カテゴリ消滅

 ヨドバシカメラのサイトでは、palmカテゴリが存在しない。Pocket Cosmoという京セラの一機種とがザウルス・PocketPC・CLIEと同列というのはどうかと思うが、JAVA端末というカテゴリがないから仕方がないか・・・

 俺の巡回リストともいえるぱむあんの上位常連サイトの多くは新しいCLIEを購入したようだ。もちろん、新型を買ったら書きたくなるのが人情だし、書きたいことや珍しいことがすごく多い機種だから更新頻度が突出するということかもしれない。

 ただ、多くのサイトで「あまり買うつもりはなかったのに、実物を見たら・・・」とか「今の機種も2年使ったからそろそろと思ってた」といった表現が多くて驚く。palmコミュニティ(?)の平均的可処分所得の高さには相変わらずなじめないのが俺だ。まっ、これはfmacuserに盛んに書き込んでいた頃から感じていたことだが。きっと、他のプラットフォームでも意気軒昂なのは可処分所得の高いユーザーなのだろうから、ビンボ人の俺はどこを見ても変わらないともいえる(;_;)

 俺が今買おうかどうしようか迷っているものは、マンダラートというソフト。これが15000円もする。アイデアとして面白いし興味がある。使うならば高くはない・・・これについては別の機会に書く。

倒産しないようにね

ソフトバンクがADSL顧客獲得経費が増え347億円の赤字 四半期決算 Mainichi INTERACTIVE ネットワーク

 最初は、「Y!BBは広告をせずに販促経費をかけないので、安く高品質なサービスを提供できる」と言っていたが、街角モデム無料配布なんて、プッシュマーケティングの最たるものだろう。一人あたりの契約コストの大きさは他のISPや接続業者の比ではないだろう。昨日も、大阪駅に大きなブースを作ってミニスカートのYahooBB販促部隊がモデムを配りまくっていた。

 最初に採算ラインは300万といっていたので、そろそろ既存ユーザーへのサービス充実も図って欲しいものだ。俺の回線も最初はかなり速かったが、すっかり遅くなってしまって、以前の1.5Mフレッツ(実行900k)と大差がないことが多くなった。新規ユーザー獲得もいいが、既存ユーザーへのサービス向上も進めないと困る。

 一つ提案したいのは、オークションの本人確認料撤廃だ。会費といわずにオークション参加者の本人確認という口実で導入したのだった。クレジットカードや銀行口座のようにオフラインでの確認を行ったものなら、オンラインサインアップよりは身元の特定がしやすいだろう。それは認めよう。しかし、住所地を特定し、郵送での荷物の受け取りで実在の確認できる、しかも回線使用料として本人の特定の可能な関係にあるY!BBユーザーが別に本人確認されなければいけないのか根拠がない。この根拠薄弱な課金を正当化すべく名称の変更(プレミアム会員)は行われたが、俺にとっては全く意味がない。Y!BBユーザーのオークション参加費用撤廃くらいは利益還元の意味も含めて行って欲しい。プレミアム会員とかいうサービスで得られるサービスなんて使いたくないようなものばかりだから。

可能性は無限大?

Lindows OS

 Lindowsのアプローチには、特にlinuxをパッケージしユーザーにインストールやアップデートを不要にするアプローチには、可能性を感じる。しかし、日本では難しいと、このサイトを観て思った。

 lindows.comと比べてみれば、力の違いが明白だ。そのままで使えるものならいいが、日本語化と日本語への対応はある意味人海戦術になる。この程度の力の入れようで果たして可能かどうか・・・「1700本のソフトが使い放題」とあるが、1700本ものソフトを全部チェックしたんだろうか・・・

 ただ、実際にこのアプローチには興味があるし、俺の欲しいサービスがワンクリックで実現されるなら乗り換えてもいいと思うくらいだ。今のサーバー環境は快適だが、一から構築するにはまた何日もかかってしまうだろう。ちゃんとメモっておけばよかったんだが、試行錯誤の連続でどれが活きているのかわからなかったり、複数の変更箇所を加えてどれが本当に必要なのかわからなかったりするからできなかった。これは完全に俺のミスだが、取り返しがつかない。そこで、次に構築しなければならないときには、lindowsもいいかもと思うのだ。

