理想の端末

 俺の欲しい端末を思いつくままに書きなぐってみる。

 基本機能はデジカメ(マクロ必須)、PIM(アドレスとToDoとカレンダーの連携必要)、テキストブラウジング(メール)、ネットからの情報ダウンロード機能(一括ダウンローダー)、電話、メッセンジャー。

 ソフトの追加変更可能な柔軟性。パソコンとの連携とシンク。palm desktop のようなソフトかメジャーなメーラー・スケジューラーとシンクできることは必須。

 音楽はヘッドフォンの収納がからむと面倒だし、データの管理も面倒なので専用機がいいと思う。iPodのようなことが可能なら面白いが、中途半端なものなら無くてもいいかなと・・・

 スーツの胸ポケットに入る程度の大きさで、150g以下。形状はSO505とかA5305Kのようなタイプが一番近い。

 やっぱり、俺は電話はついていて欲しい。これのおかげで荷物が一つ減らせるからだ。そして、トラブルのネタも、充電池の管理負担も減らせる。データも、今はvisorと携帯と別々に管理する必要がある。ホントを言うと、会社のnotes、会社のDBにも別々に入力する必要のあるデータもある。3回目には飽きてくる・・・新規も面倒だが、取引先の役職が変わったりすると最悪だ。上の機能が実現されれば、コミュニケーターに入力するだけでほとんど再入力は不要になる。

 冷静に考えると、これはコミュニケーターだね。キーボード(テンキー)を何らかの方法で隠してコンパクト化した小さめのtreoのようなもの。ザウルスSL-C750に通信機能とデジカメを載せれば相当に近い。しかし、SL-C750はでかすぎて理想の端末には遠い。そうなると、MI-E25DCがかなりいい線に見えてくる。

 俺の欲しい端末ではないが、数千円の電子辞書が生き残っている現実を鑑みるなら、PIM専用5800円PDAというものも可能性があるかもしれない。しかし、それは、980円電卓のようなものでしかないだろう。

辞書on PDA

 「PDAの満足度と購入動機に関する利用意識調査結果を発表」という記事をパルマガで知った。
 面白かったのでリンクしておく。
 辞書として買ったものの失望しているという人が俺の予想を上回っている事を知った。電子辞書と比較したら今のPDAは使い物にならない。俺が前から書いたように、振るコンテンツの辞書が必要なのだ。フルコンテンツ辞書があっても、でかい液晶やキーボードで専用機は一日の長がある。専用のボタンもアルし。
 しかし、考えようによればチャンスだ。フルコンテンツ辞書。フルコンテンツ辞書の電子辞書と比較して失望した層にとっては、フルコンテンツ辞書があれば満足度を上げることは容易だ。しかも、これだけの人数が辞書を利用目的として挙げているのだ。パワーユーザー様が大騒ぎしているウェブアクセスなんて、下位でしかない。さらに、ネット接続を実現するには大きなコストが必要だが、フルコンテンツ辞書と検索ソフトなんて、PDAメーカーの多くが既に持っている技術の移植でしかないだろう。
 うかうかしていたら、パソコンが降りてくるよ。パソコンには英辞郎がある。欲しければ広辞苑のCDだってあったはずだ。英辞郎をsig3とかで使えるのかどうか分からないが、もしそうなったら痛いぞ・・・

visorだけでなくHandspringが

 なくなってしまうんやな。

 prismなんかは遠の昔に消えている機種だし、事実上日本からは撤退していたHandspringだから、俺のPDAライフ(?)には影響はない。恐ろしいのは、故障と電池の消耗したときにどうするかだ。これまでに築き上げたアプリケーション環境は手放したくないから、OSはpalmに限定されるだろう。そのバージョンもアプリケーションの対応によって限定されるだろう。最悪の場合は中古を探さなければならなくなるかも知れない。

