イヤーパッド到着

 先日注文したKOSS ThePlugのイヤーパッドが届いた。これで明日から快適な通勤電車ライフが送れる。

 音質的にはSenheiserMX500のほうが好き。しかし、それは、静かな環境で使うときの話。電車の中では繊細な音なんか元々聴き取れない。MX500はインナーイヤーだが、密閉型ではないので、大きな音量にすると音漏れする可能性も高い。

 そこで、ThePlug。その名の通り耳栓だ。完全に音を遮断するので、外からの雑音と同時に音漏れも防いでくれる。これが大きい。音楽を聴いていないときでも装着したくなるくらいだ。うるさいしゃべり声や押し付けがましい車内放送もかなり防げるから。結果的に、音量も小さくていいので、疲れにくい。音質的には「どうかなあ」と思うときもあるが、プレーヤーの側での調整でカバーできる。元々オーディオマニアでもないし。それに、どちらかというと、野太いベースの音が軽やかに舞うような音楽、レゲエが大好きなので、向いているともいえる。

 ためしに、久しぶりにPCで聴いてみる。この、脳の中心から聞こえるようなダイレクトさがたまらない。diGOのBASSを2目盛分弱くした。音量もマイナス2目盛りでちょうどだ。

 ところで、今さらというか、終わってるというか、情けないことに気づいた。先日、TwinVQファイルをwinマシンで作ることができることを知って作ったファイルがDiGOにコピーできない。最初は、macのリソースのせいかと思った。しかし、よく考えたらID付きスマートメディアのチェックに引っかかったせいだと気づいた。

 DiGOのユーティリティでは、エンコードするときにID付きスマートメディアを指定のリーダーに差し込んでいなければならない。そのときにID情報を組み込んでチェックするんだろう。これまでは、一枚のカードを使ってエンコードし、聴くときもそればかり使っていたので分からなかったのだ。

 別のID付きカードにコピーできるかどうかは試していないが・・・・これが自由にコピーできるなら、コピープロテクトとしては弱すぎるし、できなければものすごく不便だ。もし、カードを紛失したり壊したりしたら、数十時間をかけてコピーしたデータが全滅だから。

A5502K:蛍光灯下だが、白と黒が中心に入っているせいか色はかなり近い。コントラストが強すぎてギトギトしていること以外は合格か。

ドレミノテレビにサンディが!?

 ドレミノテレビの特別編集版(何本かをまとめて夜中にやっていた)をビデオで観ていたら、サンディがハワイ音楽で出ていた。

 NHKの中の人には結構コアな音楽ファンがいるに違いない。嬉しい。今度は、島の歌つながりでランキンをお願いしたい。細野さんか大瀧さんの方向でもいい。

 Life wit palm pilot でも取り上げられていて嬉しかった。「見ないと損ですぜ。」に大きくうなずいた。

 番組は水曜日の午後4時

 ホームページには、先日のエントリに書いた曲おやこバシャバシャのストリーミングビデオもあった。家に帰ってゆっくり聴こうね。

 ドレミノテレビのホームページ

ドレミノテレビ

 息子がビデオにとっておいてくれて、初めて観た。

 怪しい男(トモトモと名乗る本名立川智也)の打楽器(水を張った桶とか木切れ)の伴奏だけで歌った「おやこバシャバシャ」が特に気に入った。シンプルな伴奏で歌を聴かせるアレンジが渋い。

 思わず、関心空間にキーワード登録してしまった。

 キーワードと重複するが、これは書きたい。それは

トモトモ:「今日はウーアの歌がたっくさん聴けて、トモトモはとっても幸せでした」
ウーア:「ウーアもたっくさん歌が歌えて幸せだった。やっぱり、ウーアは歌が大好きさ」
トモトモ:「トモトモも歌が大好きさ」

 という会話。二人ともホントに音楽が大好きな音楽ヲタなんだろう。音楽ヲタのやる音楽を聴くのが大好き。俺がヲタと書くときはプラス評価だ。何か好きなものがあって、それに夢中になっている姿は醒めた評論家や傍観者と比べ物にならないくらい美しい。UAやトモトモ氏やランキン・タクシーはそういう意味で音楽ヲタだと思う。

 音楽ヲタといえば、先日CAD仕事をしているときに音源がなくて退屈だったのでCDラジカセをCADマシン部屋に持ち込んだ。しかし、CDは壊れているので、使えるのはラジオとカセットテープだけだった。そこで、カセットテープを掘り起こしてみたら、懐かしいものが一杯出てきた。その中でも、音楽ヲタスピリッツを感じさせてくれたのが、SALON MUSICDEODATOSPYRO GYRAだった。Cyndi Lauperも忘れられない。