強気なlinuxディストリビューション

エンタープライズ:レビュー:簡単に使えるOSを目指す「LindowsOS4.0日本語版」

 強気なチャレンジャーだ。ここまでとは思わなかった。5%というとmacと変わらない数字だ。linuxPC全体のシェアなんてmacよりも低い。もちろん、このOSの狙うのはwinマシンなんだろうが、一般ユーザーの大半がwinプリインストールマシンを選択している現状で、lindowsの入り込む隙が残っているんだろうか。俺はないと思う。

 しかも、この記事を見ても、新しいディストリビューションでしかないようだ。「ここにはApacheやBINDなどをはじめ、ZshやMozilla、さらにはStarOffice、RealPlayerなど1800種類以上が用意されている」そしてClick-N-Run Warehouseというパッケージ管理ソフトで、「同社のサイトに用意された「Linuxネイティブアプリケーション」を、GUI上で選択すれば、自動でダウンロード、インストールを行い、すぐに利用可能にする」らしい。しかし、クライアントのアプリケーションならともかく、サーバーアプリが「すぐに利用可能」なんて無理だろう。起動できる状態と「使える」状態は別物だ。正しくインストールして起動しても、期待した動きをするように設定したことにはならない。ApatcheやBINDなんて、設定が一番の山じゃないのか。

 俺がTL8wで苦労したのと同じような壁がそそり立っているような気がする。TL8wにもCDには開発環境もサーバープログラムも入っていた。しかし、使える状態ではなく設定のサポートも一切なしだった。何かやろうと思うたびに、新たなパッケージをインストールしなければならなかった。

 lindowsのセールストークを読んだwinユーザーが「これなら簡単にadslを使って自宅でwebサーバーが作れる。ディスク容量も気にしなくていいし、cgiの制限もないし、俺もやってみよう」なんて思ったら・・・もちろん、ディストリビューションの最終目標はそんなパッケージなんだろうけど、今のlinuxの方言だらけの寄せ集めでは難しいだろう。

 ディストリビューションについては事実上の勝敗は決したといってもいいだろう。インストールベース=情報量となってその差は現れる。もし、だれかに「linuxを使ってみたいんだけど、どうしたらいい?」と、このレベルの質問しかできない人間に聞かれたら、俺はまず「やめとけ」という。「それでも」と言われたら、「俺は使ったことがないから良く分からないけど、情報集めが楽でセキュリティ・パッチなんかのアップデートも多そうなredhatがいいじゃないの」と言うだろう。上の記事を読んだ限りでは、lindowsを薦める理由は見当たらない。

 間違っても。「俺はTL8wを使ってて、よく分かるからTurboLinuxにしたら」とは言わない。

ソニー・エリクソンのCDMA撤退

 CDMAが世界を席巻することはないのかも。当分はGSMで十分なのかも。

 これで、SO505iのAU版もCLIE CDMA2000x1版もなくなったな・・・元々なかったかもしれないけど・・・

 どこかの情報システムのように、リースが切れたら必ず新しいマシンにするアホばかりじゃないということだろう。だって、既存の資産を十分に使わずに投資ばかりしても利益なんかがあがらないよ。

Auのパケット割引の広告

 auのパケット使用料の広告で、6507のパケット使用料が2410になるとして1/3になると説明している。

 しかし、ここには定額の1200円が含まれていない。

 パケット割引料を含めたら、月額2400円以上使うヘビーユーザーでなければメリットはない。

 この広告の問題点は固定費用が発生することを十分に説明せずにパケット通信全体の費用が1/3になるかのような印象を与えることだ。このサービスは、「月額1200円払えば、パケット単価が1/3になるので、月々2400円以上使っている人にはメリットがある」というものだ。つまり、これまでかかっていたパケット使用料がトータルで1/3になるということではない。3000円使っている人では2200になるだけ。2000円程度しか使っていなかった人は損するのだ。もちろん、月額パケット使用料は10000円を超えるようなヘビーユーザーにはお勧めのプランだが、そんな人がどれだけいるんだろう。

 受け手が誤解することを前提として、というより期待して(?)、作っているとしか俺には思えない。

 ちなみに、固定費について、電車の中釣広告には小さく書いてある。注意深く見ない限り気付かないだろう。テレビcmに至っては、意識して探している俺ですら見つけられないほどだ。

 auとj-phoneについて注目するようになったから気付いただけで、docomoも似たようなことがイッパイあるんだろうな。

J-phoneは沈み行く泥舟か

 J-D06のデジカメ性能の使えなさにうんざりして機種変更を考えている。デザイン重視の俺としてはJ-phoneには魅力的な端末が見つからない。

 そこで、価格的にどうなのか、他のキャリアと比較してみる。といっても、天の邪鬼な俺はAUと比較するしかない。料金プランや割引プランがいっぱいあってどれが俺にあっているのかわかりにくい。

