Android 端末に標準で入っているブラウザ。Android 純正なのに Google の Chrome ではないというところが Android の足並みの揃わないところだ。青い球体アイコンで名前は「ブラウザ」。ここでは「ICS標準ブラウザ」と書く(これだけではないが、一般名詞をアプリ名にするのはやめて欲しい)。Honeycomb 版からはほとんど変更は無かった。
ブックマーク
ブックマークがサムネイルなのは微妙だ。似たような画面構成のポータルサイトなどは、小さなサムネイルではつぶれて見分けがつかない。
履歴と「あとで読む機能」もブックマーク画面のタブとして切り替えてサムネールで管理される。「あとで読む」機能はローカル。
フィッティング
CSSで画面を複数のペインに区切って使っているようなサイトで、特定のペインをダブルタップするとそのペインを拡大して画面いっぱいにするというのは、iOS と同様だ。しかし、Androidのブラウザでこれが正しくできるものは少ない。
このブラウザでも同じ傾向がある。XOOM クラスのワイド画面になると横画面ではフィッティングを使う機会は少ないが、縦で使いたい場合には必須となる。少し手でピンチすればいいが、iOS のびしっと決まるのに馴染んでいると残念感は否めない。
メニュー
「PC表示をリクエスト」というものがあり、PCレイアウトをサーバに明示的にリクエストすることもできるが、期待通りの動きをするかどうかはサーバの設定次第。これについては、同様の機能を持つアプリでも同じ。
メニューを呼び出すためのボタンは右上にある。タブレットの場合、最下行のシステム領域が余っているのだからそちらのほうが便利だ。
クイックコントロール
設定メニューから、ラボ、クイックコントロールにチェックを入れると画面の左右の端っこを押さえることでクイックコントロールという UI を呼び出せるようになる。この機能はハニカムの頃からあった機能で Android の幅広画面を両手に持って操作しているような時、ブックマークや同時に開いているタブに移動したいときに手を動かさなくてもいいので便利だ。
クイックコントロールで表示されるアイテムを設定することはできない。
このモードではアドレスバーが表示されなくなるので画面を広く使える。しかし、このモードにしておくと他の人に貸す時に説明がめんどくさいので一長一短だ。
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