WordPress アプリ比較 Android vs iOS

WordPress のブログメンテナンス環境は充実していて、iPhone、iPad、Android(スマートフォン、タブレット) の4つのバージョンがある。iOS 版と Android 版のアプリはそれぞれ機能はほぼ同等だが、Android 版のほうが機能が豊富でブラウザ版の adnmin ページとほぼ同等のことが出来る。iOS 版はワンバージョン遅れている印象だ。

WordPress app for Android 右が XOOM で表示した WordPress for Android。iOS 版にはこのダイアログが存在しない。iOS 版では Quickvideo、Settings、DashBoardがない。

 Android の場合ブラウザでは本文の入力ができないくらい重いが、iPad の場合は Safari で admin ページを使っても負担が大きく増えることは無い。なので、アプリの重要性はそれほど大きくはないかもしれない。しかし、PC のインターフェースを前提としたブラウザページとタッチオペレーションを前提に練ったモバイル版とでは後者が快適なことは自明だ。このことが、iOS デバイスの UX に貢献しているのだから。

 また、iOS と Android の両方をサポートする場合出来ればバージョンは統一して欲しい。今は iPhone + iPad という使い方が多いかもしれないが、Android スマートフォン+iPad とか iPhone + Android タブレットという使い方も増えてくるはずだ。その時に、端末によって UI が違うというのは(OS 環境に依存してる部分は諦めるとして)使いにくいし、トータルの UX を損なうことになる。

 ただ、このことは、プラットフォームのオーナーや端末メーカーとユーザ・アプリ開発者との利害が対立する部分ではある。Apple と Google は自社の OS 上のバージョンのほうが快適なほうが都合がいいだろうし、ユーザは同じ環境が実現される方が嬉しい。プラットフォームによる囲い込みはユーザにとって選択肢を狭めるデメリットでしか無い。今のところ、iOS デバイスは効果的な UX とコストパフォーマンスで Android を圧倒しているので、「Android を使いたいけど、データの互換性がないから」といった声は聞かないが、数年後にどうなっているか分からない。

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