 次に、J-phoneのサイトで俺が今入っているプランを検証してみようと思った。ところが、そこには俺が入っているプランの説明は一切見当たらない。J-phoenはこれまで、分割・合併を繰り返し、地域ごとに基本料金プランや割引が違っていた。それを、vodaphoneになってから全国統一にした。今サイトにあるのは、統一プランだけだ。しかし、割引率が累積している既存ユーザーも、サービスの条件や内容を見直す情報を必要としているはずだ。

 前から、j-phoneは既存ユーザーへのサービス、特に端末価格の割引の低さが気にはなっていたが、既存サービスが存在しないかのような取扱は契約ユーザーがいる限りするべきではないだろう。

 新規ユーザーが戸惑うという理由は分かる。過去のプランでの新規加入を認めないのも構わない。しかし、既存ユーザーは加入時点で割引サービス料を前払している(俺の場合、家族割引と長期割引)。料金表のページの隅に「いついつ以前に加入された方のプランはこちら」というリンクを作って、既存のページへとリンクすればいい。更新する必要もない。

 まあ、実際には他のキャリアを知らないだけで似たようなものかもしれないが・・・

 夕方にメールで返事があった。素早い対応はいい。

 しかし、内容は予想通り。「サイトには載せていないので必要なら別途連絡する。あるいは、J-phone端末からのwebアクセスで見てくれ」というもの。何で、自分のプランを知るのに一々通信料を払ってアクセスしなきゃならないの?

 自分のステータスを知るのにアクセス料を払うのは嫌なので、プランの説明資料は郵送に決定。切手代を払って郵送するより、無料アクセスにして勝手に見れるようにする方が遥かにコストが小さいだろうに。それに、j-phoneはメールの設定を通常のwebサイトからもできるようになっている(他も多分なっているはず)。そこで、idとパスワードを使って単体で管理している。ということは、このページに携帯電話のステータスを表示にするだけでいい。まあ、こんな事をいってくるボケはあまりいないので個別対応しているだけかもしれないが(^^;

 データベースがバラバラで連携していないのだと思う。他地域での機種変更とかもj-phoneはできなかったりした(2年前)。端末の魅力のなさと相まって、キャリアを本気で替えたくなってきた。

QUALIA

 SONYの新しいブランド。QUALIA。かっこいいし、お金持ちにはどんどん買ってもらったらいい。かっこいいしね。

 どうでもいいけど、ここに書かれていることには違和感。「QUALIA」を「脳の中にある『感じる力』」と定義している。そして、「経済価値の追求から感動価値の追求へ」とシフトするらしい。しかし、テレビやプロジェクタやCD、デジカメ。全部、再生機器じゃない。デジカメはそうでもないかもしれないが、テレビやプロジェクターなんて感動価値を作り出すもんじゃないだろう。NHKが盛んに宣伝しているハイビジョンテレビに感じる胡散臭さと一緒。

 自転車で少し離れた公園へ行ってへとへとになっているときに、小さなラジカセでお気に入りの音楽を聴くより、空調の効いた外界から遮断された空間でビデオやCDを楽しむことが「感動」なのか。

 もちろん、再生を否定しない。オリジナルにこだわることのほうが無意味だと思う。しかし、それが全てということではない。どんなに高品質にしようが再生は再生だ。

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 PCは今のところラインナップに入れる予定はないらし。難しいのは良く分かる。ステータスとなりうるスペックのものを作ってもあっという間にエントリーモデル並だから。でも、デジタル家電を出しておいてパソコンは既存のVAIOは手抜きっぽいだろう。

 ここで、SONYの社外マーケティング担当として、仕様を考えたい。皆さん(というほどたくさんの人はここを読んじゃいないだろうけどね)も、どんどん書き込むなり、皆さんのサイトで策定するなりして楽しもう。

 しかし、機能的にはAppleが提唱したデジタルハブしかないねえ。機能や規格は差別化できる性格のものではないからなあ。

 まあ、他の家電も似たようなものだから、見た目の奇抜さと金のかかったパッケージング、特別サービスくらいしかない。サービスでは、5年間のアップグレードサービスを50万くらいで行う。1年に一回最新CPUと新バージョンのOSへのアップグレード。さらに、マザーボードやHDもその時々に追加料金で交換可能というのはどうだ。

