ロボット、AI、先進医療の近未来を体験――1970年から2025年、大阪万博は社会変革の先を見せられるか(第3回)
1970年に開催された「日本万国博覧会(EXPO’70)」、通称「大阪万博」は、時代を拓く技術の祭典として、日本を熱狂の渦に巻き込んだ。そして今、2025年に再び大阪で万博を開催する取り組みが始まっている。
万国博覧会というものが既にオワコンだとは思う。万国博覧会は20世紀初頭で、世界中の情報を得られなかった時代に、各国が情報を持ち寄って紹介するために始まったのだろう。その役割は交通網の発達とインターネットによって終わった。
が、万博を待つまでもなく、既にサービスは現実のものとなっている。このサービスとヘルスケアサービスやIoTデバイスと結びつければもっと大きなビジネスにつながるだろう。それについては別のエントリに書く。
バーチャルナースが退院後の患者の病状を確認―、Sense.lyが800万ドルを調達 | TechCrunch Japan
サンフランシスコ発のスタートアップSense.lyは、さまざまな病状に悩む患者や病院のためのプロダクトとして、バーチャルナースを開発している。このプロダクトを利用することで、内科医は退院した患者とも連絡を取り続けることができ、再入院の可能性を低減させることができる。CEO兼ファウンダーのAdam Odesskyは、同社のプラットフォームを「人の健康状態に関する重要なサインを読み取ることができる、WhatsappとSiriの掛け合わせ」のようなものだと説明する。
まず患者サイドから見てみると、ユーザーはSense.lyのナースアバターが行う5分間の「チェックイン」を通して、毎日もしくは2、3日に1回、自分の健康状態をスマートフォンに記録するようになっている。ナースの質問には声で答えるだけでよく、文字を打つ必要はない。また、ユーザーが入力した情報は、医療機関の担当者のみが見られるカルテに記録される。レポートにはそれ以外にも、ユーザーが日常的に利用しているさまざまな医療機器やウェアラブルデバイス、その他のインターネットに接続された機器からSense.lyが引っ張ってきた情報も含まれている。