トレーニングログ 2017/10/01 大阪30km 3時間1分

 大阪30kmというイベントを走ってきた。もっと暑いかと恐れていたが、薄曇りでカンカン照りの時間は1時間もなかった。また、予想外だったが河川敷に何百メートルか木陰があって、日差しが強い時間帯にそこを通ったときにはオアシスのように感じられた。

 このイベントは11月からのマラソンシーズン前に30kmを踏んでおく(ランニングの世界では距離を走ることを踏むというらしい)ことで、本番のペースを掴むことを目的としている。なので、目標タイムによってかなり厳密にスタート順が決められ、渋滞で思うようにはしれないことを防ぐためにウェーブスタート方式が取られている。そして、4時間より短い時間を目標にしているランナーと4時間半以降のランナーとで別レースとして開催される。4時間未満組はスタート時刻が8時30分で4時間半以降は11時だ。速い人に涼しい時間帯を走ってもらおうという心遣いだろう。

 自分は4時間半のグループにエントリした。本当は4時間組と走りたいのだが、8時半のスタート(8時半スタートということは7時半に現地には着きたい)に間に合うように現地に行くのが距離的に無理だから。今日は社宅から高速バスで往復したが、自宅の西宮からでもほとんど条件は変わらない。自宅は西宮でも北の方で駅に遠いので、6時半ごろに家を出なければならなくなる。それはいやだ。それに、自宅から出発してイベントに参加した場合、夜に自宅から社宅に車を運転して戻るという負担もある。

 4時間半組は3つのグループに分けられ2分毎にスタートを切る事になっていて、自分は三つ目のグループに入れられた(ゼッケンに指示されている)。なので、自分は11時4分スタートだ。各グループの先頭には公式のペースメーカーがいて、4時間半のグループのペースメーカーは6分30秒で走るということだった。6分30秒で走るという練習をしたことのない人や30kmが初めての人はペースメーカーについて走れるかどうかでフルの目標ペースを知ることができる。

 スタート位置に着いたら、予想以上にメタボ率が高くて不吉だった。6分30秒というペースならこの人達でもついて行けるんやろか?という疑問を持ちながらスタートを待った。

 11時4分に自分のグループがスタートを切った。このグループ内でも後半にいたので、ペースメーカーの姿が見えないくらいだ。それくらいの人口密度で集団が進んでいく。スピードは遅いが、GARMIN で1kmごとのタイムを見ると6分20秒前後で一定している。自分としては、6分で走り3時間くらいでゴールするのが初期の目標だったが、最高気温が27度ということで、タイムにはこだわらずフォームを崩さずに完走を目指すことに切り替えた。なので、このスローペースでの入りは悪くはなかった。完全にジョギングペースでウォームアップを延々やっている感じだったが、ペースメーカーの周囲に人が集まっていて抜くことはままならなかった。パワーで押し切って抜くことはできそうだったが、後が怖いので自重して最初の5kmを過ごした。

 折り返しすぐの給水ポイントで少し密度が下がったので、6km くらいの所でペースメーカーの前に出た。そこから心拍表示で150bpmを超えないギリギリまでペースを上げた(多分6分ジャストくらい)。しかし、快適に走っていたら先にスタートした集団に追いついた。そこからまた渋滞。ここも5kmくらいかかってペースメーカーを抜いて真空地帯になったが、その先には最初にスタートした集団が固まっていた。この辺りから日差しが強くなってきてペースをセーブしなければならなかった。集団の後ろでペースを落とし、給水ポイントで抜く(給水ポイントではキツイひとが立ち止まって水を飲むので集団の前に出られる)のを繰り返して、完全に渋滞がなくなったのは18kmくらいだったと思う(GARMINのログでペースが上がっている)。

 とはいうものの、その時点で13時頃と一番気温が高い時間帯になり、下手にペースを上げるとオーバーヒートで足が止まる可能性がある。青野ダムの悪夢が脳裏をよぎる。とにかく、6分前後150bpmをキープして最後の折り返し(25km)までそれほど辛くない状態で到達できた。25km の給水を過ぎたところからハムストリングスと大臀筋を動員してペースを上げた。ハムストリングスと大臀筋を使うと心拍が155bpmまで上がる。ペースは多分 5分45秒くらい。右のふくらはぎにかなり疲れがたまっていたのとそれ以上心拍が上がると持たないと思ったので 5分30秒までは上げられなかった。

 なんとか、最後まで5分50秒を切るペースを維持してゴールできたが、最後の2kmくらいはゴールが待ち遠しかった。

タイム

大阪30km 結果 速報はもらえなかったので正確なタイムは後日になる。garmin のログでは3時間1分だった。予想以上に後半で取り戻せた。走ってる最中は心拍とペースしか表示してないのでタイムがどうかは全く分からなくて、3時間10分くらいかなと思っていた。

 ゴールが 3:05:22 でスタートまでに 4:22 かかっているから 3:01:00 。速報値ということになってるが、これが変わるのは見たことがない。だって、他で検証してないから変更する根拠がないww

給水

 今日は混んでいても、歩いてでも毎回給水した。途中からは、水をモモと両腕にかけるようにした。これは正解だって。2.5km毎に給水があったのだが、その間に乾くくらいの気温だった。最初10kmくらいのときにちょっとだけ試したのだが、気持ちいいので後半は水のコップを3つもらって片足ずつかけ、残りは腕にかけた。その上でスポーツドリンクを飲んでコップをまとめてダンボールに投げ入れる。寒い季節には不要だが、来週の舞鶴では必要になるだろう。

コース・運営

 コースについては、真っ平らな河川敷で、舗装も比較的マシな方だった。武庫川よりよっぽど走りやすい。道幅が3mくらいしかない場所があってペースメーカーの引き連れる集団が通りかかると渋滞して歩かなければならなかった。距離としては15mくらいなので大きく遅れることはないが、ギリギリで走ってる人だと再加速が辛いかもしれない。

 このイベントはフルマラソン前の前哨戦的なコンセプトなので、背中のゼッケンには目標とする大会がプリントされている。(申し込み時に入力)。
土地柄、神戸、大阪、奈良、おかやまが多かったが、福知山も3人見た。

 イベントの運営は手慣れていて停滞することはなかった。なんか、開始前の開会式みたいなので、ミスユニバース大阪とかの美人が紹介されていた。何人かは走られていたらしいが、要るかなぁ?