 金をかけてもいいのなら、パッケージングは比較的楽だろう。冷却は当然水冷でしょう。熱交換部を外に出して熱帯魚のヒーターにするというのはどうだ。というより、熱帯魚の水槽と一体化したパッケージ。熱帯魚の水温・給餌・水質管理もさせるのだ。もちろん、カメラで熱帯魚の映像をストリーミング放映するのだ。

 となれば、ケースは水槽に密着していても違和感のない大理石。というより、水槽のベース部部分に埋め込んでしまうのもいいね。

 PCのコントロールは全て音声認識とジェスチャーでやるようにする。

 キーボードはいらない。物を考えたり、調べたりといった能動的な行動をするためのツールをこのシリーズは目指していない。安楽で外界から閉ざされた地下室のようなところで、ぬくぬくと再生空間を楽しむのが「感動価値」だ。山に登る苦しみを知らずに、頂上の景色を楽しむのだ。人付き合いのしんどいところをすっ飛ばして、気持ちい所や楽しい上澄みだけを疑似体験するのだ。それがこのSONYの新しいコンセプトなのだ。(ほんとか?)

 たとえるなら、今のテレビバラエティみたいなものだ。アメリカで流行った形式をそのまま流したり、海外で作られた番組を垂れ流して芸能人がコメントをつけるだけとか、全くおんなじ形式の歌番組とか過去のテレビのダイジェスト再放送とか・・・・オリジナルで作る労力の数十分の一でできる。そんな番組を引きこもって楽しむのがQUALIAだ。

アンケート結果

 PDA、19.2%のユーザーが「結局使わなくなった」――ガートナー調査というアンケートについては前にも書いたが、他にもいろいろ思いついたので、しつこく。

 まず、「一般ビジネスパーソンの PDA 利用者約1,500人」という母集団がどういう集団なのか全くつかめない。どこでどういう方法で抽出したのか。それによって、かなり偏りがあると思う。例えば、「インターネット接続人口のうちXX%がブロードバンド」といった結果がよく報じられるが、インターネットのサイトでのアンケートだったら、ブロードバンド比率が高くて当り前。ナローバンドで時間課金されているときにアンケートなんてやらないって。その時点で、母集団が偏ってしまう。「一般のビジネスパーソン1500名」を無作為抽出したら、PDAユーザーなんて100人もいないんじゃないの?そんな母数で、比率を出しても誤差が大きすぎて使い物にならない。逆に「PDAを持っている(過去に持ったことのある)ビジネスパーソン1500名」なら統計的誤差は減るが、母集団自体が一般サラリーマンからかけ離れてしまうだろう。さらにいうなら、PDA系サイトを開いているサイトオーナーを母集団にしたらどんなことになるか(^^;…

 次に、「結局使わなくなった」比率が20%弱しかなかったのも疑問だ。大半のPDA購入者が使わなくなったんだと思っていた。PDA購入者の新規購入者の多くは失望して使わなくなり、残ったマニアだけが次々と新型を買い換えていっているのかと思っていた。少なくとも、俺の身の回りのPDA所有者は脱落していった。「面倒」「携帯で十分」「使い方が良く分からない」「機能が中途半端(使えない)」・・・

 第一の疑問に重複するが、この調査が誰を対象にしたのかがここで問題になるだろう。また、調査には良くある誤差だが、調査者に対する被調査者のサービスも考えられる。PDA購入者の80%が使い続けているなら、新規購入者が買い換えの何分の一しかなくても、必ず増えていくだろう。もっともっとPDAを使っている人を見てもいいはずだ。

 俺もこのページで、次に買う機種の話を書いているが、前提が「今使っているprismが使えなくなったら」ということだ。ボーナスが出たからとか、新しいバージョンのOSが出たからということは買い換えの理由にはならない。

 調査のいい加減さについて「■ブロードバンド利用者、4月に5割超える 」という記事があった。「国内1万世帯を対象にインターネットを通じて調べた。」らしい。ネット上でのアンケートなんて、ブロードバンドユーザーの比率が高くて当り前だ。コスト(時間・アクセス料金)が全く違うんだから。

 こんなもの、「高速のサービスエリアで無作為に抽出したら免許を持っている人の比率が90%をうわまわりました」というのと同レベルの無意味さだ。