見える人には見えていた

5月25日に書かれた記事。信州大学真壁氏。
5月25日に書かれた記事。信州大学真壁氏。
5月25日に書かれた記事。信州大学真壁氏。[/caption] エコノミストは予測を外しまくりと書いたが、読めていた人もいた。そしてこの記事を読んで慎重に振る舞った投資家は大怪我せずに済んだだろう(現実にそんな人がいたかどうかは知らないが)。

 ただ、ホントにこれからバブル崩壊レベルの停滞に陥るのかどうかはまだ分からないし、この人は「いつ」ということを言っていないので、この人がこれから行うであろう経済予測に基いて経済活動を行うべきかどうかは分からない。ただ、野村證券の木下氏さんよりは信用ができるww

 ここで真似して自分も予言しよう「日本株は25,000円を超える」「長期金利は上昇する」「アメリカは利上げを行う」。期限を切らなければ必ず当たるだろう。全くわからないのは、日本で行っている金融緩和やゼロ金利政策を解除する時にどんなことになるかだ。円が暴騰したり不景気で株価が数年前レベルまで落ち込むのか、無事切り抜けられるのか全く分からない。無事切り抜けられたらアベノミクスを高評価しなければならないだろうが、その時点では首相が変わっているだろう。

which

 こちらは、28日のメールボックス。日経は影響なしとしダイヤモンドは恐れがあると書いている。覚えておきたい。

大塚家具に学ぶ「災い転じて福となす」方法だと?

d9231-12-948379-0 マーケティングというのか・・・もちろん、親子喧嘩を演出していたとしたら話は別だが。

 家具を買う機会はほとんど無いし興味もない自分のような人間からしたら、大塚家具なんて地方のシャッター書店街みたいなものだ。興味もないし期待もしない。家具を買いたいからと思ったとしても選択肢として全くイメージ出来ない。消費行動自体が変わった。それに大塚家具は対応できなかったから業績が悪化したのだ。その流れを変えることができない限り、回復は一時的だろう。

 「お詫びセール」とやらが売上を回復させたのは、「10%以上の値引き」だろう。「多くの消費者はその姿勢を評価し、来場者の数は同社の予想を超えた」のではなく、安かったから来たのだろう。期間限定の値引き販売は期間終了後の需要の先取り効果がある。なので、値戻しをした後も含めて評価する必要がある。値引き販売をするともとに戻すと割高に見える。値引き後の価格が魅力的であればあるほど、値戻し後の割高感は大きい。災いが転じて福になったかどうかは来季の決算(2017年3月決算)を見なければわからないだろう。

 事の発端は社内の権力争いだが、その元となった売上の低下傾向だろう。大塚家具が提供するものが消費者の望むものと乖離してしまったために発生した売上の低下傾向を食い止められない限り、「災い転じて福となす」ことができたとは言えない。災いの火元は断ててないのだから。むしろ、「大塚家具」という看板が邪魔なのではないだろうか。高級家具とかいうものがライフスタイルと合わなくなってしまったのだ。実質所得の低下傾向の中で、新婚家庭や新築だからといって大きな家具を買い揃えるようなことはできなくなった。

 自分には大塚家具は寂れたシャッター商店街にある仏壇屋のイメージだ。無くなっても困らないし、閉店後に通りかかっても「ここ何が入っとったかな?」という程度の存在感でしかない。

大塚家具に学ぶ「災い転じて福となす」方法
 足元の同社業績が持ち直している。お家騒動の後、実施した「お詫びセール」が好調だったこともあり、今年5月の売り上げは昨年の1.7倍に上った。それに伴い、今年6月の中間期の見通しを1億2600万円の赤字から、3億5900万円の黒字に上方修正した。

 業績回復の背景には、久美子社長の“親しみやすい店作り”の経営方針が一般消費者に受け入れられたことがある。それに加えて、反省の趣旨で行った、「お詫びセール」のイメージが消費者心理にアピールした面が大きい。
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Samsung、Galaxy S5の販売が目標を40%下回ったことでトップ人事を含む改革を検討か

GALAXYS5 ハイエンド市場は飽和状態に達したということだろ。iPhone だけは台数を増やしてきたが、これは取り扱い国が増えたことが大きい。中国の富裕層へ行き渡ったら売上の伸びはなくなる。端末の完成度が上がりハードウェアの機能強化も一段落ついた今、買い替えサイクルは長期化必至だろう。

