決裂してガレノスの考えを冒瀆した者とのみ考えていた。

パラケルススは、アリストテレスの火、空気、地、水の理論に、すべてのものは水銀、塩、硫黄の三原質で構成されていて、さまざまな病気はこれらの均衡の異常に帰結されるという彼自身の理論を加えた。これはその後はっきり定義され、人体の中で場所を特定されており(例えば硫黄の病気と見なされた熱、塩の障害と見なされた皮膚の湿疹)、ガレノスが主張していたように、人体の体液の全体的な不均衡によるものではなかった。

この医者によれば、あらゆる器官は、これを健康に保つ内的なスピリトゥスに導かれている(彼がアルケウスと呼ぶ原理である)。アルケウスの機能が危険にさらされたときに健康を回復させるのは医者の役割である。病気を引き起こすものは治療もできるという論理で、ことによれば病気を引き起こしたものと似た構成物を用いる。まさにずっと後になってホメオパシーの創始者ハーネマンが主張したのと同じ原理である。

要するに、パラケルススは、新しい病気に対する新しい治療法を発見するための手段となりつつあった、正真正銘の化学に接近することで、医師=錬金術師の新しいヴィジョンに本質的な貢献を行った(このため医化学の始祖のうちに数えられている)。彼は、晩年を物乞いとして過ごした後に、ペストにむしばまれた病人たちを助けながら、1541年に死去した。

銀河×アンドロメダ星雲衝突は約40億年後

 40億年経つ前に太陽の寿命が尽きて地球という天体が独立的に存在していないだろうから、「地球の空」はないだろうが、衝突する銀河の中にある惑星にいたら、空のいたるところで大きな星(恒星同士が飲み込まれて質量が急変することで温度が上がったり爆発して発する光)が肉眼で見られるのだろうか。(写真はGIZMODEより)

 どんなことが起こるのか全く想像すらできない。素人考えで思いついたことを列記する。教えてエロイ人。

  • 天の川銀河はアンドロメダより小さいので衝突するというより飲み込まれるというイメージか?
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  • 慣性により直接的に衝突せずに天の川銀河の中心がアンドロメダの中心に円を描きながら落ちていく感じか?
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  • お互いのブラックホールは相手の周辺部に存在する恒星群を飲み込みながら近づいていくのだろうか。
  • 周辺の太陽系のような星々は重力の変更によりどんな影響を受けるのか、受けないのか?
  • 銀河同士が衝突しているという写真があったが、至るところで小爆発や恒星の生成が起こっていた。その光りに包まれるような所に惑星があったらどのような影響をうけるのか?
  • 太陽系が存在したとして、太陽の軌道が変わった時に惑星はどのような影響を受けるのか?慣性モーメントで太陽系を離れたりするんだろうか?
  • 衝突するブラックホールの移動線上位置した惑星は飲み込まれて終わりだろうが、その時には球形を保てずに原子レベルまで分解されガスのようになって吸い込まれていくのか?
  • それぞれの銀河の外縁部が接触し重力の影響を受け始める頃から収束して一つの銀河として安定するまでにどれくらいの時間がかかるのだろうか?

 一番興味深いのは、天の川銀河のブラックホールがアンドロメダのブラックホールに飲み込まれるときにどのような事が起こるのだろうか。

銀河×アンドロメダ星雲衝突は約40億年後。そのとき地球の空はこんなすごいことになっている(NASA) : ギズモード・ジャパン

NASAが31日(米時間)、「我々の銀河と隣のアンドロメダ星雲は今から40億年後間違いなく衝突する」と発表しました。

さっそくNASAの予想図(現代~70億年後)をつなぎ合わせてみたので、ぜひ再生してみてください。地球の夜空はこんな風になってるんですね。永久にこのまま続くように思ってる銀河。それが破壊される瞬間というのは…やはりこんなにも美しいのだろうか…。

昔は科学者の間でも「衝突はかすめる程度で終わるかもしれない」と言われてたのですけど、米バルティモアの宇宙望遠鏡科学研究所(Space Telescope Science Institute:STScI)のサングモ・トニー・ソーン(Sangmo Tony Sohn)氏は「アンドロメダ銀河と我々の天の川銀河の辿る運命については1世紀近く前からいろいろ噂されてきたが、ついに我々は今後数10億年の間に具体的にどう物事が進行するのか全容を明確に把握することができた」と発表。

ハッブル宇宙望遠鏡で入手したデータのお陰でやっと「タイタニックのごとき正面衝突」が間違いなく起こり、まったく新しい銀河が生まれることが分かったんですね。

2つの超大質量ブラックホールが衝突する画像