北海道旅行&北海道マラソン 2019/08/26 観光+移動編

 朝食はまたも立ち食いそば。前回の反省に立って今回はかけにした。かけでも満足できる量があるのは嬉しい。後、プロテインウエハースを一本食べて朝食は終了。

 集合まで余裕があったので、違う方向を歩こうとしたが、またも雨に阻まれて帰ってきた。10時前にホテルを後にし地下鉄で札幌駅。

観光

時計台

 ポッキン・ありあどねさんと合流しコインロッカーに荷物を置いて観光をスタート。札幌について全く調べていないのでおまかせコース。設定していただいたコースは、「時計台>タワー>道庁>JRタワー>回転寿司で昼食」という、北海道初心者コースだった。自分は学生のときに北海道には何度か来たが、札幌市内の観光スポットは全く行ってなかったから。

 まず、駅から時計台。以前、ニュースか何かで改修工事のために足場が組まれているというのを見ていたが、工事は終わっていて(いつの話かすら定かではないが)全貌を観ることができた。
札幌時計台

 そこには、「シャッターマン」というベストを着たおじさんがいて、観光客のスマホやカメラを預かってシャッターを押してくれていた。うまく映る位置に台が用意されていた。シャッターマンを名乗るだけあってこの条件下ではベストといえる写真を撮ってくれた。ちゃんと、塀に両肘を置いて手ブレを防止していた。しかも、フレーミングが気に入らなかったのか、撮り直しも含め3枚撮ってくれた。

テレビ塔

 テレビ塔は受付のときや、マラソンのとき、散歩のときなど遠くからは何回も見ていたが近くに行くのは今回が初めて。

 記念写真を撮りながら塔に近付いたら、大きな声で「11時からテレビ塔ダイブをします」と連呼するのが聞こえた。特に興味はなかったが、ポッキンさんがありあどねさんに、半分冗談で「やってみる?」と言っていた。冗談だと思っていたが、ありあどねさんが「どうしようかなぁ」と本気で悩んでいるようなのでびっくりした。びっくりしながらも、「こんな機会はめったにない」と思い、「ありあどねさんがやるんなら俺もやりますよ」と言ってみた。その後も逡巡を繰り返しながらも、飛んでみる方向で話がまとまった。

 1,200円を払って券を受け取ったらすぐに非常階段のような、普段は立入禁止区域の階段に導かれた。バッグとポケットの中身を全部かごに置いてハーネスを取り付けた。パラシュートのようなハーネスを取り付けいよいよ発射台(w)に。発射台といっても特に何も無く、木のベンチのようになっているだけだった。そこに腰掛け、椅子から立ち上がるように前に乗り出す感じで飛ぶようにと言われた。

 椅子に腰掛けると、大通公園から遠くの山まで遮るものなく見渡せた。が、下を見ると高さを再認識させられる。大きく見えたランディングゾーンだが、上から見たら洗面器くらいに感じる。下でポッキンさんがiPhoneを構えているのは分かったが、手をふる余裕もなかった。

 下を見ていたら飛べなくなると思ったので遠くの山を見て気を落ち着けようとした。と同時くらいに、係の女性が「3、2、1、ダイブ!」と声をかけてくれて、思い切って体重を前に移動した。

 自由落下は一瞬ですぐにワイヤーで減速された。そこからはワイヤーでエレベーターで降りるのと同じ。せっかくならあと10mくらい自由落下でも良かったかも(と、今なら言えるwww)。

 これは楽しい経験だった。全くの棚ぼた体験だった。この機会がなければ絶対にやろうとは思わなかった。一生やらなかった可能性が高いだろう。ありあどねさんの楽しみ力に感謝。ありがとうございました!

北海道庁旧本庁舎

 昨日スタート・ゴールした大通公園を通って次の目的地に向かった。大通公園では仮設トイレやテントの撤収が行われていて、急速に普段の公園の姿に戻りつつあった。昨日の浮足立つような雰囲気はなく日常に戻る作業が進められているのを感じた。

 北海道庁旧本庁舎は赤レンガ造りの美しい建物だった。ポッキンさんに「ここ通りましたよね」と言われるまで通ったことに気付かなかった。というか、言われても全く分からなかった。見てなかったのだ。北大の構内のつもりでいた。事前のコースに対する知識もなく、今どこを走っているのかも全然意識してなかったから。

 北大に入ってからは道幅が狭くなり曲がり角が多くなり、遅い人を抜くのが厳しくなっていた。スピードを落とすと再加速するのに筋力を使わなければならない。なので、進路が重ならないようにライン取りしなければならなかった。同時に、カーブはできるだけ直線的に処理したい。ギリギリだったから。なので、周りに目をやる余裕は皆無だった。でも、この威容を目にすると、自分でも「よくこんな建物の前を気付かずに通れたもんや」と驚いた。

