(ワクチン接種数)加速していかんなぁ。ネックはどこにあるんやろ?

 職域接種とか個別接種の回数とかがリアルタイムに反映されてないのかもしれないけど。

 第5波に向けて唯一救いなのは医療関係者に接種が終わってること。医療関係者が感染することで医療体制が崩壊することだけは防げるかもしれない。もちろん、病床の数が足りなければ第4派のときに大阪で起こったことが再発するだろうが。

 今すべきことは、接種率を高めることに尽きる。感染力の強い変異株が国内の主流になったので、より高い接種率が必要になってしまったのだ。

 なぜ急がなければならないかは、オリンピック・パラリンピックのためではない。感染者数が増えれば次の変異が起こりかねないからだ。というより、変異は常に起こっている。

 マスコミでは、「変異して感染力を強めた・・」という言い方をするが、これは違う。感染力を強めたものだけが生き残るということだ。変異の中には、感染力を弱くするようなものもあるだろう。そういうものは感染できずに終わってしまって人間に検知されないだけなのだろう。生き残るのは感染力が強かったり、発症までに時間がかるものだったり、ワクチンが効きにくいものだったり、人間にとって都合の悪いものだけが生き残り拡散する。これが、ウイルスの拡散が進むうちに感染力の強い変異株が増えるメカニズムだろう。

 変異が起こる確率は一定だろうから、変異株が発生母集団を減らすことが重要なのだ。そのために、できるだけ早く接種率を上げなければならないのだ。

 だから、「公平に」とか「一律で」とか言っている場合ではない。キャパを増やすこと(ワクチンを輸入し現場まで運ぶこと、接種できる場所・人間を手当すること)は行政がとりくんでいて6月に入って効果はでてきた(とっかりが遅かったのが日本の制度の壁で、その課題は課題として今やるべき緊急の課題ではない)。

 次はそのキャパを目一杯使って接種する運用だ。これは、現場と国民の意識が重要だ。今問題となっているのはここだ。

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