写真画質 iPhone 8 vs Jelly pro

taken by Jelly pro
Jelly pro UVフィルターを使いたくなるような色調だ。

 有馬温泉までリカバリー・ウォークに行った時、太閤橋を iPhone 8 と Jelly pro で撮ってみた。設定はどちらも初期設定のまま。

 解像度はセンサーの数をそのまま表している(Jelly:800万・iPhone8:1200万)。が、ブログやSNSに載せる程度ならこの解像度で十分だとも思う。右の画像は Windows の Paint で 600×800 に縮小したものを300×400で表示しているが、色くらいしか差は分からないだろう(iPhone 8 で撮ったもののほうが元の画像が大きいのでハンデはあるが)。比較のためにあえてレタッチはしなかったが、レタッチすれば更に差は小さくなるだろう。

 もちろん、オリジナルのファイルを100%表示すれば空や森、建物の輪郭、電線の違いは圧倒的だ。青空部分のブロックノイズもはっきり分かるので、興味がある人は次のリンクからご確認いただきたい。iPhone8フルサイズ画像Jelly proフルサイズ画像

 オリジナルのファイルサイズは iPhone 8 が 3.76MB で Jelly のが 3.38MB (HDD上のサイズ)だった。意外に差が小さい。画像ファイルのピクセル数から考えるともっと差があって良さそうなのに。

taken by iPhone8
iPone 8 記憶の映像としてはこちらがしっくりくる。
 800万画素のデジタルカメラであっても、もっと良い画質のカメラはある。iPhone 6 は 800 万画素だがもっと高画質な写真を撮ることができる。

 この違いが、光学系とセンサーというハードウェアとこれらをコントロールしOSにデータとして渡すファームウェア、受け取ったデータを画像データにして保存するカメラアプリのどこから来るのかを特定することは難しい。

 が、一つだけ明確に iOS のカメラと違うと分かる点がある。カメラアプリとハードウェアが別々に開発されているということだ。Google は Android OS を作る時にどのようなハードウェアで使われるかをコントロール出来ない。OS を先に作ってメーカーがそれに合わせてハードを作るのだから。対する iPhone はハードとOS、アプリは同時に作られる。ハードウェアに合わせて OS レベルでの最適化が行われている。Android でも Samsung のような巨大メーカーなら自社のモジュールと OS のカスタマイズで最適化することが可能だが、ヴェンチャーにそれを求めるのは酷だろう。

 カメラアプリを入れて設定を煮詰めれば、光学系とセンサー以降の部分は解決できるかもしれないが、そこまで写真にこだわるなら他の機種にした方がいいだろう。

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