フィードバック回路・脳内の繋ぎ変え

 「脳の中の幽霊」で幻肢について語られていた。そこで、失った器官(腕や足)の感覚を受け持っていた脳の部位に隣接する部位の神経が伸びて、他の器官から来る信号を失った器官からの信号と錯覚して痛みやかゆみを感じることがあることを知った。そして、その治療として脳を納得させる(本ではこの表現は使ってないが)のが効果的と有った。

 このツイートで書かれていることはその延長上のように思える。

 脳は常に感覚器官からのフィードバックで存在を確認しているのだろう。だから、フィードバックをすり替えて(上のツイートなら神経を繋ぎ変えて)も、それで脳が納得すればそれで対応できるのだろう。それが、あるときはマジックのネタになり、リハビリになる。そして、心霊現象詐欺師の商売道具にも。

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

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