 但し、チープスマホについても近い将来パイの拡大傾向の終焉がくる。スマートフォンのコモディティ化が完了する時だ。そうなる前に、Apple は少額決済や健康管理分野といった非デバイス部門の売上を増やしたいのだろう。

 スマートフォンビジネスのパイの拡大が終わった時にもう一度業界に冬が訪れる。生き残りをかけたビジネスモデル闘争が始まる。そのチャンスをものにする企業がその後10年くらい覇権を握る可能性がある。順位のシャフルも起こりうる。日本企業が浮かび上がれるか・・・今のままでは無理だろう。

Samsung、Galaxy S5の販売が目標を40%下回ったことでトップ人事を含む改革を検討か – TechCrunch
Wall Street Journalの記事によれば、SamsungはGalaxy S5の販売成績が予測を40%も下回る不振となったことを受け、トップ人事の刷新も視野に入れた対策を検討しているという。今年のSamsungのフラグシップ・モデルの販売台数は1200万台に留まっている。これに対してGalaxy S4は1600万台だった。
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「次世代の自動車エンジンは『円弧動エンジン』で間違いない」ことはない

 日本から独創的な発想の内燃機関が発表された。特許をとったからの発表なのかはこの記事からはわからない。ここに書かれている能書きをすべて実現化したら大変な発明になるだろう。・・・色々と無理がありそうなので、これに投資するくらいなら競馬に賭けたほうがマシだろう。

これは、変形ピストンを中間の円形の構造物でつないだものだ。四つの燃焼室が一つのピストン複合物を往復運動させ、それを二次軸のクランクで円運動にして出力する用になっている。記事では「一回転の間に2回爆発」とあるが、何を持って「一回転」としているのかは謎だ。中心の構造物は回転しない。クランクを回すのは中心の出力軸とクランク軸とに付けられたギヤであり、このギア比によってクランク軸の回転数は決まる。この絵では出力軸とクランク軸のギア比が2:1なだけだ。

 現実的な問題が山積している。素人が考えても克服困難な構造的な問題と思われるが・・・

  1. ピストンの冷却と潤滑:両面が燃焼室として熱にさらされることになる。2ストロークエンジンのように燃料に潤滑油を混ぜて送り込むか?
  2. ピストンが直線でなく弧を描いて往復するが、ピストンの最高移動速度は円弧の外周が限界となる。
  3. 燃焼ガスの膨張がピストンを斜めから押す事になるが、無駄は生じないか。
  4. 内側と外側で燃焼状態が異なることで熱分布が不均一になって、膨張率が変わると不均一変形になり機械的な負担が大きくなる。(これがロータリーエンジンの宿命的な弱点)
  5. ピストンをつなぐ構造物の根本には相当大きな力が加わるが機械的な強度は十分か。十分にするためには相当大きな物が必要ではないか。
  6. 連結構造物はかなり大きい。これは通常の往復バンケル機関のピストンの一部だ。ここは往復運動をする。円弧の中心に近いとはいえこの質量はピストンの質量の一部だ。この部分の慣性モーメントはバカにならないくらい大きいはず。ゆっくりならいいが、300馬力も出力するためにはかなりの回転数に上げなければならない。これに耐えられるか。
  7. ピストンと燃焼室は断面が円ではない。ロータリーエンジンでも克服困難だったのがこの燃焼室の断面形状だったはず。それより複雑なこんな形の機械が高負荷状態でまともに機能するとは思えない。
  8. ピストンと中心の連結構造物は往復運動しかしないが、バランサーがないのにどうやってスムーズな回転運動にできるんだろう。

 また、「円弧動エンジンは、排気量1080ccで本体重量13.9kgが可能であり、その能力は排気量3000ccクラスのエンジンに相当する出力244psを実現可能であります。また、エンジンの軽量化・車体の軽量化・エンジンの高効率化・エンジンの低回転化により、燃費を1/3以下に低減することができるということです。」と美味しいことがいっぱい書いてあるが、何の根拠も示されていない。

 1,080cc で 244ps を何回転で出力するのか分からない。NA なら出力は爆発の回数に比例すると言える。3,000 cc と同じ出力を 1,080cc で出力するには単純に考えて3倍の爆発回数が要るだろう。更に、燃費を 1/3 にできるというのも根拠がない。そもそも、「エンジンの高効率化」がどこからもたらされるのか理解できない。

