無題

携帯電話6月純増数:KDDIが3カ月連続首位−ドコモ2位

 コメントもあるが、3Gとか速度とか言っている時点で外している。違う。ユーザーは端末と価格で判断しているのだ。メリットの見えない3G化なんて誰も望んでいない。それはFOMAが予想を大幅に減らしてもクリアできないでいることで明白だ。auのCDMA2000x1にしても、ユーザーはこれまでのCDMAとの違いなど全然気にしていないだろう。

 だいたい、携帯電話の通信速度なんて無意味だろう。従量課金される現状で高速を謳っても、ユーザーは請求が恐くて使えないのだ。通信GEEKはPHSの定額制に移行するだろう。もし、俺が日常的にモバイルでネット接続したいなら迷わずPHSを選ぶだろう。少なくとも「docomoかAUか」では悩まない。両方とも圏外だ。

 俺にとっても、AUが魅力的なってきたのは、J-phoneと大差のない料金と魅力的な端末による。もちろん、デジカメ機能重視で電話としてよりmoblog端末として使いたい対人コミュニケーション不全な俺にとってはデジカメ搭載端末が揃ってきたことも重要だ。

 多分、そういったことが重なってAUへの移行が進んでいるんだと思う。同時に、J-phoneの仕様の失敗も響いていると俺は思う。

Auのパケット割引の広告

 auのパケット使用料の広告で、6507のパケット使用料が2410になるとして1/3になると説明している。

 しかし、ここには定額の1200円が含まれていない。

 パケット割引料を含めたら、月額2400円以上使うヘビーユーザーでなければメリットはない。

 この広告の問題点は固定費用が発生することを十分に説明せずにパケット通信全体の費用が1/3になるかのような印象を与えることだ。このサービスは、「月額1200円払えば、パケット単価が1/3になるので、月々2400円以上使っている人にはメリットがある」というものだ。つまり、これまでかかっていたパケット使用料がトータルで1/3になるということではない。3000円使っている人では2200になるだけ。2000円程度しか使っていなかった人は損するのだ。もちろん、月額パケット使用料は10000円を超えるようなヘビーユーザーにはお勧めのプランだが、そんな人がどれだけいるんだろう。

 受け手が誤解することを前提として、というより期待して(?)、作っているとしか俺には思えない。

 ちなみに、固定費について、電車の中釣広告には小さく書いてある。注意深く見ない限り気付かないだろう。テレビcmに至っては、意識して探している俺ですら見つけられないほどだ。

 auとj-phoneについて注目するようになったから気付いただけで、docomoも似たようなことがイッパイあるんだろうな。

J-phoneは沈み行く泥舟か

 J-D06のデジカメ性能の使えなさにうんざりして機種変更を考えている。デザイン重視の俺としてはJ-phoneには魅力的な端末が見つからない。

 そこで、価格的にどうなのか、他のキャリアと比較してみる。といっても、天の邪鬼な俺はAUと比較するしかない。料金プランや割引プランがいっぱいあってどれが俺にあっているのかわかりにくい。

 次に、J-phoneのサイトで俺が今入っているプランを検証してみようと思った。ところが、そこには俺が入っているプランの説明は一切見当たらない。J-phoenはこれまで、分割・合併を繰り返し、地域ごとに基本料金プランや割引が違っていた。それを、vodaphoneになってから全国統一にした。今サイトにあるのは、統一プランだけだ。しかし、割引率が累積している既存ユーザーも、サービスの条件や内容を見直す情報を必要としているはずだ。

 前から、j-phoneは既存ユーザーへのサービス、特に端末価格の割引の低さが気にはなっていたが、既存サービスが存在しないかのような取扱は契約ユーザーがいる限りするべきではないだろう。

 新規ユーザーが戸惑うという理由は分かる。過去のプランでの新規加入を認めないのも構わない。しかし、既存ユーザーは加入時点で割引サービス料を前払している(俺の場合、家族割引と長期割引)。料金表のページの隅に「いついつ以前に加入された方のプランはこちら」というリンクを作って、既存のページへとリンクすればいい。更新する必要もない。

 まあ、実際には他のキャリアを知らないだけで似たようなものかもしれないが・・・

 夕方にメールで返事があった。素早い対応はいい。

 しかし、内容は予想通り。「サイトには載せていないので必要なら別途連絡する。あるいは、J-phone端末からのwebアクセスで見てくれ」というもの。何で、自分のプランを知るのに一々通信料を払ってアクセスしなきゃならないの?

