ナビアプリで抜け道にされて悩むハイウェイ脇の田舎町

 カーナビ普及による弊害の一つとしてこの抜け道問題が有る。ここでも、自分が waze を編集する際の方針として書いた。

 ここで取り上げられた「ナビアプリ」は waze ではないかと危惧される。地元の wazer が、自分が普段使っている抜け道を使うように住宅街の道の優先度を上げることがあるかもしれない。また、waze を起動してそのルートを快適に走るだけで後続車へのリルートが行われるケースもある。waze が原因なら地元の wazer が結束して抜け道の優先度を下げることができるが、他のサービスでは難しい。

 ルート検索アルゴリズムと地図の道路情報付加によって対応は可能なはずだ。waze では道路は様々な情報が付加されていてルートの優先度も持っている。アプリはルートを作る時にそれを参考にルーティングを行っている。カーナビも同じような仕組みでルートを作っているはずだ。

 地図の道路情報に住宅地や通り抜けに望ましくないという情報を追加するのは機械的にできるだろう。アプリでルートを作る際には目的地との距離を勘案し、途中にある住宅地などは通らないようにすればいい。また、走行履歴を見ればその自動車が該当住宅地の近隣住人なのか通過するだけの旅行者や配送トラックなのかは分かるから、住宅地での優先度を調整することも可能だろう。

 これらは自分が前に書いた自動運転社会を構築する際には組み込まれるアルゴリズムだが、理想的な自動運転社会が実現されれば渋滞が発生する機会が減るので、問題は解消されるかもしれない。

情報源: ナビアプリで抜け道にされて悩むハイウェイ脇の田舎町、通り抜け禁止で対抗 – Engadget 日本版

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