補給

 スポンサーとして味の素がついていて、アミノバイタルが配られた。入り口でパーフェクトエネルギーとアミノショットが渡され、パーフェクトエネルギーは走る前に飲んで、アミノショットは走行中にという説明がされた。自分はパーフェクトエネルギーを走行前30分くらいに飲んで、アミノショットはベストに入れて10kmくらいで飲んだ。その後20km地点で再度パーフェクトエネルギーが配られた。重くてかさばるパーフェクトエネルギーを終盤で渡してくれるのは助かる。これを一本飲めば給水をパスできる。さらに、ゴール後にアミノバイタルGOLDというペットボトルと顆粒のアミノバイタルGOLDを一本くれた。自分は、顆粒をプロテインと一緒にアミノバイタルに溶いてゴール後に飲んだ。感謝!

 運営の用意した補給食も充実していて、スポーツドリンク(当然アミノバイタル)やコーラ、オレンジジュース、ミックスジュース、みかん、おにぎり、バナナなどが無料で振る舞われていた。自分はスタート前にスポーツドリンクを、ゴール後におにぎりと飲み物をもらった。家から持ってこなくていいので助かる。

 朝食は安定の冷凍スパゲッティとりんご。会場に入ってすぐ(10時頃)にメロンパンを一個食べた。走行中は上に書いたとおりだ。これで、全然エネルギー切れにならずに済んだ。しかし、パーフェクトエネルギーを残り10kmとかで摂るというのは他のレースでは無理だ。自分で180gのジェルを運ぶのも難しいだろう。アミノショットかスポーツようかん+のような小さなものをもっとたくさん持つほうがいいか。朝食とレース後はこれでいい。これだけ食べれば、レース後も腹一杯で寄り道して何か食べようという気にならないwww 久しぶりの大阪だし、帰りのバスの乗り場はなんばのOCATだし、時間もあるし、何か食べたい気持ちはあったが満腹で食べる気が起きなかった。

反省

 荷物を預けるときにアイウェアとリストバンドを出すのを忘れていたこと。

 テーピングのテープの長さを間違えていて思っていたより短かったこと。6ブロック必要。

その他

 前半はジョギングだったので音楽を聴きながら周りの人のシューズやウェアを見ながら走った。on の人が2人いたが newton はいなかった。NIKE の Breaking 2 で使われていたアイスブルーのシューズを履いている人もいたが、どのモデルかはわからなかった。4時間より速い組には 4% がいっぱいいたかもしれない。

 今日は newton gravitas を試してみた。アクチュエーターラグに乗っていれば心拍 140bpm、6:20/km で巡航できる。その気になればスピードも出せるが、その時のアキレス腱への負担は大きい気がする。フルでも使えるだろうが、Adidas Boston boost のほうが安心な気がする。次の赤レンガでは Japan boost を試そう。

朝、バス停で iPhone を手にしたら、データ通信が切れていた。最近、SIM を JELLY に入れていたし、自宅では Wi-Fi でつながっているので、全く気づかなかった。家に帰ってプロファイルを再インストールしたら、LTE でデータが落ちてきた。

 初めての所に行くのにネットが使えないのは不安だったが、今日の会場はわかりやすい所だったからパニックにならずに済んだ。こういうイベントの場合、最寄り駅に行けば同じ空気の人がいるのでその流れに乗れば無問題。困ったのは、御堂筋線なんば駅から OCAT への乗り換えだった。近距離用メガネだと表示が読みづらい。時間に余裕があったから焦らずにすんだが、そうでなかったらと思うとゾッとする。

 今日は、悩み抜いた挙句、iPod shuffle 2G に有線ヘッドフォンで走った。気温が高くて、汗で本田圭佑プロデュースのワイヤレスヘッドホンが壊れそうだったから。また、データ通信のできない iPhone 8 を持ち歩くのも重いだけだ。

 こういうときに最後の砦になるのが iPod shuffle G2 だ。トラブルということが一切ない。最近、ジャックの接触不良があるが、物理的な摩耗だからしょうがない。

 走行中、右耳のユニットが汗でずれて困った。何回もタオルでユニットと耳を拭いて入れ直さなければならなかった。今日はスピードが遅かったのでそんな余裕もあったが、他の大会では無理だろう。もう諦めたほうがいいのか・・・会場でヘッドセットをしている人を見ていたら、メガネを掛けていても耳掛け式のヘッドセットを使っている人が多かった。あれでいいなら選択肢は広がると思った。

「トレーニングログ 2017/10/01 大阪30km 3時間1分」への3件のフィードバック

  1. ナイスランです!お疲れさまでした。
    30kmシリーズ、収穫が多そうでイイですね!
    1人で走るより効果的な練習が出来ますね。
    こうなったら僕も1/7の千葉30kmに申し込みます^ ^

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