経済効果期待してるよ

“阪神優勝”決裂…球団の“脅し”に不信感:ZAKZAK

 一般名詞に近い複合語を登録商標として認めたヤツが一番責任が重いと個人的は思う。こんなのを認めてしまったら、プロスポーツチームは考えうる全ての組合せで登録しなければなくなるだろう。しかも、早い者勝ちだったら、巨人の球団事務所が「阪神最下位」とか「Victory阪神」とか登録して、独占することを認めることになる。

 今になって文句を言う球団の態度にも問題は感じる。登録当時に異議申し立てをしていたのならともかく、1年以上も放置しておいて、今になって突然期限を切るのはおかしい。先に「異議申し立てを行う」と言ったのなら異議申し立てを行うしかないだろう。しかも、異議申し立てで商標の帰属(権利の有無)の決着がつかないうちに「不正競争防止法で、法的措置をとる前に商標を譲渡してほしい」というのは全く根拠がない。因縁でしかない。

 ただ、法的にどうなのかは分からないが、球団が「阪神優勝」を一般名詞的に使うことを差し止めることも困難だとも思う。

 オフィシャルグッズとして「阪神優勝だ」Tシャツとかをつくって、「『だ』がついたのがオフィシャルグッズです」と宣伝して笑いをとるのはダメですか・・・こんなことが話題になるのは今年のあと数ヶ月だけのことなんだし、「阪神優勝」という商標を持っていても、阪神球団の商品と紛らわしいロゴ・色使い・マークは使えない(紛らわしい商品を作ったら不正競争に抵触する)から、けんか腰になる必要なんかないだろう。

 いっそのこと、クロスライセンスにしておっさんにタイガースマークを使ってもいいとするとか、阪神の流通を通すとかすればいい。どうせ一過性なんだからさ。

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