次世代の自動車エンジンは「円弧動エンジン」で間違いない : ギズモード・ジャパン

完成すれば究極の自動車用エンジンになるかも。

日本ソフトウエアアプローチは、次世代の自動車エンジンとなるかもしれない「円弧動エンジン」の共同開発者の募集を行っています。

この円弧動エンジンは、一般的で多くに搭載されているレシプロエンジン(往復ピストン運動型)と軽量コンパクトながら高出力を発生するロータリーエンジン(回転動機構型)のいいところを合わせたタイプになっております。機構としては、ドーナツ状のシリンダー内に内輪のようなヘッドがついており、圧縮や燃焼を円弧状に動くことでエンジンを回転させます。

特筆すべき特徴は、やはり軽量でコンパクトにも関わらず、高出力で低燃費なところです。現行の自動車用のエンジンは4回の工程を経て1サイクルとし、回転しております。つまり、エネルギーを発生させるにはこの4工程が必須なのです。多くのタイプであるレシプロエンジンは、エンジンを2回転させて1回のエネルギーしかとれません。また、ロータリーエンジンは1回転で1回分のエネルギーがとれるので高出力が得られるのですが、効率が悪いのが難点でした。この2つの利点を合わせた円弧動エンジンは、エンジンが1回転するのに2回もエネルギーが得られ、且つ効率が最高に良いのです。

円弧動エンジンは、排気量1080ccで本体重量13.9kgが可能であり、その能力は排気量3000ccクラスのエンジンに相当する出力244psを実現可能であります。また、エンジンの軽量化・車体の軽量化・エンジンの高効率化・エンジンの低回転化により、燃費を1/3以下に低減することができるということです。

円弧動エンジンの動作試験機は、埼玉県産業振興公社に展示してあります。

日本ソフトウェアアプローチでは、2017年3月までにこの次世代エンジンの開発を目指しております。

このエンジンと電気モーターとを組み合わせたハイブリット自動車は、言わずもがな最高な自動車となるでしょう。

画竜点睛を欠く:日本企業の負けパターン EPSON Pulsense

フィットネス・トラッカーは Jawbone Up3 に決まった。フィットネス・トラッカーについて調べている際に日本企業の負けパターンに遭遇したので書き留めておく。

 企業は EPSON。EPSON が心拍を記録できるフィットネス・トラッカー(Pulsense)を発売するという情報をTLで知って調べた。しかし、サイトには EPSON のそれが iOS のヘルスケアと同期できるかどうかわからなかった。

 そこで、問い合せ先を調べたがなかなか見当たらなかった(減点10)。製品別の問い合わせ先には電話とメールという選択肢があったが、メールの問い合わせをするには製品登録しなければならない仕様だった。発売されいない製品を登録しているはずがないのにだ(減点10)。自分はたまたま EPSON のプリンタを使っているので、アカウントを持っていたから良かったが、そうでなければこの時点で諦めてしまう人も多いだろう。

 Pulsense のお問い合わせページの「ホームページからのお問い合わせ」ボタンをクリックして表示されたフォームにアカウント情報を入れて現れたフォームはプリンタ用のものだった。フィットネス・トラッカーのページから入っているのにプリンタ用の選択肢が入力必須だ。製品別になっている意味が無い(減点10)。仕方なく、持っているプリンタと使用環境を入力し、質問の内容を問い合わせ内容に入力して送信した。

 すぐに受付メールが返信され翌日には正式の返事が届いた。ここはちゃんとしている。さすがEPSON(加点10)。

 答えは、「お問い合わせいただきました、iOS 8のヘルスケアとの連携の件につきましては、誠に恐縮ではございますが、現在のところ、予定がございません。」(減点50)

 結果 ハードウェア(90点) – 80 + 10 = 20 点 不合格

講評

 
 問題点は二つ。せっかく興味を持って来た見込み顧客に対して期待に添えないサイトとハードだけ作って終わりという姿勢。

 まず、 サイトから。発売前後の商品に対しては質問が集中するし、購入前なのだから EPSON のユーザアカウントを持っていない可能性が高い。そういうユーザこそが見込顧客なのだ。なのに、それを受け入れる用意がない。新商品への質問はその後の製品の改良につながる重要な情報だ。メーカーが思っているのと違う用途の提案があるかもしれないし、競合他社の情報を仕入れられる可能性もある。

