「反発力」にこだわるのがヲタ

 活かせもしないのに「反発力」という言葉に反応してしまう。「フォームの厚方向での復元による反発力は走行には影響しない。が、屈曲状態からの復元による反発の可能性はある。ただし、それを活かせるかどうかは走り方による」というのが自分なりの結論だ(シューズの反発力って・・、 天邪鬼ランナーの疑問 反発力の正体?)。そして、「この靴は反発力が高いので、押し出されるようだ」というのはプラシーボ効果だろうと疑っている。

 とはいうものの、NIKE の bleaking 2 ではカーボン板をバネとして使ったシューズが開発された。残念ながらそのシューズを手にする機会はないのでどのような屈曲に対する反発力か試せないが、プロジェクトの検証により有効性が確認されたのだろう。

 とりあえず、手持ちのランニングシューズで「反発力」を計測してみた。同じ力で押さえつけたときに反発力の強いものほど曲がりにくいだろうという考え方だ。秤の上限が2kgなので、約1.5kg で試した。右手で押さえて左手で iPhone で写真を撮ったので、角度や強さは大体だが、はっきりと違いが出た。

 MIZUNO Be や NIKE FREE 4.0 はコンセプトからいって全く反発力はない。Reebok zprint 3D はランニング用と銘打っているが、全く反発力はない。独特なコンセプトだ。ランニング用のシューズはある程度の抵抗がある。New Balance VAZEE RUSH < Adidas boston boost < Adidas Japan boost の順に曲がりが少なくなっている。手応えでもはっきり分かる。Japan boost を曲げるためには2kgでは無理だった。  ランニング用に特化したモデルほど「曲がりにくい」ことがわかった。しかし、たった 1.5kg でこれだけ屈曲する程度の反発力で 50kg 以上ある人体を送り出す足しになるだろうか。走り方のせいかもしれないが、Boston boost を履いても NIKE FREE を履いても速く走るという意味では差はない。
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「「反発力」にこだわるのがヲタ」への4件のフィードバック

  1. 貧血を起こすほど走ってないと思うんですが、献血の記録を見たら、見事に下降線をたどってましたorz…

    とりあえず、鉄を飲んで様子を見ます。逆に考えれば、これを克服できればVO2maxが上がるかもwww

  2. panheadさんがお持ちのシューズを比較されてて、とても面白かったです。
    ランニングシューズの反発力とクッション性はユーザーの脚がどれだけのレベルなのか?というのと、フィーリングというか好みですよね^ ^
    僕はアディゼロジャパンを履くと、自然に脚が前に出る感覚を得られるので、すごく好きなシューズです。

    1. ありがとうございます。

      計測すると違いがはっきりしますね。Boston と Japan は手で持ってもあまり違いが分かりませんが、測ってみるとちゃんと差がある。

      故障が恐いのでJapanはまだ履いてません。が、10月のハーフにはJapanで出たいので、そろそろ慣らしに入ったほうがいいんですが。

      献血のときに赤血球が不足してたので、ちょっと恐いかなと思ってて(^^;

      1. マラソンで赤血球が破壊されるって聞いたことあります^^;そういう場合、やはりクッション性の高いものの方が良いんですね〜^ ^

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