関西ではJR西日本や私鉄の早い判断のおかげで帰宅難民が少なくなった。北海道ではNTTが公衆電話を無料開放したらしい。自販機が停電していても取り出せるようにされたりもしていた。
少しずつではあるが経験値が溜まっていく。パーフェクトに機能したとは言い難いだろうが、少しはマシになったと思う。
今回初めて知ったのは水没自動車が炎上するというものだった。中古車オークションの在庫置き場だった。昔の自動車は水没したからといって自発的に発火することはなかった。所が今のハイブリッド車は高出力な電池を積んでいるためにショートして回路が加熱したか、リチウムイオンバッテリーが暴走したかで火が出たのだろう。そして暖められたガソリンが気化して引火。強風で密集してしまった隣の車の燃料を加熱し引火を繰り返したのだろう(素人考え)。
従来型のエンジン車ではこのようなことはなかった。こういう新しい事態への対策をどうするかは新しい課題だ。
後、これは予想通りだが、太陽光発電のパネルが飛んでいた。基礎工事のちゃんとしていない太陽光発電施設が多いのはここでも指摘したと思う。太陽光発電施設でなくても、戸建ての屋根やビルの屋上に配置されたパネルなどは屋根ごと飛ばされるくらいの風の前では無力だ。
しかも、注意しなければならないのはこれらのパネルは太陽光を受けると発電してしまうことだ。火災の出火元になったり人的被害の原因になりかねない。
とにかく、被災地でない個人にできることは少ない。祈ることと経済を回すこと。立ち止まってはいけない。
”ただ治るだけだけじゃないぜ、人” from 超回復 by ザナチュラルキラーズ