MSN-Mainichi INTERACTIVE ネットワーク
米ラディカティ・グループが10日(米国時間)発表したインスタント・メッセージ(IM)の利用動向予測によると、世界の企業でのIMユーザー数は、04年の3億6200万人から、08年末には6億7000万人に増える見込みという。
IMは、とくに米国の企業で先行して利用されており、現在、私用と業務通信を合わせたIM利用率は85%になるという。これが広がって、世界の企業のIM利用率は、現在の20%から08年には80%にまで拡大する見通し。
IMのインフラには、ヤフーなど無料の一般ネットワークと、有料のビジネス向けネットワークがある。08年には、一般ネットワークの利用人口が5億6200万人(88%)、企業ネットワークの利用人口が7800万人(12%)になると予測され、市場規模では4億1300ドルにとどまるという。【高森 郁哉/Infostand】
ラディカティ・グループ
http://www.radicati.com/2004年6月14日
という記事があった。ひっかかったのは、「市場規模では4億1300ドルにとどまるという。」という表現。その前まで、一言も金額の話をしていないのに「とどまる」という表現はおかしい。ぜひ、ラディカティ・グループのサイトでオリジナルのpdfを読んで欲しい。「The study projects that the worldwide revenue for all four segments together will reach $413 million by 2008.」としか書いていない。
高森さんは何かあって「IMなんて商売にならない」といいたいのだろうか。それとも、「IMがこれからは導入されて大儲けできそうだ」という情報でも事前にあったのだろうか・・・
俺個人は、仕事上のIM利用は急増すると見ている。また、させるべきだと思う。物理的に離れている人間と同室にいるようにコミュニケーションできるツールは今のところIMしかない。メールでできないような低レベルの職場でも電話を減らすことができるかもしれない。電話は減らなくても、電話の使用効率を上げることはできるだろう。
これを使いこなしてスタッフ業務を離れた場所でもできるようになれば、業務効率は大きく上がるだろう。問題は、そうやって効率を上げた社員を正しく評価できる管理職がいるかどうかだ。
サイボウズにはメッセージというものがメールとは別にあるが、機能的に弱そうだ。yahooやMSNメッセンジャーより行けてない商用システムの存在価値って・・・サイボウズの目指すものがIMやコラボレーションとは別のもののようだから仕方がないか。