津山加茂郷フルマラソン

津山加茂郷フルマラソン全国大会 2018/04/15 42.195km 4:15:01(PB)

津山加茂郷マラソン 初めての遠征によるフルマラソン。しかも、標高差がシャレにならない。GARMIN connect の獲得標高は 621mもある・・・前のエントリで載せたルートのような単調なものではなく、途中に描かれていないアップダウンがあって、標高差以上の獲得標高だった。とにかく、15㎞から折り返しまでが厳しかった。

 スタート地点に集合して驚いたのはブロックが存在しない事。集合順に前から並ぶというシステムだった。つまり、速い人も遅い人も関係なくランダムに並ぶということだ。何回も出場して上位を狙うような人は知っていて、前の方に位置していたとは思うが、初めての人は速い人でも関係なく後ろに並んだようだ。

 更に、スタートしてから驚いたことに、なんと、スタート地点にセンサーが存在しておらず、ネットタイムが計測されないということ。どこが本当のスタートラインなのかもよくわからないので適当にGARMINのボタンを押したが、ネットタイムは計測できずに終わった。少なくとも号砲がなってから本部の前を通るまでに1分以上はかかっていたのに・・・

 学校を出てから4㎞くらいはゆるい下りだったが、道が狭いことと上に書いたように走力と関係なく並んだせいで渋滞が発生した。折り返して歩道を走る区間があるが、狭い歩道なので追い越すことはままならず、ここでもかなり停滞感があった。RUNNETの感想で「『遅いんじゃ、どかんか』と怒鳴っている人がいた」とあって、眉をひそめていたが、原因がわかった。

 自分的には下り坂を6分半で走るのは少しストレスだったが、ウォームアップにはちょうどよかったかもしれない。上りに入ってからも力んでオーバーペースにならずに走れたから最後まで止まらずに走れたのかもしれない。

 とにかく、前半はひたすら上りで、15㎞くらいからは右の中殿筋と大殿筋付近に違和感が出始めた。ハムストリングスも時々ピキっと痛む。上りで使う筋肉群だ。しかも、福知山マラソンではハムストリングスがつって30km以降は半分歩かなければならなかった。1%くらいの坂なら6分ちょうどくらいでは登れそうな心拍数だったがペースのことは忘れて、姿勢と着地位置、視線を落とさないことに集中して走った。ペースより心拍数に気を配って走った。150bpmを上回らないように歩幅を短くした。

 いや、実際にはあまり走りには集中せず、音楽を聴きながら、沿道の応援に「ありがとう」と叫びながら走った。声をだすのは呼吸器に刺激になって一石二鳥だ。

 田舎の町というか村みたいなところだが、沢山の人が出て応援してくれた。山陽新聞が小旗を配っていたらしく、それを振って応援してくれた。老人が大半だが、子供や若い人や家族連れも多かった。中にはボランティアで私設補給所を開設してくれていて水やお茶、おにぎり、お好み焼きを振る舞ってくれた。温かいお茶でたべた梅干しとおにぎり、暖かいお好み焼きはホントに嬉しかった。もちろん、水やスポドリ、かりんとうも頂いた。感謝!

 自分ではジェルを4本持っていった。8㎞と18㎞、25㎞くらいの給水所の手前で飲んだ。ジェルで口がネバネバするのを流すのとジェルの容器を捨てるためにだ。4本目は使わずに終わった。おにぎりとお好み焼きで腹いっぱいになったからww

 15kmから折り返しまでの上りが一番きつかったが、幸い大事に至らずに登りきることができた。折り返しの電光掲示板では2時間12分とあった。福知山マラソンのときには中間点は1時間55分くらいだったからかなり遅いが、コースを考えれば上出来だ。そこからの10kmは快適な下りなのでペースを上げても130bpm台で下れた。ただ、左足の違和感がついて回っていたので、心拍が上がるほどのペースで巡航することはできなかった。この時点では周囲のランナーの大半がほぼ同じペースか少し遅い人が多かったので、モチベーションを保ちやすかった。中間順位が183でゴールが136らしいから約50人抜いたことになる。この順位は男子50歳以上59歳以下の部の順位だし、抜かれたりもしているので、体感上はもっと多くの人を抜いた。

 今回は、水を持たずに走ったので、給水は全て給水所(公私問わず)で摂った。合計で10回以上だったと思う。走りながら飲むことにこだわらずに歩いたり立ち止まって飲み食いした。今回は完走することだけが目標だったので焦りはなかった。

 下りで大臀筋とハムストリングスへの負荷が減ったおかげか、右足が少し楽になった。足をまっすぐに出すようにしていたら中殿筋もマシになった。しかし、今度は左足の甲が痛み始めた。中足骨を疲労骨折したかと焦った。これが悪化したらリタイアしかない・・・しかし、幸いにも痛みはあまり強くならなかった。よく考えたら、靴紐を締めすぎた時の症状と似ていた。しかも、思い当たることがある。new balance fresh form LAZR の靴紐は丸紐で解けそうな気がするので思いっきり締めた。上りのときには気にならなかったが、下り坂で足が前に滑るようなときには甲で支えることになるから痛みが出たんじゃないかと思い、最悪、止まって紐を結び直したらいい。と走り続けた。予想通り、終盤上りに差し掛かったらこの痛みは軽くなった。

 最初に下った4kmが当然帰りには上りだ。これが予想外にキツかった。所々短いが急な坂があって心拍が上がると、足が重くなるようだった。他のランナーも同様のようで、歩く人が多くなった。会場に上げられたアドバルーンを見て、「あそこまで」と思って自らを奮い起こして歩を進めた。ケイデンスも下り坂では190spmを超えていたが、185spmくらいまで下がった。歩幅は85cmmを切るような状態でヘロヘロでゴールのグランドに到着。周囲からの応援の前に歩くとはできずなんとかゴールにたどりついた。こんかいはエイド以外では一度も歩かずに走れた。これは完走と言っていいだろうww
 
 ゴール後水をもらい、チップを返却し、完走証をもらって控室(体育館)に戻るまでは寒かった。着替えても寒くて、駐車場まで徒歩で移動する15分くらいはかなりキツかった。車に戻りエンジンが頭ってヒーターが効き出すまで動かずにいた。

 記録は4時間15分01秒。PBだが、ネットタイムではないので、2時間15分を切ったと思う。GARMIN の経過時間は4時間13分44秒で、ウォッチを止めたのは水をもらう時だったから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です