 チャートやセールスやブドーカンが目当てのハナクソは消えて欲しい。

あるもの・ないものCD屋にて

 娘に頼まれてCDショップに寄った。BUMP OF CHICKEN のアルエというシングルを買って帰る。目に付くのは宇多田とラルク・アン・シエル、尾崎豊・・・

 3月に出たはずのランキン・タクシーは見当たらなかったよ・・・こういう流通業者の姿勢もCD売り上げ減少の原因の一つだろう。

 この、売れるものだけ傾倒し、流行からそれたら見向きもしないという傾向はCDだけに限らない。本やテレビ番組にも蔓延している。同じような顔ぶれの似たような番組ばかり・・・・こんなものをデジタルハイビジョンで観たって仕方がないだろうに。

 ただ、この傾向は送り手だけの責任ではないだろう。特定のタレントや番組スタイルだけに人気が集中することが統計的に明らかであれば、疑問を感じながらでも、「売れる」やり方を貫くしかない。そんなくだらないものを疑問を感じながら作っているのがはっきりとわかる番組も多い・・・スポーツ番組の人気が上がるのが分かる。

 そんな中で、力の入った丁寧なつくりに見える「世界の車窓から」。今日のバックには面白い音楽が流れていた。StrawberrySwitchbladeとかSALON MUSICを思わせるような(かなり離れてるが)テクノサウンドだったが、オフィシャルサイトで確認したら、「”Maya’s Theme”byMychael Danna from’KAMA SUTRA’(TVT TVT-8100-2)」だって。カーマ・スートラって・・・さすがに、世界のプログラム産地はテクノポップが旬か(ホントか?)

 コンテンツや著作権について考えたいが、まとめきれずにだらだらと書いてしまった。いっつもそうだがな・・・

Tommy february6(トミーフェブラリー6)

 先週は何度が車で駅まで行った。時間が欲しいときに帰りの通勤時間を節約したいからだ。そんなときは、FMラジオをかけることが多い。車なら15分もかからないので、わざわざCDを入れ換える気がしないからだ。

 そんなときに、たまたまおなじみのStrawberry Switchbl’a’deの曲らしいものがかかった。長期間活動したグループでもなかったので、ベスト版でほとんど知っているかと思っていたので、聴いたことのない曲があったことに驚いた。「他にもあったのかあ」と感慨深かった。たまたま、先日Strawberry Switchbl’a’deの曲を着うたにしたばっかりだったので余計にそう感じたのだろう。

 曲が終わってタイトルに注目したら、Tommy february6と名乗る日本人女性の曲だったらしかった。そのラジオ番組に生でゲスト出演しているらしかった。

 今思えば、ゴスロリの走りのようなコスチュームポリシーとテクノロックサウンド+アイドル歌謡のようなボーカルで楽しいデュオだった。

 Tommy februaryがどんな人なのかは、上のホームページで始めて知った。なんでも、ブリリアント・グリーンのボーカルらしい。ブリリアント・グリーン自体名前しか知らないので、「えっ、あの?」とかいうのは全くないけどね(^^; 

カセットテープ:大貫妙子

 Doughnuts: Blog: メトロポリタン美術館は大貫妙子。から、関心空間にキーワードを立てたりしていたら、いろんな曲を聴きたくなった。

 残念なことに、俺の持っている音源の大半はLPレコードで、アンプの調子が悪くて聴けない(メトロポリタン美術館の収録されたComin’SoonはCDでも持っているので車でしょっちゅう聴いているが)。そこで、その昔にカセットしかない車のために録音したカセットテープを掘り起こした。

 約20年ぶりに聴くテープだが、思ったより悪くない。曲の頭出しの面倒さやノイズはどうしようもないが、そんなことがどうでもいい。今晩聴いたのは、写真のAvanture。

 「心の重い荷物置いていく、いつも旅立ちを忘れないように」というフレーズは心にしみるが、子持ち(まして父子家庭の父)では・・・でも、その心意気だけは失いたくない。80年代の雰囲気なのか、「自立を目指す、男に依存しない女性の恋愛感」のようなものがあふれた詩が多いのもこの頃か。「待つわ」とかいう俺の大嫌いな曲が大ヒットした頃と同じだが、大貫妙子は待たない(待ってる曲もあったが)。「顔を上げて歩き出」すのだ。