携帯端末・形状

 携帯端末について、SO505とA5305Kには刺激を受けた。これまで、ストレートにこだわっていたが、この端末のおかげで自分の求めていることがハッキリした。

 この機会に少し自分なりにイメージをまとめてみる。

 メインスクリーンが常時露出。そのままの状態で、電話を受け、メールを読むことが可能なこと。これまでは、これを実現するために一番近いのがストレート端末だった。だから、これまではストレートを選んできた。しかし、欲しいものはストレートではなく、メインスクリーンにいつでもアクセスでき、情報取得可能な状態にあることだということが分かった。

 PDAについても基本は一緒だ。前から書き続けているが、俺はカバーもケースも大嫌いだ。visorは純正のカバーさえつけずに使っている。もちろん、カバーやケースをつけたままで操作・画面表示の確認ができれば問題はない。

 携帯電話は液晶のドット数でvisorを凌いだ。回転式にすれば、絶対的な大きさもPDAとして使用可能なものを搭載することが可能だろう。

 キーボード(テンキー)については普段は隠れていていい。というより、隠しておいたほうがいいくらいだ。それで、前面投影面積が増えるくらいなら要らないくらいだ。

 これを150g以内に納めて欲しい。

携帯電話

 俺はJ-D06という端末を使っている。デザインは気に入っている。我慢できないカメラの画質を除けば、メールや音の設定オプションに不満がある程度だ。割引サービスがキャンセルされてしまうのが痛いので、キャリアを変えたくはない。j-phoneのサービス内容には特に不満はないし。

 ただ、用途としてデジカメの比重が大きいので、もう少しマシなカメラ機能を持ち、送信しなくてもパソコンにデータを画像できる端末が欲しいと思っている。

 そこに、J-D08という機種が発表された。J-D07がプリペイド専用機で中身はJ-D06(というよりJ-D05)だったので、三菱はJ端末を開発する気はないのかと思っていただけに、嬉しかった。しかも51ではなく09。ということは、写真をロングメールでガンガン送ることも可能なはず(もちろんそのときには画質は落とす必要があるだろうが・・)。

 で、期待してサイトを見に行ったさ・・・・・・がっくり・・・・やっぱ、キャリアを変えようかな・・・それ以前に、携帯を解約するか・・・・早く、USMカードを導入してくれ。通信方式なんてインフラなんだから3種類もいらないんだ(PHSを入れれば4種類)。同じ通信方式にして、キャリアはサービス。端末メーカーは端末の仕様や性能で競争してくれないと、いつまでたっても魅力的な端末とキャリアが組み合わされないよ。

 AUの端末がJ-phoneで使えれば、もう3回くらい機種変更してGNPに貢献してるぞ俺は。産業省のキャリアがキャリアと結託してユーザーに不利益をもたらしたり、ユーザーが支払った金からピンはねしたりしているから、景気回復しないんだ。
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  SO505A5305Kの形状はいい。これは、ストレート好きの俺にぴったりだ。電話もメール送信もほとんどしない俺の場合、普段からキーボードを露出しておく必要はない。しかし、メインスクリーンはいつでも見えるようにしたいし、その状態でブラウズやカメラを使えるのもいい。

 デザイン的にはA5305Kが理想に近いが、デジカメの性能とメモリカードがないところが、メモ用デジカメとして使いたい俺には致命的だ。しかし、SO505にも致命的な欠陥が。そう、キャリアがdocomoであること・・・それに、写真送信のやり方や受け取り方ではAUやJ-phoneのほうがまともだし分かりやすい。J-phoneの場合は4円固定(メール割引契約時)だ。

 良く考えたら京セラはアメリカ市場にpalmOS搭載のCDMA端末を出している。A5305Kの函体を流用すればtreoキラーになりそうだけどどうかなあ・・・日本じゃダメか。A5305Kの函体にpalmOSが載ったら、俺は買うけどなあ・・・

 あれ、SONYだってpalmOSマシンを作ってるやん。コミュニケーターにはしていないが、時間の問題・・・かな。SO505のままでpalmOSを載せてもそこそこ使えそう。液晶の周りにボタンがいくつかあるしセンタージョグもある。これを、palmOS風にアサインすれば、clie携帯の出来上がり・・・てなわけにはいかないか(^^;….