 自分のステータスを知るのにアクセス料を払うのは嫌なので、プランの説明資料は郵送に決定。切手代を払って郵送するより、無料アクセスにして勝手に見れるようにする方が遥かにコストが小さいだろうに。それに、j-phoneはメールの設定を通常のwebサイトからもできるようになっている(他も多分なっているはず)。そこで、idとパスワードを使って単体で管理している。ということは、このページに携帯電話のステータスを表示にするだけでいい。まあ、こんな事をいってくるボケはあまりいないので個別対応しているだけかもしれないが(^^;

 データベースがバラバラで連携していないのだと思う。他地域での機種変更とかもj-phoneはできなかったりした(2年前)。端末の魅力のなさと相まって、キャリアを本気で替えたくなってきた。

男モデル?

 会社の女性社員が「ガタが来たし、そろそろカメラ付き携帯にしよかな」と言っていたので、(彼女はdocomoだし)SO505iの青を押したが、キッパリと「形がなあ~いまいち」と却下された。

 話の流れで、auに乗り換えてもいいということだったので、何の迷いもなくA5305Kを勧めた。当然赤モデルね。こちらも、デザインで却下された・・・・

 う~ん、そうなんだあ・・・・と、思った。

 やっぱり、偏ってるんだなあ。俺。日本のメーカーもちゃんとボリュームユーザーを押さえているんだ・・・まあ、サイレントマジョリティこそが美味しい刈り取り場なんだからね。初ガツオやボージョレー・ヌーボーなんて年間の市場から比べるとごくわずかでしかないのだ。

 そんな当り前のことを再認識したよ。

 笑ってる場合じゃない。こんなページをよんでいる貴女・貴方・貴殿・・・同じ穴のむじなだ。ここに俺が書いて、「うんうん」とうなずくことがあったとしても、世間では「うんうん」とは感じないのだ(^^;…

treo600

 以前から話題になっていたTreo600が発表されたらしい。キーが小さすぎること以外は魅力的だ。A5305やSO505のようにして普段はキーを露出させないようにすればもうちょっと液晶を大きくすることができるのになあ。

 でも、カメラの性能が100万画素レベルだったら、俺にとって2003年6月時点で一番魅力的な端末だ。もちろん、日本での使用が可能ならばという条件付きでだが。とはいうものの、俺のprismが使えなくなったときの話だからね。

 逆に、類似製品が日本のキャリアでも採用されている可能性があるかもしれない(^^;

 それともう一つ。160X160の解像度では日本市場は無理。

キーボード

 Inspiron 8500をいいとは思わないが、このキーボードには好感を持つ。液晶にあわせて横に並べるキーを増やしたり無駄にピッチを広げたりせずにしているところ。

 こんな当り前のことが分からない東芝。東芝のノートPCといえば、良質なノートPCの代名詞だった時代があったのに・・・

 しつこいけど、一番右の一列はいらない。あるいは、電源ボタンのところに並べればいい。他のモデルではそうしているはずだ。只でさえホームとenterまでが一列多いJIS配列なのに、さらに右に配置しているためにモニタの中心に座って作業することができない。

アンケート結果

 PDA、19.2%のユーザーが「結局使わなくなった」――ガートナー調査というアンケートについては前にも書いたが、他にもいろいろ思いついたので、しつこく。

 まず、「一般ビジネスパーソンの PDA 利用者約1,500人」という母集団がどういう集団なのか全くつかめない。どこでどういう方法で抽出したのか。それによって、かなり偏りがあると思う。例えば、「インターネット接続人口のうちXX%がブロードバンド」といった結果がよく報じられるが、インターネットのサイトでのアンケートだったら、ブロードバンド比率が高くて当り前。ナローバンドで時間課金されているときにアンケートなんてやらないって。その時点で、母集団が偏ってしまう。「一般のビジネスパーソン1500名」を無作為抽出したら、PDAユーザーなんて100人もいないんじゃないの?そんな母数で、比率を出しても誤差が大きすぎて使い物にならない。逆に「PDAを持っている(過去に持ったことのある)ビジネスパーソン1500名」なら統計的誤差は減るが、母集団自体が一般サラリーマンからかけ離れてしまうだろう。さらにいうなら、PDA系サイトを開いているサイトオーナーを母集団にしたらどんなことになるか(^^;…

 次に、「結局使わなくなった」比率が20%弱しかなかったのも疑問だ。大半のPDA購入者が使わなくなったんだと思っていた。PDA購入者の新規購入者の多くは失望して使わなくなり、残ったマニアだけが次々と新型を買い換えていっているのかと思っていた。少なくとも、俺の身の回りのPDA所有者は脱落していった。「面倒」「携帯で十分」「使い方が良く分からない」「機能が中途半端(使えない)」・・・