 このアルバムは、ストリングスを使ったメロディアスなものや、prophet5(当時の坂本龍一が愛用していたシンセサイザー)バシバシの物まで入っていて楽しい。 いい音楽は、再生装置の良し悪しに関係なく、人を楽しい気分にさせてくれる。

 大学の生協のレコード売り場に行っていたことが思い出される。後、レンタルレコード屋というのもあった。当時は30センチのディスクだったので、当時からバイク乗り(かごとか付いてない)だった俺は神経を使ったものだった。

 しかし、この辺の音源については俺にはひとつ野望がある。それはまた後日。

メトロポリタン美術館

Doughnuts: Blog: メトロポリタン美術館は大貫妙子。
で、そこではじめて知りました。
あのNHKの名物番組(?といっても過言はないはず)『みんなのうた』で流れていた名曲中の名曲「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」、あれは大貫さんの作詞作曲作品だったことを!

 というエントリを見つけて嬉しかった。大貫妙子は大好きな音楽家だから。持っているものの大半がアナログレコードで、70年代から80年代のものばかりだ。特にすきなのは清水信之と坂本龍一がアレンジした曲。このメトロポリタン美術館(曲の中ではミュージアム)は清水信之のアレンジ。

 俺の場合、多くの人と逆で、みんなのうたで観る前にアルバムを持っていたので、テレビで流れてきたときにびっくりした。そして、その曲が今でもたまに放映されているらしく、子供たちとテレビを観ていて流れたとき、子供たち、音楽に興味の薄そうな息子もが、「この曲好き」と言ったので、すごく嬉しくなった。そして、「この曲やったら、おとうさんもっとるで。」といっても信じてもらえなかった(^^;。アナログレコードを聴くプレーヤーが壊れていて、聴けなかったから。

 自分の大好きなものを、子供たちが、自分の影響抜きで、選んでいたことを知るとすごく嬉しい。ちなみに、山下達郎のパレードもそんな曲だった。パレードはポンキッキーズのテーマになっていた。子供にとっても、口うるさいおっさんが自分と似た感性を持っていることを再認識したのではないかと思う。

 下の写真は、中袋。CDでは考えられないが、LPレコードはこのように、ジャケットの中にさらに紙の袋が入っていてその中に板が入っているものがあった。LPの場合は当然30センチ角のものなので、デザイナーの力の入れ具合もCDとは比べ物にならなかった。ジャケット自体がコレクション可能な、作品だった。だから「ジャケ買い」という言葉が生まれたのだろう。今のCDじゃジャケ買いできないよね。

ここで聴けるらしい。
http://www2.nhk.or.jp/tv50/archives/0208/encore/80encore11.html

#清水信之を検索してみて、初めて平松愛理と結婚していたことを知った。平松愛理は名前くらいしか知らなかったが、検索結果を見て、毎年この時期(しかも時間的には今日だ)に夕方のテレビニュースで支援コンサートをしていることを思い出した。

夜更かし癖と記憶の美化について

 連休が長いと、夜更かしの癖がついて、連休明けがきつい。今日も眠れそうにない。緊張するから余計だ。明日は、もうろく爺さんの新年の挨拶があるから、テープに録音する必要があるのに・・・また、小能力上司が、テープを文章にしてくれとかいってくるんだろう。4日まで休んでいたために、月次関係が4日遅れになっていることなど全く意識に上っていないのだろうから。まあ、前任者のように半日かけてやってやるか。

 夜にジョン・レノン・スーパー・ライブをNHKでやっていた。若いロックアイドルがでているのには違和感を覚える。42の俺ですら、リアルタイムは厳しいくらいだった。俺が中学生の頃、マッカートニーがコンスタントにヒットチャートに登ってくるのと違って、ジョンはほとんどかかることはなかった。Rockn’RollMusicとかで、渋くヒットを飛ばす程度だった。事件がおきる年に「ジョンが活動を再開する」ことが話題になり、StartingOverがリリースされると、久しぶりにポピュラーヒットになる予感がした。そのときに事件がおきたのだった。

 後追いでの知識は、すでにフィルターがかかっていて、ジョンをカリスマ化するようなきれいごとの情報ばかりだったのではないだろうか。醜い現実の姿を晒すことなく死んだ多くのアーティストがそうであったように。例をあげればきりがない。ジェームス・ディーン、モンロー、日本では尾崎豊、かまちと言った感じだ。若い頃、どんなに二枚目で売った俳優でも中年以降も一線で活躍している人ほど、伝説になりにくい。スポーツでもそうだ。選手だけで消えていった人は選手としての記憶で美化されるが、監督として醜態を晒した野村などは、今では監督としての記憶しか残っていない。彼の現役時代の記録は王や長島と比べても全く見劣りのしないものだったし、選手をしながら監督までしていた時代もあった。そこで、引退して球界を去っていれば、記憶に残る大選手だったのだ。