 次が致命的だが、自社の持つノウハウや製造技術を活用することだけ考えて、作ったらそれっきりという発想。「いいものを作れば売れる」というのは競合他社がいないような市場だけだ。フィットネス・トラッカー市場はライバルが次々参入している。来年には iWatch が発売される。いいものを作ったからといって満足して止まっていたら置いて行かれる。他社は走っている。心拍を取れるフィットネス・トラッカーは珍しかったが Jawbone が発表してしまった。しかも、Jawbone は iOS 市場で実績がありヘルスケアにも対応済だ。

 こういうデバイス、スマートフォンとの連携を前提としたデバイスは、デバイスのエコシステムに食い込むことが何より重要だ。ハードが同等の場合、サポートするアプリが多いということはそれだけ価値が高いということだ。これは Dropbox が未だにプラットフォームオーナーのサービスと互角に戦えていることからわかる。Dropbox は iCloud、OneDrive、GoogleDrive より先に iOS エコシステムに食い込み、他社のアプリとの連携を可能にした。その基盤を基にOS間をまたぐオンラインストレージになった。だから、巨大な Apple、Google、Microsoft に対して優位に立てているのだ。Dropbox の成功直後に雨後の筍のように現れたストレージサービスの多くが消えたのはこの差だ。

 2014/10。Apple がヘルスケアにより、iOS での健康管理サービスを再定義した。これまで、様々なヘルス管理アプリはバラバラで閉じられていた。これからは、違う。フィットネス・トラッカーを他社の製品にしても、ログはヘルスケア上で引き継がれる。ヘルスケアとの互換性は必要条件だ。この点で EPSON はヘルスケアのエコシステムへの参加を降りたのと同じだ。

 なぜヘルスケアにこだわるのかというと、iPhone ユーザという市場がフィットネス・トラッカーの市場として相関が強いと考えられるからだ(Apple が掘る次の鉱脈はヘルスケアか?)。フィットネス・トラッカーを使っているユーザで iPhone を使っていない人は多くないのではないか。しかも、iPhone は最新バージョンの OS への移行が圧倒的に速い。iPhone 4S のような古い端末からアップデートを可能にしていることもあり、市場に出回っている iOS デバイスの大半が最新 OS にアップデートされる。Android の端末の大半が最新 OS にアップデートされずに終わるのと正反対だ。Android OS シェアは iOS よりはるかに大きいかもしれないが、大半はチープ端末で Bluetooth 4 に対応していない物も多い。OS も古いバージョンを搭載した機種が新機種として売られている。これが収束することはない。だから、iOS 8.1 のヘルスケアは見込顧客の数が圧倒的に多い市場なのだ。

 一番問題なのは、この状況を EPSON が把握していないように見えることだ。自分が担当者なら、すぐにでも開発に HealthKit への対応を進めるように依頼すると同時に、サイトのアプリ紹介ページに「現在のアプリはヘルスケアに対応していませんが、アップデートで対応する予定」と明記する。その姿勢を見せることで iPhone ユーザは安心して EPSON を買うことが出来る。アップデートに時間がかかるようだと批判を浴びるかもしれないが、EPSON の開発陣が HealthKit 対応にそれほど手間取るとは思えない(まあ、開発は外注先かも知れないが・・・)。

 心拍をとれるフィットネス・トラッカーは未だ多くない。Jawbone Up3 もまだ発売されていない。今がチャンスだ。頑張れ EPSON。Jawbone Up3 が日本で予約開始される前にヘルスケア対応へのアナウンスがあれば EPSON の[エプソン パルセンス]EPSON PULSENSE 腕時計 脈拍計測機能付活動量計 PS-100を買うから。

12.2 インチ iPad は Surface Pro 3対抗たるや?<否

 ならない。Macbook air や Macbook pro ですら Windows PC の代替物たり得ていないのに、iPad がでかくなったからといって、オプションでキーボードが発売されたからといって、Windows PC の代わりにはなるはずがない。これは、Windows の動くタブレットを作れば iPad の対抗になると考えて Surface RT を作った Microsoft の誤りと全く同じ誤りだ。まさか Apple がそんなことを考えているとは思わないが・・・

 しつこいようだが、Windows PC に求められるのは Windwos ネイティブで Office が使えることだ。それ以上でも以下でもない。Windows をネイティブで動かせる Macbook ですら Windows PC として受けいられれないのに、Office が動かない iPad が Windows PC たる Surface Pro 3 の代替になるはずがない。

 iPad 12.2 が本当に出て売れたとしても、Surface Pro 3 の売れ行きには影響しないだろう。Surface Pro 3 の販売に影響するのは他の Windows PC ベンダーの動きだ。

大型iPadの新情報。12.2インチでSurface Pro 3対抗に? : ギズモード・ジャパン
Surface Pro 3の強力な対抗馬となる?