 第一の疑問に重複するが、この調査が誰を対象にしたのかがここで問題になるだろう。また、調査には良くある誤差だが、調査者に対する被調査者のサービスも考えられる。PDA購入者の80%が使い続けているなら、新規購入者が買い換えの何分の一しかなくても、必ず増えていくだろう。もっともっとPDAを使っている人を見てもいいはずだ。

 俺もこのページで、次に買う機種の話を書いているが、前提が「今使っているprismが使えなくなったら」ということだ。ボーナスが出たからとか、新しいバージョンのOSが出たからということは買い換えの理由にはならない。

 調査のいい加減さについて「■ブロードバンド利用者、4月に5割超える 」という記事があった。「国内1万世帯を対象にインターネットを通じて調べた。」らしい。ネット上でのアンケートなんて、ブロードバンドユーザーの比率が高くて当り前だ。コスト(時間・アクセス料金)が全く違うんだから。

 こんなもの、「高速のサービスエリアで無作為に抽出したら免許を持っている人の比率が90%をうわまわりました」というのと同レベルの無意味さだ。

計画通り?

 「PDCとFOMAは向こう10年は共存していく」で、「昨日までの加入者数は48万に達し、計画通りに進んでいる。」と言ったらしい。あれ?その計画っていつの計画?目標数字を見直して低くしたものをクリアしたときに「計画通りにすすんでいる」って言っていいの?

 だったら、本四架橋公団や神戸空港を企画している兵庫県も銀行も自民党も大喜びだろう。だって、計画時に「年間利用者100万、10年で黒字化」として税金を投入しておいて、途中で数字を見直して「年間利用者が30万で500年後に黒字化」に目標を修正すれば、その後の発表では「計画通りやってます」って言えるんじゃないの?

 それに、最初はFOMAへの以降は3年とか言ってたよな。FOMAが開始されたら、PDCの端末の新型なんて出ないって言われていた。それが、10年かよ。しかも「計画通り」かよ。

 ついでに携帯電話キャリアについて、5月の回線数が発表された。J-phoneの勢いが完全に止まった。理由は明白。端末に魅力がないからだ。他社がカメラつきで巻き返してきたのに、対抗できるようなインパクトのあるものがない。中途半端なパケット化もユーザーにメリットを訴求できていない。というより、PDCのままでパケット化しても何一つメリットなんかない。そんなことを喜ぶのは極少数のマニアだけだ。早く目を覚ませ。

何なら、俺が仕様策定を手伝ってもいいぞ(^^;

端末デザインとパッケージング

 端末の機能をまとめてみたら、意外なことにMI-E25DCがかなり近いことに気付いた。後、電話機能さえ搭載すれば基本機能的にはクリアといってもいいくらいだ。

 しかし、魅力を感じない。   なぜか?

 多分、デザインだ。そして、ソフト群。ユーザーインターフェース。絶対的な機能を満足していても(現在のザウルスでは満足していないが)、デザインやユーザーインターフェースがまずくては使っていても楽しくないし使わなくなってしまうだろう。それは、winを使っていても楽しくないのと一緒だ。

 デザインと機能を切り離すことはできない。機能が一緒だからといって、ボタンによる操作がクリエとprismとは違う。ボタン操作でPookを読んだり、Himemを使ったりしたい俺にとって、クリエがどれだけ機能充実しても魅力を感じない。

 各々の機能なんて、毎日毎回使うとは限らない。ネット接続する人もネットだけに使うわけではないだろう。それに対して、ユーザーインターフェースはいつも使用する。「使用する」というレベルのものではなく、それを通してマシンを使うという性格のものだ。これになじめなければどんなにいい機能を持っていても、使っていて楽しくないだろう。

 ユーザーインターフェースというのは、グラフィックボタンのデザインだけではなく、ソフト・ハード・周辺機器全てを含んだデザインと言っていいだろう。ボタンやキーボード、液晶だけではなく函体の大きさ、形状、材質、これら全てがユーザーインターフェースの一部だ。

 これらを全て含んだものを「パッケージング」と書きたい。そう、十数年前にF1マシンのデザイントレンドが「空力」「エンジン」「サスペンション」などをトータルで最適化するという視点から、パッケージングという呼び方をしたのをまねたのだ。

 つまり、どんなにタッチのいいキーボードを使っても、タコな辞書しか持っていない日本語変換を使っている限り快適にはならないのと一緒だ。

 では、どんなパッケージングを欲しいのか・・・もし、何かアイデアがあったら書き込んで欲しい。