ライブドアがブログに続き「Wiki」をサービス化 – CNET Japan
ライブドアは7月7日、「Wiki」の無料ホスティングサービス「livedoor Wiki」ベータ版を開始した。登録無料のlivedoor IDを持っていれば無料でWikiを使える。livedoor Wikiでは、スタート時にWikiの使用例として、株式やM&A関連の用語集、秋葉原の店舗情報、レストラン情報などを提供する。
やれやれ。livedoorが目をつけたとは・・・wikiが認知され、普及が進むことは望ましいが、livedoor blogのようなユーザーがイナゴの大群のように大挙して流れ込んでは去って行くのが嫌だ。
俺のメインサイト(draconia.jp)や、大好きなwikipediaに対して、「wiki?ああ、前にライブドアがやってたサービスね?いまだにそんなことやってんの?」というような反応をされる日が来るのか・・・
しかし、ビジネス的な観点に立つと、livedoorのアンテナは鋭い。たまたま俺の方向と良く似ているだけかもしれないが、Turbolinux、blog、wikiと俺がたどってきたものとオーバーラップしているところが多い(くどいようだが俺のほうが先だった)。俺が只の一ユーザーで終わってしまうのに対して、彼らは吸収して、まるで自分がそれを開発したかのように振舞うところが大きな差だ。俺の力では、可能性を感じても、「いやあ、便利便利」と使うしかない。それをビジネスに結びつけるパワーには、敬服せざるを得ない。
少なくとも、下の記事で言及されているような、カスな大半の日本企業よりは遠くを見ていること間違いない。
「スターバックスはビジネス・プロセス革新の“手本”」とSAPのシャイ・アガシ氏 : IT Pro ニュース
日本は相変わらず、『パッケージ・ソフトは業務に合わないからダメ』といった手作り派とパッケージ派が“宗教論争”を繰り広げている状態。これでは世界に取り残される」と主張。「標準化できる部分はパッケージ・ソフト、競争力の源泉につながる部分は手作りにする、といった具合に両方のよさを生かす形で、事業環境に合わせて変更できる柔軟なシステムを構築すべきだ。そうすれば日本企業は国際競争力を取り戻せる」と強調した。
しかし、
ブログの普及で日本人のネットリテラシーが向上しているため、Wikiが普及する下地も整ってきた。「コラボレーションワークができる段階に来ている。一度『使える』と思ってもらえれば、爆発的に普及すると思う」。
ここまで、日本のネットユーザー、しかもliveoorでblogを作っているようなユーザー、にwikiを充実させるほどのリテラシーが備わっているかどうかはかなり疑問だ。