出るか出ないか、未だに謎の存在である12インチの大型iPad。そんな中Macお宝鑑定団Blogが、大型iPadは12.2インチのディスプレイを搭載しSurface Pro 3の対抗モデルになるそうと伝えています。

以前には、同端末には12.9インチのディスプレイが搭載されると報道されていました。ちなみにSurface Pro 3に搭載されている液晶ディスプレイは12インチ。もし報道が事実なら、バッチリ対抗することになりそうです。

幅や高さはSurface Pro 3に近く、厚みはiPhone 6とiPhone 6 Plusの中間くらい。iPad AirとiPad Air 2の中間ぐらい。ということは厚さは7mmくらいになるのかな? デザインはiPad Air 2風で、スピーカーとマイクが2つ搭載されステレオ再生が可能なようです。Surface Pro 3はすでにステレオ対応しているので、サウンド面でも大型iPadは強化されそうです。

また、本体のエッジ部分はiPadシリーズでお馴染みのダイヤモンドカット(周囲に向かって落ちる形状)ではなく、MacBook Airのように出っ張っているそうです。iPadはあのダイアモンドカットが高級感があってかっこいいと思うんですけどね。

こちらは予測ですが、大型iPadの登場次期は2015年の第3四半期(7月~9月)になるかもしれないとのこと。意外と遅いですね。次世代iPad(iPad Air 3やiPad mini 4)と同時に発売されることになるんでしょうか。はやく見てみたいな。

土管屋の反撃か:au Firefox OS搭載端末を12月に発売

逆効果としか思えないが・・・
逆効果としか思えないが・・・
 Tizen みたいに、日本では発売されずに終わるかと思っていたが。au は Firefox のコンセプトと正反対の端末を出すらしい。

 コモディティ化により淘汰が始まったスマートフォン市場で、レイトマジョリティではなく、ギークに向けた端末をこの時期に出すというチャレンジ精神は応援したい。A5502K や Infobar といった名機(自分調べ)を出した au らしい、記憶に残る端末を出して欲しい。

 iPhone からキャリアとメーカーの力関係は逆転した。競争力のある世界モデルの端末をキャリアが独占できる時代は終わった。競争のルールは変わった。キャリア同士が春モデルとか夏モデルとかいう新製品で戦う時代は完全に終わった。iPhone や NEXUS は日本市場とは無関係に発売されキャリアは販売代理店でしかない(その代わり広告もしなくていいが)。

 iPhone や SIM ロックフリー端末はキャリアに縛り付けるための商材ではない。Apple はキャリアの売上に貢献するが、Apple にとってすべてのキャリアは一部でしかない。同じことは Samsung や Google に対しても言える。今は少ししか入ってきていないが、$100 を下回る廉価版 Android 端末もキャリアとは無関係なビジネスを狙っている。

 土管屋は土管の品質で勝負しろというのは前から書いている。キャリアが端末を作る時代は終わった。Firefox が線香花火の最後の輝きとなるかどうか。

Firefox Phone発売時に「ちょっと変なことをやる」……KDDI田中社長 質疑応答Vol.2
――来年度中にと決めている理由は。
 もう開発しているので、いつ発売するかだけ。Tizenで検討されているドコモさんとはスタンスが違うと思う。Android、iOS、Firefoxのラインナップになるが、Firefox OS特有の差別化要素を活かしながら、レイトマジョリティーではなくギーク層を狙う。

 こちらは Engadget の記事。HyperCard のような開発環境があるなら使ってみたいが、そうなる可能性は限りなくゼロだろう。

auのFirefox OS スマートフォンはXmasに発売。社長動画にモザイクで新端末披露(更新) – Engadget Japanese

KDDIでは、Firefox OS搭載スマートフォンを象徴的な存在として、Webを通じてモノがつながっていく「WoT」(Web of Things)の世界に乗り出していく計画。その世界がどうなるかはわかりませんが、トークセッションではKDDI側も「よくわからない」とコメントしており、担当者は「販売数はあまりと思うが、あまり出ないと次がないのでここにいる人には買って欲しい」と素直すぎるコメント。市場性を考えずにまず製品を送り出してみる、という田中社長のスタンスが見え隠れするプロジェクトになりそうです。

覚えておこう:「ハイレゾ音源」に復活託すソニー

ハイレゾに賭けるSONY
ハイレゾに賭けるSONY

 狂ったか?