 また、オノ・ヨーコという人についても、あの会場に来ていた人のうちどれだけの人が、ライブ以前に知っていたのか怪しい。

「人は同時代人を過小評価し、過去の人間を過大評価する(多分マーク・トゥエイン)」ということだろう。

観たい映画は古いものばかり

 テレビをつけていて、偶然いい映画を見つけるとすごく得をした気分になる。特に、チャンネルを換えていて、一瞬見た映像が目に止まって観た映画が名作だったときには、自分の鑑賞眼を自画自賛してしまう。また、そういう映画ほど、前宣伝もなく夜中とか昼間とかにやっていることが多い。

 映画情報を収集することもないし、テレビ情報もあまり観ない俺にとっては、知らない映画と出会う数少ない機会だ。一つ残念なのは、教育テレビで月一回やっていた名作映画劇場がなくなったことだ。これは本当に痛い。ノーカットで字幕で民放では流れないような作品をやってくれることはめったにない。俺がHDD+DVDレコーダーを買ったら、タイトル関係なく無条件に録画したい唯一の番組だったのに。

 最近では、20日にサンテレビで「34丁目の奇蹟」をやっていた。すぐに子供を呼んでみせた。残念ながら、気付くのが遅く途中からだったので、感情移入しにくかったらしくもったいなかった。「信頼とは信じていないものを信じることなんだ」。

 関東地方でも、ローカル系のテレビ局は侮れない名作を意外な時間帯に流しているようだ。サンテレビの場合、名作というより外国製B級アクションとかが面白かったりするが。

Mamo-Dead 3.0: 映画の話を少々

テレビ東京(12チャンネル)で13:30から2時間枠で月〜木までやってるんだが、以外と馬鹿に出来ないのである、たまにではあるがマニア(?)には嬉しい迷作が放映されるのである。

 ついでに、「北の国から」とか「水戸黄門スペシャル」なんかいらんから、こういうのを流して欲しい。というか、俺がDVDレコーダーを買ったら放映して欲しいリストを並べる。テレビ局が公共放送としての使命を感じているなら、NHKが受信料で放送しているなら、放送にプライドを持っているなら、地上波のゴールデンタイムに放送して欲しい映画ばかりだ。

  • 3人のゴーストScrooged”:これは、12月の定番でしょう。
  • 俺たちは天使じゃない(’55年版)We’re No Angels (1955)
  • 情婦Witness for the prosection“:途中まで「不発か」と不覚にも思ってしまっていた。心から反省しています。監督がビリー・ワイルダーだというのは意外だった。
  • ワイルダーといえば、あなただけ今晩はIrma La Douce“もはずせない。 愛について考えさせられるが、深読みしすぎが(^^;
  • 愛といえば、恋愛方面に疎い俺だが、こういう作品は押さえておく。昼顔Belle De Jour“:ある意味理想。夫にとってもという意味だ。
  • すばらしきかな人生”It’s a Wonderful Life“:こちらは、観たことがない作品。関心空間で紹介されていて観たくなったが、会員になっているレンタル・ショップにはなかった。Amazonで調べたら在庫切れ。この作品の監督は他にも泣ける映画をいっぱい撮っていることをFrank Capraファンページで知った。
  • ポケット一杯の幸福”Pocketful of Miracles “もそFrank Capra監督作品。

ここからは、多分レンタルにもあるし、売ってもいるし、ひょっとしたらテレビでも放映されるかもしれない作品。

  • バグダッド・カフェBagdad Cafe
  • 12人の怒れる男12 Angry Men “:見ていない人は観ろ。
  • ニュー・シネマ・パラダイスCinema Paradiso“:amazon.comでのレビューに一つ面白いものがあった。星一つは辛すぎると思うが、この点にだけは同意する。

    I was shocked that when the boy leaves home he never comes back once to see his mother in 30 years. What kind of a son is he?

    :関西地方は「12月31日ABCテレビ 01:35~04:51」に放映されるのでレッツ録画!ちっきしょー。俺がHDDレコーダーを買ってからにしてくれよ・・・

 他に、お勧めの作品があったら遠慮なくコメントして欲しい。