INEOS 1:59 Challenge で無い気が繰り出したキプチョゲ専用プロトタイプの情報が集まり始めた。
Everything We Know About Eliud Kipchoge’s Barrier-Breaking Shoes
土踏まずのあたりから前足部までフォームがえぐれていてその代わりにエアユニットが2個セットが二段に並んでいて、それを上下とユニットの間のカーボンプレートで挟んでいる。ビッグマックみたいな構成といえばわかりやすいかもしれない。エアユニットの周囲には隙間もあるのでフォームの体積は相当減っている。一方で構造が複雑になっているので、軽量化できているかはわからない。
反発というか前方向の剛性を受け持っているのは一番上の長いプレートだろう。残りの2つはエアユニットが不安定になるのを防いでいるのではないだろうか。前後長から考えて、これが板バネのような動きをするとは思えないから。
分厚いエアユニット人ではなく二段にしたのも、横向き剛性が足りなくなることを嫌ってのことではないか。重量的には一段のほうが重量的に有利だし製造も簡単なはずなのにあえて二段にしているというところが根拠だ。
早く、設計者のインタビューを読みたいところだ。
下はウィーンの歩道から撮られた写真。アウトソールの形とエアユニットの付き方がわかる。アウターソールの形状は完全にフォアフット走法専用。というか、キプチョゲ選手専用だ。
このほうが zoom X より耐久性はありそうに見える(根拠は見た目w)。Vapor fly 4% と next% は200kmくらいでフォームがヘタっていたが、ユニットの外壁部分の素材次第ではあるが、エアなら500kmでも余裕ではないか。