 Apple が iPod を見切っているように、携帯音楽プレーヤーに未来はない。だって、専用の音楽プレーヤーが売れないのは音質に不満があるからではない。スマートフォンがあれば事足りるからだ。音楽を移動中に聴くような人間には高音質なんて全く無意味。外のノイズにかき消されて微細な音なんて聴けないのだから。

 自分の場合、静かな部屋で音楽を聴く機会はほとんど無い。こういうライフスタイルの人は多いのではないだろうか。

 SONYはテレビを残すという自分には理解できない方針を打ち出しているが、これもその一つだ。ハイレゾに賭けるというのもこの行列の後ろに並ぶのではないだろうか。ちなみに、VAIO を捨てたのにはびっくりしたが、Windows互換PCの組み立て業を切り捨てたのは正解だと思う。世界規模でシェアを取れない限り利益は得られない市場になってしまったからだ。それはモバイル端末市場(スマートフォン、タブレット)も同様だろう。

 iPhone 6 は発売後一週間で1000万台を売ったらしい。これはSONYが一年かけて売った台数より多いのではないか。この数が持つスケールメリットの大きさは圧倒的だ。綱渡りではあるが、これだけの数量を作ることができれば生産ラインの一台あたりのコストは極限まで下げられる。他メーカーでこの製造コストを実現できるのは上位数社だけだろう。

 とにかく、この記事はクリップしておきたい。本当にハイレゾ音源がSONY復活のきっかけになるのか、Qualia のように無かったことになるのか後で確認するために。

「ハイレゾ音源」に復活託すソニー スマホ不振…携帯音楽プレーヤーで攻勢 (SankeiBiz) – Yahoo!ニュース
 ソニーは25日、CDを上回る高音質の「ハイレゾリューション音源」に対応した世界最小の携帯音楽プレーヤーを11月8日に発売すると発表した。価格を抑え、手軽にハイレゾ音源が楽しめる普及モデルとして若者などに売り込む。ソニーにとって、トランジスタラジオやウォークマンに代表されるオーディオ(音響)機器は映像機器と並ぶ“祖業”の一つ。スマートフォンの販売不振で業績が悪化する中、ハイレゾに復活を託す。

 オーディオの開発部隊が常駐するソニーシティ大崎(東京都品川区)で開かれたこの日の発表会。スクリーンに、今から30年前の1984年、当時会長だった盛田昭夫氏が発表会で新開発の携帯型CDプレーヤーを紹介する様子が映し出された。ソニーはその2年前に家庭用を発売していたが、携帯型の投入でCDの普及に弾みがついた。

 「昨年はハイレゾ元年、今年は普及加速の年」。ソニーの高木一郎・ビデオ&サウンド事業本部長は発表会で強調した。作成したロゴマークも6月に日本オーディオ協会に譲渡した。

 普及の“起爆剤”と期待するのが携帯音楽プレーヤーの新製品「ウォークマンAシリーズ」。持ち歩きしやすいよう小型化し、想定価格(税別)を約2万5000円からに抑えた。昨年発売し、品切れする人気になった最上位機種「ZX1」のほぼ3分の1の価格。ハイレゾ音源を聞くには専用のヘッドホンが必要だが、CD音源をハイレゾ音源に近い音にする機能もある。

 ソニーは昨年からハイレゾ対応機器を本格展開し、現在、オーディオの国内売り上げの20%超。高木本部長は「(今年度下期中に)30%に上げ、近い将来、50%にしたい」と意気込む。利益率が高いうえ、価格下落も少なく、コンポなど他製品の販売も見込める。

 ソニーのオーディオ事業は黒字を確保しているとみられるが、スマホの普及などで市場は縮小傾向にある。このため、スマホでもハイレゾ対応モデルをそろえ、差別化を図る。ハイレゾを“救世主”と位置付けるのは他社も同様だ。パナソニックは4年ぶりにオーディオ機器の超高級ブランド「テクニクス」を復活させ、対応製品を投入する。