 時計台は中に入らなかったが、ここでは中に入ってみた。明治時代の名建築が状態良く保存されていて素晴らしかった。

昼食

 旧本庁舎の前のバンで余市ぶどうジュースを買って小休止。瓶に入ったものを注いだだけだったが、いつも飲んでいる100%果汁のぶどうジュースとは違う、渋みも残ったリアルで美味しいジュースだった。

 そこから、JR札幌駅に向かうところで、道路を封鎖してイベントが行われてるのに遭遇。入ってみることにした。北海道らしい食べ物の屋台が並んでいた。夏休みとはいうものの平日なのに沢山の人が歩いたり食べたりしていた。

 肉を焼く匂いが漂ってきて食欲をそそられた。そそられた結果、昼食はそこで食べることで意見の一致を見た。そして、3人でそれぞれ食べたいものを買ってシェアして食べた。えぞ鹿の肉は脂身が少なくて、黒胡椒の効いた味付けもあって、美味しかった。ジンギスカン焼きそばと何の肉か分からないソーセージも美味しかった。結構腹一杯になった。

JRタワー

 JR札幌駅に隣接するJRタワーの展望台に登った。テレビ塔と同じ料金だがこちらのほうが高くて見晴らしが良さそうだった(テレビ塔に登ろうと行ったのだが、ダイブでお腹いっぱいになって登らなかったのだった)。

 ビルなので、一箇所から360度の眺望というわけにはいかないが、ビルの外壁に沿って一周することで東西南北を見ることができた。この時間帯はちょうど晴れていて視界も開けていたので最高の眺望を楽しめた。「昨日走ったのはあのへん」といった説明を聞くのも楽しかった。新川通の往復くらいしか覚えてないけどwww

 ここのハイライトは男性用トイレだった。

 石狩平野を満喫して一階に降りたらそこはJR札幌駅。新千歳空港に向かうのに丁度いい時間。ポッキンさんはもっと遅い便で、ありあどねさんは翌日の便で帰るのでここでお別れ。いつかどこかで一緒に走ることを約束してロッカーに向かった。

 3日連続で貴重な時間を割いて相手していただいて感謝!

移動

 札幌駅からの移動は来たときの逆回し。ただし、来た時と違って、最後が高速バスなので指定時刻に間に合わない場合のダメージは大きい(バスに乗れなかったらJRで3時間近くかけて帰るか、西宮の自宅に帰るかしなければならない。西宮に帰った場合は翌日に3時間かけて社宅に移動しなければならなくなる)。神戸空港到着予定時刻が18:05でバスの発車は19:10だ。空港から三宮まではニュートラムで15分くらい。乗り換えの時間はどちらも5分かからない程度だから、定刻に着けば余裕だ。しかし、飛行機は不確定要素が大きいのでバスの予約はしてなかった。

お土産は札幌農学校
道産子ありあどねさん推奨の会社向けおみやげ。コスパが秀逸、個包装で賞味期限が長いという三拍子w
 新千歳空港でチェックインしたのは 14:45 くらい。それから、水分補給と道産子ありあどねさん推奨の会社用おみやげ「札幌農学校」を買った。新千歳空港の天気はよく、神戸の天気も良さそうだったので、待合室から電話でバスの予約をした。一安心したが、少し甘かった。

 3:45くらいになっても搭乗手続きが始まらない。そのうち、「176便は、到着が遅れたので搭乗時刻は16:05からにいたします」とのアナウンス。帰りもかぁと思ったが為す術もない。自分にできるのは搭乗が始まったら停滞しないように着席することだけだ。

 スタッフや乗客の協力のおかげで搭乗は円滑に行われ、10分程度の遅延で新千歳空港を発ち、神戸空港には18:10くらいに着陸した。荷物は預けてないので直接ニュートラムに向かい、18:40くらいにはバスターミナルに着いた。神戸空港は小さいので乗り換えの移動時間が短いので助かった(新千歳空港ではSymarkの搭乗口を探すのに結構歩いた)。

 三宮バスターミナルは出張の時によく使う。なので、切符を買って待合に座ったら日常に戻った。数時間前まで札幌でポッキンさんとありあどねさんと話しながら歩いていたことが夢のようだ。

 バスは定刻に福知山インターに着いた。そこかは徒歩で10分。虫の声しかしなくなった通勤経路を歩いて帰った。お疲れさま。

まとめ

 ホントに満足度の高い旅行だった。マラソン以外の時間を楽しく過ごせたのが大きいというか、それが全てといっても過言ではない。もし、一人で来ていたらテレビ塔ダイブなんて絶対にしなかっただろうし、バルで珍しいものを食べたりもしなかったに違いない。コンビニの菓子パンとジェル、せいぜいラーメンを食べるといったところだろう。

 といっても、この仮定は成り立たない。なぜなら、北海道マラソンを走るという発想が自分の中には1ナノメートルも無かったから。そういう意味でも、本当にお二人には感謝しか無い。ありがとうございました。

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