「脳の中の幽霊」で幻肢について語られていた。そこで、失った器官(腕や足)の感覚を受け持っていた脳の部位に隣接する部位の神経が伸びて、他の器官から来る信号を失った器官からの信号と錯覚して痛みやかゆみを感じることがあることを知った。そして、その治療として脳を納得させる(本ではこの表現は使ってないが)のが効果的と有った。
昔、大怪我を手術で治すのを「神経ってめちゃくちゃ繊細なのにどうやって繋ぎなおすだろ」って思ってたら「あべこべでも何でもいいからとにかく繋げるだけ繋いで『脳からこういう指令を出したらこう動く』っていうのをプログラムし直す、それがリハビリ」って聞いて「なるほど!案外雑!」ってなった
— 永峰 歩実弥 (@fmy_ngmn) 2018年2月10日
このツイートで書かれていることはその延長上のように思える。
脳は常に感覚器官からのフィードバックで存在を確認しているのだろう。だから、フィードバックをすり替えて(上のツイートなら神経を繋ぎ変えて)も、それで脳が納得すればそれで対応できるのだろう。それが、あるときはマジックのネタになり、リハビリになる。そして、心霊現象詐欺師の商売道具にも。