 もっとも、音楽配信サービス業者が提供するハイレゾ音源の曲数はまだ少ない。対応機器の購入者も国内の愛好家が目立つ。今後、スマホや米アップルの「iPod(アイポッド)」の利用者が多い欧米などでも支持を集められるかが課題になる。

It’s too late > Why the Moto 360 can’t get here fast enough

 Moto 360 についての興味深い記事。「チラ見せばっかりしているうちに新鮮さが失われた。しかも、ライバルが新製品を出すことがわかっているのだから早くしないと」といったところ(もっと長いので興味の有る方は全文をどうぞ)。Moto 360 についてというより腕時計型の端末についての懸念は「デカイやろWW 優れたデザインのAndroid WearウォッチMoto 360」に書いた。

 ここでは、この時期にモバイル端末を出すというマーケティング上のミスについて考えたい。

 アメリカでは、9月が入学時期なので、PCなどのセールが行われることが多い。AppleもBack to schoolキャンペーンを打っていた時期がある。なので、この時期に新製品を出すことは、多くの製品では誤りではない。11月末頃からクリスマスにかけての商戦に対する準備も整う。新製品の爆発的な需要があったら供給ルートが混乱するし、売り切れによる取りこぼしが多くなる(クリスマスの贈り物にしたい場合には他の製品にしてしまう)。なので、9月か10月に発売し年末までに初期の需要爆発を収束させる必要がある。

 しかし、3年前からこれは Apple だけが考えれば良くなった。Apple は iPhone 4S 以降、毎年10月か11月に発売してきた。そして、ユーザは Apple の新製品を見るまではと秋まで機種変更を控えるようになった。更に、2年前に新型の iPhone(今年なら iPhone 5)を買ったユーザの2年縛りが解ける。これらにより秋の発売時には iPhone の新型の需要は爆発する。このサイクルが定着しつつある。

 デジタルデバイスを出すメーカーはこのサイクルを意識しなければならない。iPhone が訴求するかしないかは別として、デジタルデバイスに敏感なヲタクは Apple の iPhone 発表までは新しいデジタルデバイスを試す気にならない。なぜなら、買った端末が数カ月後に周回遅れに見えるようになる可能性がある。しかもそれが携帯電話なら、2年間は我慢して使わなければならないのだ。

 更に、iPhone を買うかどうか分からないが機種変更を控えていて iPhone ではなく Android を買ったユーザも新機種購入後は新しいデジタルデバイスに手を出す可能性は低いだろう。新しい端末を試すのに忙しいし、新しい端末用のアクセサリ(液晶保護シートやケースなど)購入の出費もかさむ。

 こんな状態で、新しい種類の Android 周辺機器が売れるだろうか?絶対に無理だ。それはこの Moto 360 が示してくれるはずだ。この構図は XOOM の時と同じだ(2月に発表して絶賛された XOOM だが、発売までに発表・発売された iPad 2 に完膚なきまでに叩きのめされた)。

 この記事の題では「なぜ早くしなければならないか」となっているが、もう手遅れだろう。今から9月に噂されている Apple の新製品発表までにモバイル端末を買うのは情弱だけだ(数は結構多いがww)。

Why the Moto 360 can't get here fast enough – CNET
The excitement of the Moto 360’s look is starting to fade

The Moto 360 no longer feels like a surprise. We saw it once in March. We saw it again, in person, in June. We’ve seen it again and again. We’ve seen leaks of its final features. Can a single product sustain this type of extended hype?

The first time the Moto 360 debuted, most people I knew were smitten with how amazing it looked. When I saw it again at Google I/O and shared pictures of it on Twitter, there were mixed reactions: some still thought it looked amazing, while others thought it was far too big and chunky. Lately, as more pictures leak on a seemingly daily basis, a lot of attention’s been paid to the Moto 360’s not-quite-fully-round display, with its black bar on the bottom.

When we see the Moto 360 again at an official launch event, what can Motorola reveal that will get people’s attention again? It’s going to be a challenge. Maybe some of its unique features, or its price, or even extra watchbands or design variations, can be shown off. After using Android Wear and seeing what the Moto 360 looks like, it doesn’t feel like there’s a lot of surprise left. Maybe I’m wrong. Of course, if it’s great, it won’t matter how surprising it is.