 第一、そんなものをほしがるオタクの数は少なくてメーカーは需要があることを知ってはいても優先度は低いのだろう。

 そういえば、そんなマシンがあった。全面が液晶でタップ入力するパイオニアのJ-phone向け端末。これの液晶が今風のカラーで、ボタンがpalmみたいだったら。この頃は受話機っぽい音声受信部とスピーカー部があるが、今なら不要だろう。そして、背面にデジカメ。側面にカードスロット。

 しかし、この端末は消えてしまった。十分な数の支持者がいなかったためだ。多分、俺が上に書いたような仕様の端末を出しても今のパカパカ写メール端末ほどの売上はないのだろう。しかも、開発コストは倍以上・・・・作るわけないわな・・・

 良く考えたら、俺のような、そしてこれを読んでいる人のような人間の割合は多くない。携帯端末を購入する人の大半はOSなんて興味もなければ、意味も知らないのだ。だから、俺やあなたの希望を満足させるような端末は今後発売される見込みはないということ・・・かな・・・

zireが100万台

 「パームの99ドルPDA、最速で100万台達成]」したらしい。もちろん「パームの99ドルPDA」とはZireのこと。

 アメリカでの、PIMマシンの市場の大きさに驚かされた。この市場は日本にはないと思う。アドレス・スケジューラーだけでいいなら携帯電話で十分だ。

 それと、どんな層がこのマシンを買っていくのか興味がある。日本のPDAを支えているような、次々と買い換えたり買い増したりするパワーユーザー様とは思えない。かといって、おばちゃんや子供や学生が買うとは思えないし・・・palmとかIBMのpalmOS機を使い続けてきたビジネス層でもないだろうし・・・

AUの端末追加情報

 ちょっと残念な事実が発覚。メモリカードが使えないらしい。これは、今のラインナップの中では致命的。「大冒険」に書かれていたカメラの性能の問題もこれが原因だろう。

 メール送信を前提としたら、容量の制限により、カメラの性能が制限されてしまう。メモリカードがあれば、保存モードを選べるようにして、カメラは全力で高画質のものを追求できる。

 ところで、J-phoneのJ-SH10のように、「メモリカードはないけど、別売のケーブルと無料の転送ソフトでパソコン(win)に取り込めます」というのはギリギリOKだろう。ギリギリというのは、win限定ということと、ケーブルが別売ということ。でも、できる方法がないよりははるかにましだからOKだ。

 しかし、デジカメとして考えたときにUSB(さすがにシリアルはいらんでしょ)ケーブルと取り込みソフトは添付は基本だろう。デジカメとして期待しているユーザーの割合が多くないのか・・・

 惜しい・・・もちろん、これは携帯電話に期待する機能の優先順位の違いによるところが大きいだろう。パソコンを持っていない人には、USBケーブルとかCDなんて邪魔なだけだしね。

J-phoneの端末

 今、どんなラインナップなのかとサイトを見たら、J-D06はなかった。それどころか、どれもおんなじような折り畳みばかりで全然面白くない。

 端末のデザインでは完全に負けてるなあ・・・Dの後継機が出てるかと思ったけど、ダメだな。次の無料期間が終わったら考えようか。

 それと、10月からJ-phoneブランドはなくなり、ボーダフォンに統一されるらしい。俺の持っているJ-D06はすでに、横に人魂マークみたいなのが入っていて、J-phoneは後ろの電池フタにとって付けたように書いたロゴだけだ。箱もまっ赤だった。サイトも、以前の青を基調としたものではなく、フェラーリの応援サイトのような赤だ。

 しかし、ボーダフォンになったからって、ユーザーにはメリットがない。魅力的な端末(俺にとってという意味だが)も出ないし・・・

Docomoの端末

 このインプレッションをみてびっくりした。俺が最初に買ったリコーのデジカメよりはるかに画質が上だ。

 俺の大好きなメモカメラとして余裕で使える。しかし、ドコモはなあ・・・J-phoneでもメガピクセル機が出たらしいけど、シャープのデザインはどうしようもないクズだから、持ちたくない。それ以前にパケット機だった。