2年後が楽しみ:SIMロック:解除を義務化へ15年度にも実施

Galaxy S II - SIM card
Galaxy S II – SIM card
 数年前にSIMロック解除端末を導入すべきとした時にやるべきことだったが、改善することは正しい。

 今後は格安 Android 端末、MVNO回線が一部のヲタクだけのものではなくなるだろう。

 メーカーは2年縛りの割引を前提とした価格付けはできなくなるだろう。今の iPhone が3社の競争環境のために非常に低価格に見える回線プランと抱き合わせで低価格で売られているような事ができなくなる。端末価格がそのまま販売価格になったらさすがの iPhone シリーズでも苦戦は間違いないだろう。格安 Android 端末には 1 万円程度のものからある。メールと電話とSNS程度なら十分こなせる。高機能なものでも NEXUS は iPhone より2万円以上は安い。

 キャリアも同様だ。端末の魅力と SIM ロックと高価なプランをセットにしていたが、できなくなる。今年の春から3キャリアから「定額通話し放題」というプランが出て、盛んに安いとアピールしているが、そんなものが割安になるのは毎月数千円の通話料金を払っているヘビーユーザーだけだ。個人は家族間は基本無料だし、友人同士ならSkypeやLINEで話する。我が家の3回線の通話料金は200円くらいだ。定額通話し放題など軽自動車で十分な家庭に「トラックに乗り換えたらたくさん荷物が乗りますよ」というのと一緒だ。

 実は、同じオーバースペックな販売をキャリアはやっていて、現在のパケット定額の 7GB なんて、大半の個人ユーザにとってはほとんど越えることなどない上限値だ。しかし、「7GBまで使えるんだからこの価格で」と、メールとゲームしかしないような大多数のユーザは 1GB も使わないのに 7GB 使える料金設定をしている。もし本当に、全員が 7GB 使い出したら回線がパンクするのにね(もちろん、全てがフルに使ったら破綻することが前提でやること自体は経済的に合理的ではあるからそこは責めてはいない)。

 とにかく、今のような軽自動車でいい老人夫婦にでかい車を売りつけて無駄な維持費を払わせるようなビジネスモデルは日本でも終わって欲しい。

 前から書いているように、スマートフォンもタブレットも回線もコモディティ化したら PC 市場と同じ構図になる。Android OS は Windows 市場と同じになり、Mac OS と iOS は独自色を持ち続けるとは思うが(そうあって欲しいが)プレミアムはなくなるだろう。この市場から利益を上げられるのはプラットフォームを持つ者だけだ。

 15 年度というのは「2016年3月まで」だ。そこまで iPhone 4S で凌ぐのはさすがに厳しいだろうから、もう一回ロック端末にするかもしれないが、その次は確実に SIM ロックフリーになる。

SIMロック:解除を義務化へ 15年度にも実施 総務省 – 毎日新聞
毎日新聞 2014年06月28日 10時46分(最終更新 06月28日 16時01分)
 ◇解除に応じない携帯会社には業務改善命令の対象に

 総務省は、携帯電話会社が販売した端末を他社で使えないようにする機能「SIMロック」の解除を義務化させる方針を固めた。2015年度にも実施する。携帯電話の利用者が別の携帯会社へ乗り換えやすくなり、利用者の利便性向上や競争加速につながる。30日に開く有識者会議の中間取りまとめに盛り込み、年度内に具体策を詰める。

 スマートフォン(多機能携帯電話)などを使うには、利用者の情報を書き込んだICカード「SIMカード」を入れる必要がある。欧米や韓国では、カードを入れ替えればどの端末でも使えるのが大半だ。しかし日本の大手は、他社の端末にSIMカードを入れても使えないよう、SIMロックを掛けているケースが多い。

 他社への乗り換えを制限して利用者を囲い込むためだが、利用者にとってみれば、他社に乗り換えた場合に端末を買い替える必要があり、自由に端末や携帯会社を選びにくい。総務省は10年6月、SIMロックの解除を促す指針を示したが、強制力はなく、業界首位のNTTドコモが米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を除く機種で解除したほかは、ソフトバンクが4機種、KDDI(au)はゼロと徹底されていない。

 ◇「契約2年間は解約時に違約金発生」商慣行見直しも検討

 総務省は、SIMロック解除に応じない場合は電気通信事業法に基づく業務改善命令の対象にするなどして事業者に徹底させる方針だ。契約から2年間は解約時に違約金が発生するといった商慣行の見直しも検討している。大手間の乗り換えや、大手から通信網を借りて安価なサービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)への乗り換えを促し、競争を加速させて料金値下げなどにつなげる狙いだ。【横山三加子】